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 大停電の件ですけど、300KV もの高圧に接触したクレーン
 や船やクレーンのOPたちが無事だった、ってことが不思
 議でなりません。作業船ごと真っ黒こげになっててもおか
 しくない状況だと思うのですが、あの高圧電流はどこへ
 行ったのでしょうか?

 

A 回答 (8件)

お呼ばれしたのかな?m(__)m


>運が良かった・・・そりゃ絶対そうだと思います。

まず木造船じゃなかった事、これは非常にポイント高いんじゃないかな。
木造船に落雷した場合は燃え上がるだけでなく、船体が破断して真っ二つになる事もあるようです。
クレーンを上げた状態で船体破断が起きれば当然、支えきれず転覆し、高いクレーンが振り下ろされた先で何が起きるか判ったものじゃありません。
船の人も放り出されて電撃を受けなくても危険な状態になったでしょう。

あと、雷でもそうですが、こういった事故電流でも、側撃雷みたいに、すぐそばにある(人なども含めて)導体にスパークする事があります。No4 さんのお話ですね。
アームからそういう距離に人がいなかったのはおそらく間違えないでしょう、これも天佑ですよね。

あとは、ちょっと視野が違いますけど、報道によれば、切った300KVの江東線は、その先で電圧を下げた後は、水力発電から供給される環状線網に接続されており、このルートのおかげで復旧はわずか3時間で済んだそうです。

切った電線が良かったなんてのは無茶だとは思いますが、これも幸運のうちじゃないかな?
さもなくば、ニューヨークの大停電みたいになる可能性があったし、何より丸々一日停電になってたはずです。
3時間で復旧というのは、やっぱりすごいことだと思います。
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この回答へのお礼

>運が良かった・・・そりゃ絶対そうだと思います
やっぱそうでしょうね。

都心に向かってループを組んでるのは当然ですが、(因みに霞ヶ関近辺では6ルートから供給されてるそうです・・・国家機密かな?・・・ハハ)逆に3時間も・・って感じてます。東電さん、制御はどうなってんの? これも知りたくなった。

 話が代わって、本来水は電気を通さないはずだけど・・No.1・・

お礼日時:2006/08/18 11:05

停電のメカニズム



段々と質問の趣旨から離れているようで、離れついでに?

★送電線には現在22KV~1000KVまでが有ります。
★標準的な電圧は22・33・66・77・154・275・500・1000KVです。
★電気設備技術基準の解釈では8KV以上を特別高圧と言います。
又180KV以上を超高圧と表します。
今回は275KVでしたね。

★送電線に接近するには、安全距離・危険距離・閃絡距離があります。
★送電部門を離れて10数年詳しい数値は忘却の彼方?ですが、安全距離は4.64m以上 危険距離は安全距離の1/2? 閃絡距離は1.?m所謂放電・地絡・感電です。
★この閃楽距離は気象条件(湿度・雨天等)で変化します。

★クレーンのブームが送電線の危険距離以内に接近するとコロナ放電?がジー(人だと毛の全てが逆立つ)と言う音が段々と大きくなる(今回は台船から15m程度離れていたので聞こえたか?どうかは、閃絡距離に入れば放電開始(地絡・雷と同様大音響)です。

★送電端側の変電所で地絡故障電流継電器・再閉路装置(5~10サイクル程度/0.08秒から0.16秒程度)が動作、電流を遮断し、再送電します。
今回この段階で停電開始
★一般的に雷の故障電流(碍子連で発生)はこの段階で閃絡が完了、再送電(再閉路と言う)を開始(この場合瞬時停電で供給支障無し)します。
★今回は再送電したがブームが既に電線に接触、再閉路失敗。
★1分後強行送電。
この時に報道に拠る、大音響とスパークが見聞されたものと推認される。
★変電所で故障点表示器(ロケータ)が変電所から故障点の距離(電線実長)を測定(誤差10m?程度)する。
★強行送電失敗に因り変電所又は制御所員がロケータのデータを給電所に報告、給電所は送電線管理部門にデータ内容を通知(事故内容に因り情報提供か・事故巡視指示)する・給電所は大規模停電の発生を知り関係各所に通知・報告すると共に系統切替に拠る停電復旧に着手、各変電所等に要綱・マニュアルに基づき復旧指示
★送電部門は線路台帳(水平距離)により変電所からの距離を計算して事故点を推定(電線の弛み・斜め距離を考慮して)、調査を開始。

と言う事ですのでタイムラグは必然的に発生します。
大規模停電に至った原因はもう一つあります、電圧低下に因る低電圧継電器の動作・電圧低下に因る故障電流増加の過電流継電器の動作です。

未だ未だ続きますがこの辺で

質問の答えは地絡電流継電器動作ですので地球(アースと言う)に流れたのです。
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お礼に面白い記述がありました。


>本来水は電気を通さないはず・・・

これ、よく化学のとんちクイズみたいな所でネタになるやつです。

本当に純粋な水は、確かに電気を通さないのですが、ごくわずかでもイオンが存在するとたちまち電気が通るようになります。

有名な実験で、半導体製造で使われる超純水をビーカーに流しっぱなしにして、その中に蛍光灯(電子制御基盤&電池付き)を放り込み、点灯させる実験がありますが、この実験は蒸留水程度でも純度が不足なのです。

空気中の二酸化炭素が溶けて炭酸イオンになり、電気を通してしまいます。
蒸留限外ろ過再蒸留脱イオン水という超高純度水でないと観察できません。
#短時間でよければ脱イオン水レベルでも可能です。

そして、この実験では、流しっぱなしの水を止めるだけで一分以内に蛍光灯はショートして消えちゃいますし、流水でも指を突っ込むだけで消えちゃいます。

川にはこんな超高純度水は流れてません。
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4番さんと大体、同じなんですが、



車に、雷が落ち、雷電流がながれても、感電しない・・・らしいですよね。

なので、船。クレーンの導体。鉄などの流れやすい部分のほうに流れたんだと思います。

あとは、地絡継電器も、瞬時に作動しますね。たぶん。

でも、理屈では、そうはいっても、無事なのが・・・不思議です。(^^;
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275KVですから、接触する前に地絡継電器が動作して電源を遮断しています



想像ですが、クレーンのブームが2m程度に近づいたときに地絡電流が流れ0.0何秒で遮断しています
ブームの移動速度は1m/秒程度なので接触した時には完全に遮断されていたものと思います

が ブームにもかなりの損傷があるはずです
いくら水上とはいえ、人身事故が無かったのは僥倖としか言いようが無いでしょう

短絡電流が流れる場合、スズメが高圧線で感電しないのと同じ様にはなりません、導体上でもかなりの電位差が発生します
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この回答へのお礼

 
  なるほど、接触する前に空中放電があって、地絡継電器で遮断されてたって訳ですね。
 
  電流は金属内ではなくて、表面を流れるはずですので、
  ほんと運がよかったとしか言い様がないと思ってます。

   ありがとうございます。



  

お礼日時:2006/08/15 21:40

こんにちは。


>水に流れた・・・のは確かですが、その途中のお話ですよね。

この船は本体は金属製(表面だけかも知れませんが)、多分鉄で出来てます。
クレーンも金属ですから、早い話が、長い金属の棒で電線に触れたような物です。

こういう場合、電気は一番流れ易い所をとおりますので、金属の中が一番抵抗が少ないですから金属部分だけをとおりますので、機材や人が黒焦げにならずに済んだわけです。

もし船体が全部木製だったりしたら黒焦げの可能性はかなりあったでしょう。
燃え上がったりしたかもしれません。

消防車のはしご車などで起きた送電線の事故では、先端に人がいた場合、電気が人を通ってから金属のはしごに流れ込むので、人が電撃で死亡したり大火傷を負ったという例は実際にあります。
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この回答へのお礼

  うん、確かにあの河はほとんど海水なので完璧に
  アースされたってことだったんですね。

      ありがとうございます。

    でも、「運が良かった」とも思われます。
              ・・・・??

お礼日時:2006/08/15 21:19

● クレーン船は鉄の船でしょう。

若しくはクレーンの一端が、金属を経由し、川に電気的に繋がっている。
● クレーンに高圧電流が流れ、即、船を経由し、川に電流が流れます。
●この状態では、スズメが高圧線で感電しないのと同じ。OPは感電しません。
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川に流れた


水は電気を良く通します




 
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