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私は尿酸値が高く、これまで「ザイロリック」を近所の主治医の処方箋で服用していましたが、費用も掛かるので、今回はジェネリックでの処方をお願いしました。ジェネリックだと医者の診断が必要とのことで、血圧測定と問診だけで1200円以上取られました。
主治医からは最初「この薬はジェネリックはないよ・・」と言われましたが、念のため持っていたHP http//www.generic.gr.jpを示したところ、しばらく沈黙後、在庫があるか確認するとのことで診察は終わりました。途中、「僕はジェネリックでもどちらでも良いんだけどね~」と数回言われて、かえって??と思いました。その後処方箋を持って隣の調剤薬局に行きましたが、そこでも「安いのが良いんですよね」と何度も言われ、待たされた挙句、在庫がないので2~3日待ってくれと言われ帰ってきました。
ジェネリック薬品は医者・調剤薬局にとってやはり儲からない(扱いたくない)ものなのでしょうか?
何だか、踏み込んではならない領域に入ってしまったようで・・どなたか詳しい方ご教授願います。

A 回答 (7件)

@薬剤師です


質問者さんがジェネリックをご希望になるのは判らなくも無いのですが以下のような現実が在ります。
ある県の薬剤師会が公開しているその県の保険薬局(保険調剤が出来る薬局)の在庫薬品のデータベースがあるのですが調べてみました。
ザイロリックには26種類のジェネリックが存在しますが最多在庫が在る薬品で63店、9銘柄は在庫無しでした。質問者さんが書かれているアロチームは23店で在庫が在りました。

他の方が書かれている様に包装単位が大きい物が物が多く簡単に在庫できる物ではありません。最近はジェネリック大手の会社が小包装を作り始めていますが、流通は今一です。

アメリカ等ではジェネリックの品質保持や製品情報等を事細かに公開していますが、国内ではまだその域までは達していない物が多いのも現実です。

添付文書(製品情報が書かれていて医師、薬剤師はこの文書を見て色々な判断をします)にしても、先発メーカーの物をそのままコピーしたような物さえあります。

確かに内容は同じ物ですから、似た様になるのはしょうがない事ですが、体内に入り血中濃度がどの程度でどの位に成るのかとか、溶けるスピード等の情報まで同じとは考えにくい物です。

更に何か在った場合、メーカーに問い合わせをしようとしても、担当者が県内に一人もいないということさえあります。
勿論努力しているメーカーも在るのも現実です。

色々な条件が国内ではまだ十分に整っていない事が、ジェネリックを
安心して使う状況になっていない事もご承知下さい。

ただNO.1の方が書かれている様なリベートが存在するなんて事は現実にまだ在るのでしょうか?業界にいる者としては????です
メーカーから問屋へのリベートは存在します。しかしそれは今問屋の重要な収入源なのです。

薬価(国が決めた公定価格)が在り、皆さんが診療後処方される薬品は薬価により計算しますが、現在の仕入れ価格はこの薬価と同じか逆ザヤと言って、薬価より高くなる物さえあります。

メーカーー>問屋ーー>医療機関までの間を薬が流通する場合は消費税が付きます。しかし患者さんへ渡る時には非課税です。最小包装が100錠で薬価が980円消費税が5%で49円で合計1029円の薬があるとして、患者さんへお渡しする時には1錠9.8円で計算します。
この様な場合問屋にお願いして何とか薬価で納品してもらいます。その際の消費税分は問屋さんがかぶります。

問屋さんが利益を吐き出す形になり、これらをメーカーのリベートで穴埋めしている状況だそうです。
とても病院や薬局がりべート云々でジェネリックの採用に躊躇している原因にはならないと思います。

私が一患者で処方してもらう場合、循環器系や腎臓、肝臓に関係する疾患の場合はメーカー品を希望するし、その他の物に対しては飲んでみて判断して処方してもらおうと思います
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この回答へのお礼

大変丁寧なご回答ありがとうございました。ジェネリックについての知識がとても深まりました。
今回はちょっと安直だったかなと反省しております。
自分なりにもう少し勉強してみます。

お礼日時:2006/03/05 19:18

一医師です。

もう、回答は出尽くしてきている感はありますが、私も一言。ジェネリックに関しては、たとえ薬効成分が同じでも吸収率や吸収スピード、体内での半減期などの動態が不確かという印象を私は持っています。MRさんのサポート体制も悪いですし(以前新潟県糸魚川市で副作用報告をしたときは、MRさんが山形から半日もかけて来訪されました)。それと院外薬局さんがkikochanさんの希望される薬剤を持っているかどうかという問題もあります。例えばお菓子屋やスーパーにクッキーを買いに行けば、森○製菓やブ○ボンのものはまず置いてあるでしょうが、Mr.イト○やフルタフー○のクッキーは在庫がなかったりするようなものです。私は日常、この薬も併用しておいた方がいいかな、と思うようなものではジェネリックを処方することもありますが、kikochanさんのような場合は、それ自体がメインの治療薬になりますので、そういう場合はジェネリックを使うのは???という感じです。おそらく主治医の先生もその辺のことをお考えなんだと思います。以上、思いついたまま書きました。
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この回答へのお礼

大変丁寧なご回答ありがとうございました。ジェネリックについての知識がとても深まりました。
今回はちょっと安直だったかなと反省しております。
自分なりにもう少し勉強してみます。

お礼日時:2006/03/05 19:19

以前医薬品の卸の会社に、その後病院に勤めておりました。

一昔前からジェネリック薬品はありましたが、「ゾロ品」と呼ばれておりました。意味は、あとからゾロゾロと出てくる商品と言う意味で、そういう薬を使うこと=意識の低い医師・病院といったような感じで捉えられておりました。大手メーカーの商品は薬価が高いので、いかに安く仕入れるかで薬価との差が出ます。それが、病院の儲けになります。(大手製薬メーカーと医師ないしは病院・薬局などの癒着があるからと思われます。)近年の状況はわかりませんが、以前は大手メーカーから沢山買えば、色々な面で沢山の援助が病院としても、個人としてもあったので、医師としてはそういう商品を使うことはおいしい事です。病院などに行くと、薬の名前が入ったティッシュやボールペン子供達に渡すシールなど、全てその商品を買っているから又は買って欲しいからもらえるのです。なければ、持ってきてもらう位、病院はタカビーです。病院で働いている時、ティッシュや文具はほとんど買ったことがありませんでした。
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この回答へのお礼

大手製薬メーカーと医師ないしは病院・薬局などの関係はどの業界でも同じだと思いますが、微妙なものですね。勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/03/05 18:58

バックマージン、そんなものは無いです。


ただし、ザイロリックのほうが患者さん用の副作用の注意書き、食事・運動療法などの指導箋など、そういった資材がメーカーに請求できたりするのでいいですね。(後発品はそんなものは無い)

何を嫌うかといえば、品質のばらつき、供給安定性、後発品卸の体制(現に2~3日かかってますね。ザイロリックなら即日入手できます。)、在庫が増える・損失が出る可能性(千錠包装なら、質問者さん一人しか使わないならば、3年後でも今回発注した薬を使いつづける)。

決して医師にとっても調剤薬局にとっても損ということはないですが、ある程度まとまった人数でないと在庫が嵩む一方というのはデメリットですね。

ちなみに、点数計算では1日1錠で、同じ用法のほかの薬が出ていなければ、その後発品は10円/日、ザイロリックは30円/日です。
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この回答へのお礼

リベートは一昔前の話ですかね・・・
もう少しジェネリックが使いやすい体制整備が必要と感じました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/03/05 18:55

こんばんは、



#2さんの回答は一昔前の状況です。

確かに同じ有効成分が同じ量入っているジェネリック薬でも「効果に差がある」と言う医師は少なくありません。
これは一種のプラシーボ効果であると思われますが…

多くの医師が未だに一昔前の概念でジェネリックを評価しています。
そのため、プライドが許さないという一面もあります。

また、最近5000錠などの過剰包装は少なくなってきていますが、それがたとえ100錠でもあなた一人では3ヶ月以上も在庫を持たなくてはなりません。
これが全てのくすり(あなた以外)にチョコチョコあると莫大な在庫量になります。
薬だけでなく、全ての流通業が在庫をできるだけ少なくして利益を生み出しているのは世の流れです。
これが「アロチーム」を10人…いや5人でも使ってくれればいいんですけど
未だその水準には達していません。

それと一調剤薬局には全くリベートやバックマージンは入ってきません。
メーカーと問屋間にはありますが、それも昨今縮小傾向です。
それどころか、薬局は薬価の85~90%(税不含)で薬剤を買っています。

薬局サイドから言わせていただければ、販売価格も低いが仕入れ値も低い(利益が高いわけではない)ジェネリックの方がいくらかましです。

要は、医師のプライドや前時代的価値観がジェネリックの販売拡大を邪魔しているのです。
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この回答へのお礼

リベートは一昔前の話ですかね・・・
もう少しジェネリックが使いやすい体制整備が必要と感じました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/03/05 18:54

以前、製薬会社で新薬の探索研究をしていたことがありますので、ある程度しかわからないのですが、ジェネリック製品は、取引できる最小単位がかなり大きいものが多いです。



たとえば、抗生物質なら、メジャーなものは100錠が最小単位ですが、ジェネリックだと5000錠とかです。多く利用する薬局や病院ではそれなりに在庫をできるのですが、小さなところで個別に在庫しておくことは無理なので、複数の薬局で倉庫に保管し必要量だけ買い取ることにしたりしているみたいです。

または、ゼロ売りといって元は5000錠や10000錠の単位をシート単位や100錠とかのばら売りしてくれる問屋もあります。しかし、その場合には2割から5割増の金額を支払うので、保険診療で対応するには赤字になります。

全体で医薬品の10%程度の使用しかないみたいですので、販売しているメーカーも儲けが少ないしそれほど宣伝もしませんので薬価が安いからたくさん売れて儲かるというものではないので、大病院で無い限り効果がないかも知れません。

私は、メーカーにより同じ薬でも下痢したり効果が十分に発揮できないものがあるのを知っているのでジェネリックはほとんど使用しません。でも、同じ薬価で効果が同じで仕入れが安いというなら、先発メーカーにこだわるつもりがありませんので、メーカーが少数販売をしてくれ、安定した供給をし、不良品がなければ採用します。

薬の卸が合併を繰り返し、在庫を調整し、安定した供給努力をしているなかで、あまり売れないジェネリックは購入してから期限も短いし、数は多いで取り扱いしたくない薬局の考えも何となく理解できます。

これが生鮮食品で期限ギリギリで半額で購入できてもそれを1ヵ月後に食べる予定ならあなたはまとめ買いをするのでしょうか。私なら、少し高めでも期限内に食べることが可能なだけ買い、捨てる損失を減らし、おいしく食べたいタイプです。レタス1つなら購入しますが、20個も安くてもまとめ買いはしたくない、これと似ているのかも知れません。

薬局で働いているのではなく、薬を処方したり使っている立場ですので、薬局のことはよくはわからないのですが、それほど外れた回答ではないと思います。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。
ちょと安易に考えていたかなと、反省もしています。
自分なりにもう少し勉強してみます。ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/05 18:52

詳細は不明ですが、いろいろバックマージンが絡んでいると思います。



製薬会社
 ↓リベート
薬局
 ↓
リベート

さて、ザイロックですが、そんな高くないはずですが?1日1錠ですよね。
健康保険に入っていますか?
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この回答へのお礼

やはりバックマージンが絡んでますよね・・
健康保険は当然入ってますが、薬価を調べると「ザイロリック」32.3円、ジェネリック(アロチーム等)6.4円となっていたので、少しでも節約できればと軽い気持ちで相談したつもりなのですが・・言ってはいけないことを言ってしまった様な気分になりました。

お礼日時:2006/03/04 23:01

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