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パレスチナでハマスが単独組閣することになりましたが

<単独内閣で国際圧力必至-ハマス>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060320-00000 …

だったり

<イスラエル軍、PFLP議長を拘束 パレスチナ刑務所包囲>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060315-00000 …

だったり兵糧攻めの格好で難しい局面に立たされています。ここで注目したいのは長年イスラエルと対立しているレバノンのシーア派組織ヒズボラです。ヒズボラはイランと関係が深いので、ハマスとヒズボラが接触すればイランの支援が受けられるし、イラン自体パレスチナを支援する立場です。そこで質問です。

1)ヒズボラはハマスを助ける行動に出るか?

2)イランはヒズボラを利用してパレスチナ政局を揺さぶる行動に出るか?

3)イスラエルはヒズボラ経由のイランのパレスチナ関与を警戒しているか?

以上の点、よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

ハマスとヒズボラが共同歩調をとることは考えられません。


ハマスは、スンニ派のムスリム同胞団を元に設立された、パレスチナ人の保障組織であり、純粋なシーア派テロ組織であるヒズボラとは、全く異なった組織です。
ハマスとヒズボラが手を組めるのであれば、イラクのスンニ派とシーア派の対立などありえません。

また勘違いされているようですが、ハマス自体はテロ組織ではありません。
基本は、イスラエルにより家を壊された人や親族を殺されたり負傷させられた人を支援する組織です。
ハマスに支援を受けた人が、反イスラエル行動を取る事ために、それも支援の一環となっているにすぎません。

またレバノンでは、現在治安維持にあたっていたシリアの撤退で、混乱状況にあります。
スンニ派とシーア派、キリスト教マロン派の3つ巴の対立環境にあって、ヒズボラがイスラエルに直接手を出す事は、レバノンでのシーア派の地位を失う事になります。
レバノンのシーア派も、イランの支援する12イマーム派ばかりでなく、対立するイスマイール派やドルーズ派、アラウィー派などが有り、シーア派としても一本化ができていません。

レバノンの宗教の割合は、
キリスト教徒(マロン派、カトリック、正教会、ヤコブ派など)38%
シーア派 (12イマーム派、イスマイール派、ド゛ルーズ派、アラウィー派など)34%
スンニ派(ファナフィー派、シャーフィイー派など)21%
となっています。

ヒズボラの攻撃の的となるのは、イスラエルの支援を受けるマロン派キリスト教徒となるはずです。

イスラエルは、マロン派キリスト教徒を使って、レバノンからのイスラムの影響を阻止しているともいえます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。私もハマスが単なるテロ組織だと認識しているわけじゃないのです。パレスティナの民衆のために病院や学校を作ったり社会保障の運動をしている組織だということは存じ上げています。ヒズボラにしても同様の組織はあるようです。どちらにしろ参考になるご説明ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/21 15:50

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