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8月15日に小泉首相がモーニング姿で靖国参拝をしたと聞きましたが、そのモーニング姿って何ですか?まさかクールビズのような軽装とは考えにくいのですが

A 回答 (3件)

”モーニングコート姿”とは、西洋における男性用の朝昼間用の第一礼装一式を身に纏った姿のことを言います。

モーニングコート自体はフロックコートと呼ばれる19世紀の男性用の昼間の礼装服(日本では三笠宮寛仁親王殿下のみ着用)にルーツがあり、膝までの長さの裾がスクエアにカットされていたものを斜めにカットして 馬に乗りやすいデザインとしたものなのです。つまり、むしろフォーマルではなく、スポーティーなものとして誕生したのでした。日本の卒業式の校長先生が壇上に上る際のモーニングの後姿を思い出していただくと、背中に釦が横に二個並んでいたのを記憶されておられるかと思いますが、その釦も馬に乗る際にコートの裾をハショッテ背中に釦で止めていた、その名残りなのです。もしモーニングコートについての世界レベルの姿、着こなしを知りたいのであれば、例えばアメリカ東部の上流階級の結婚式の写真、少し古いですが、ケネディ大統領とジャクリーン夫人の結婚式のもの、また英国アスコット競馬場に集まる英国貴族のグレイ一色のモーニング姿の写真など とても参考となるでしょう。特にチャールス皇太子とダイアナ妃の結婚式では、妃の父君の先代スペンサー伯爵のグレイモーニングの着こなしが見事でした。先の卒業式の校長先生や、結婚式の仲人さんのモーニング姿を思い出していただくのがせいぜいでしょうか。いずれにしても、知識不足、場数不足で日本人のモーニングの着こなしのレベルは決して高いとは言えません。逆の立場で、羽織袴を作法通りきちんと着こなした西洋人と出鱈目に着た西洋人のどちらにみなさんは好意
をもつでしょうか。”モーニングコート”という名も英国貴族が午前中を主に乗馬の練習に充てていたことによりことをぜひ知っておいてください。モーニングコートの色は 日本では黒しかないと信じられていますが、実は欧米では、オックスフォードグレイと呼ばれる黒に近いグレイの方がむしろ一般的で、ヴェストも、上着と同じ黒ではなく、パールグレイと呼ばれるやや紫がかったグレイのものにグレイのストライプのスラックス(日本ではコールズボンと呼ばれている)を組み合わせます。靴は必ず黒の一文字の紐靴です。日本ではとりあえず黒の皮靴です。シャツは正式にはウイングカラーにアスコットタイをしてピンを刺します。日本ではほとんどが、普通の”ワイシャツ”にシルバーやグレーのタイを合わせています。そして最も大事なのが、グレーのディアスキンの手袋とグレイの正しいハットです。日本では 手袋を持ったり、帽子ハットを持ったり着用したりということはまずありません。(そもそもこうしたものは日本ではまず販売されていません。)おそらく来月見られることと思いますが、内閣組閣時の記念写真では昼夜を問わずほとんどの政治家がモーニングコートを身に付けますので、あまり彼らの格好は世界レベルでの参考とはなりませんが、現代の日本式の”モーニング姿”の参考には充分なるかと思います。蛇足ながら、日本ではモーニングコートは昼夜を問わず着られています。決して日本的には誤りとは言えないのかも知れませんが、出来れば夜の組閣の際には 戦前のように燕尾服を着用されたら良いのでは、と考えます。本来、イブニングの第一礼装である燕尾服こそ、昼間に着用しても良いものなのです。なぜならば、燕尾服は勲章を吊るすための服でもあるので、昼間の受勲の際にも最もふさわしいからです。この点については、今上天皇の結婚の儀の際の、昭和天皇と並んだ燕尾服着用の記念写真をご参考とされてください。
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黒無地の男性用の礼服のことです。

改まった場面でよく用いられます。今は、昼夜兼用で使うことが多いようです。すべての男性はこれを着用すると、心なしか、引き締まって見えますね。
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”男性の昼用礼服”の一種です。


参考URLで写真が見られますので、ご確認してみてください。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC% …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/15 12:46

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