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宇宙は真空、無重力、放射線と多種の地上とはさまざまに異なる環境です。そのような環境に対応するスペースシャトルや人工衛星などは地上の飛行機や一般建設物とどのような違いが必要なのでしょうか?耐熱や圧力などの面からも知りたいと思います。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

環境対策も重要ですが,打上コストも大きな要素となります.



構造で言えば,例えば宇宙ステーションの与圧部(人が活動する部分)は,
全長対壁厚で言えば,アルミ缶より薄いものとなっています.
これは打上時の重量を極限まで軽減するためです.

このような構造で,過酷な宇宙環境のみならず,内部の与圧に耐え,
打上時の振動・衝撃に耐え,更に安全率を取ると言う,
ぎりぎりではあるがそれでも十分だと言える大変高度な設計が為されています.

このような薄い構造ですから,特に放射線と熱に対する対策が重要です.

熱については,ラジエータを用いて,排熱部から輻射冷却することで
強烈な太陽光による加熱分を排出しています.

放射線については,許容範囲に収まる程度に活動が制限されていますが,
太陽フレアなどが起こった場合には避難場所に篭もることで対応しています.
避難場所は,特に厳重に放射線対策が施されています.

また,このような薄い壁ですから,デブリが衝突すると簡単に穴が開くことが懸念されます.
そこでデブリがあたっても貫通しないように,二重三重構造にするとか,
デブリのエネルギーを吸収してしまう材料とかを用いています.
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この回答へのお礼

デブリのことなどはまったく考えていませんでした。いろいろ教えていただきありがとうございました。

お礼日時:2006/05/05 18:37

例えばスペースシャトルだと, 大気圏に突入するときに高熱を発するため耐熱タイルが張られています.


あと, 惑星探査機だと保温とエネルギー供給の両方を兼ねて原子力電池を使った例があります.
人工衛星では日光が当たるときと当たらないときで温度が全然違うので, そのための対策が必要だったような.
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この回答へのお礼

日光による熱の変化がそれほどおおきいとは知りませんでした。お答えしていただいてありがとうございました。

お礼日時:2006/05/05 18:39

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