プロが教えるわが家の防犯対策術!

最近分子生物学の勉強を始めましたが、困っています。ライゲーションではベクターと挿入DNAがリン酸結合でライゲーションが成り立つということですが、ベクターを脱リン酸化した場合、挿入DNAの5’末端のPとベクターの3’が結合するのは理解できるのですが、Pのついていない挿入DNAの3’と、Pのついていない脱リン酸化されたベクターの5’がどうやって結合するのでしょうか。
初心者的な質問ですいませんがどなたか教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

脱リン酸された末端はライゲーションされずにnick(ニック、切れ目)として残ります。

nickの部分は大腸菌内の修復系で結合されます。

細胞内で複製時に、あるいはいろいろな外的要因でnickは普通に生じ、それは修復系で常に修復されているので、特別な現象ではないです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど!わかりました。どうもありがとうございました!

お礼日時:2006/08/20 18:50

1の人に補足です。


DNA2本鎖ですから切断面には5’と3’末端が露出しているような形になります。
脱リン酸化されていない場合は2本鎖がライゲーションによって結合されてますが、リン酸化されている場合は2本鎖のうち片方だけが結合し、片鎖については結合されていないような状態になります。これをnickといってます。いかは1の人の通り。
つまり、ベクターと挿入DNA双方が脱リン酸化されていれば、ライゲーションできません。知っている人には当たり前ですが。この辺はわかっているのでしたらすいません。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!