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何度か関連するお尋ねをしていますが、改めて地理学における「北極圏」という語の定義についてお尋ねいたします。

日本語の「北極圏」について
(1)
広辞苑で引いてみると、
(a) 北緯66度33分地点を連ねた線
(b) それより北の地域の総称
となっていました。私自身も含めて「北極圏」は日常的にはこの(b)の意味で用いられている、と理解しています。

(2)
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』は「北極圏(ほっきょくけん、英: the Arctic Circle)とは、北極点を中心とした高緯度地域。一般には北緯66度33分以北(夏に白夜になることがある地域)を指す」としています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%A5%B5% …
つまり、上述の(b)ということのようです。

(3)
このカテでかつて別の観点から伺った質問に対する回答でも、厳密には定義されていないものの、上述の(b)の意味であるとの旨の回答を寄せていただいています。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2191421
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2155466

(4)
今日はじめて私自身で専門的な辞典を見ることができました。『地理学辞典』(日本地誌研究所 二宮書店)には「北極圏」は見出し語にありませんでしたが、『最新地理小辞典』(三訂版、二宮書店、H9年)と『改定新版地名・地理辞典』(数研出版、昭和62年)を見てわかったことは「北極圏」が(a)の意味しか載せておらず、(b)についてはまったく触れられていなかったことです。

質問です。
上の(4)でわかったこと、つまり少なくとも「地理」を冠した2つの辞典に載せてある「北極圏」の定義(つまり、(b) 「北緯66度33分地点を連ねた線より北の地域の総称」
ではなく、(a) 「北緯66度33分地点を連ねた線」)は地理学上の定説と考えてよろしいですか?

A 回答 (3件)

#02です



>「圏」は日本ではArea、Zoneという意味を持つため、誤解するのではないでしょうか

ちょっと訂正します。

the Arctic Circleの概念が日本に入ったとき北極圏という訳語が割り当てられ、その「圏」が日本ではArea、Zoneという意味を持つため、本来の「円」と少し異なる「地域」という意味で定着したのではないでしょうか。

が適切でしょうね。少なくとも私は質問のb)の意味に理解していましたw
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北極圏は英語の the Arctic Circleの訳語です。



以下は英語のWeb版Encyclopediaからの抜粋ですが、

Arctic Circle, imaginary circle on the surface of the earth at 661/2°N latitude, i.e., 231/2° south of the North Pole. It marks the northernmost point at which the sun can be seen at the winter solstice (about Dec. 22) and the southernmost point of the northern polar regions at which the midnight sun is visible.

とあり、和訳すると

北極圏、661/2°N緯度の地球の表面の想像円、すなわち、北極の231/2°南。 それは太陽が冬至点(12月22日について)および白夜が目に見える北の極地方の最南ポイントで見ることができる最北ポイントを示す。

となります。

また別の説明(英語版Wikipedia)では
The Arctic Circle is one of the five major circles of latitude that mark maps of the Earth. This is the parallel of latitude that (in 2000) runs 66° 33' 39" north of the Equator. Everything north of this circle is known as the Arctic, and the zone just to the south of this circle is the Northern Temperate Zone.

北極圏は地球上の緯度の主要な5つの円の中の一つである。これは北緯66度33分39秒を通る平行な緯度に等しい。この円の北側は北極となり、この円のすぐ南は北の温帯である。

とあります。従って米国の地理では「北極圏=Line」、「その内側は北極(Arctic)」と解釈しているように思います。

「圏」は日本ではArea、Zoneという意味を持つため、誤解するのではないでしょうか
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この回答へのお礼

早速のご回答#2、#3をありがとうございます。

私のこの問題の発端は英語の “(the) Arctic Circle” の意味でした。ご指摘のとおり、明らかにこの語の意味は私の質問の(1)で挙げた『広辞苑』(第5版)の記述を用いるならば、その(a)であることに気づきました。しかし、やがてわが国の英和辞典の訳語が「北極圏」となっていることに今度は疑問が湧いてきました。というのは私の日常の語感から言うと「北極圏」は(b)の意味で用いているからです。このあたりのことは(http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2195625)をご覧ください。

歴史的にはきっと、“(the) Arctic Circle” を「北極圏」と和訳したのではありましょうが、今はあくまで日本語の「北極圏」の地理学上の意味を確かめたいというのが私の真意です。

その点で「the Arctic Circleの概念が日本に入ったとき北極圏という訳語が割り当てられ、その「圏」が日本ではArea、Zoneという意味を持つため、本来の「円」と少し異なる「地域」という意味で定着したのではないでしょうか」というご指摘がまさに現時点での私の憶測でもあります。

お礼日時:2006/06/05 21:06

北極圏北極圏」の定義の定義は、理論上 1年のうち1日以上太陽が上がらない(沈んだ状態)になる地域です



緯度を計算すと北緯66度33分地点となり
(1)の
北緯66度33分地点を連ねた線からそれより北の地域の総称です

(2)の
北極点を中心とした高緯度地域。一般には北緯66度33分以北(夏に白夜になることがある地域)
もそうです

私が書いたのを
1年のうち1日以上 1日中太陽が上がる北半球の地域です(白夜です)

すなわち定義を置き換えると
どれも正解で同じ意味です

したがって
北緯66度33分地点を連ねた線より北の地域の総称となります

北緯66度33分地点を連ねた線は、単なる北極圏の最南端の位置です
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この回答へのお礼

早速ご回答をありがとうございます。

私の質問の(1)で挙げた『広辞苑』(第5版)の記述を用いるならば、地理学においては「北極圏」の定義は(b)である、というご回答でした。

できれば、nrbさんの主張を裏づけ、(4)で私が挙げた「地理」をタイトルに冠する2つの辞典の記述を覆す何らかの根拠を挙げていただくわけにはいきませんか?

お礼日時:2006/06/05 20:37

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