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日本は第二次大戦で敗戦国になり、賠償金も払っていたのですよね?
戦後は貧乏で大変だったと親たちも言っていました。

一方中国や韓国は戦勝国だったのではないですか?
戦後のスタート地点では日本より有利な立場だったはずですが
なぜそれらの国より日本が経済的に豊かになってしまったのでしょう?

A 回答 (23件中1~10件)

 日本は韓国には賠償金という名目ではないのですが、数億ドルの金額を払いましたよ。

しかし、中国は賠償権を放棄して平和条約に調印しました。
 中国も朝鮮も内戦に苦しんだのがハンディでしたね。でも日本が朝鮮戦争でボロ儲けできたのが幸運だったという人がいますがこれは全く違います。米軍は物資の調達を本国から行なうよりも朝鮮の近くで行なう方がずっと経済的なのですべての国に注文を出そうとしましたが、その能力がなんとかあったのが日本だけだったのです。その日本も米軍が出す当時としては想像を絶するスペックを血の出るような努力でクリアしたからこそ注文を請けられたのです。やはり日本が持っていた技術力が世界的に見ても高い水準を維持していたことと勤勉な国民性がたった10年でもはや戦後ではないと当時の内閣が宣言したのです。
 ベトナム戦争が終わって30年が経過してやっと成長の兆しが見えだしたたベトナム経済の現状を見ると、それがいかに早いものであったかが分かりますね。
 これは何も戦後だけではないのです。明治維新後、たった27年でまさかと世界中が思った日清戦争に勝利し、その10年後には世界最強と恐れられたロシアをやっつけてしまうほどの工業力をつけたのです。これは江戸時代の末期には既に工業水準が欧米のそれに近づいていたことと、やはり勤勉な国民性故のことでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど、いろいろなことが絡まり合っていたのですね。

周りの国々の事情が大きく影響したのは確かですが、
勤勉さというのも無視できない要素ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/10 17:20

中国は国共内戦と文化大革命で、韓国は朝鮮戦争で国内のインフラを壊滅させてしまいました。


さらに、中国は共産主義国家としての道を歩むことで自ら成長の道を閉ざしてしまい、トウ小平による改革・開放政策が軌道に乗るまで経済発展することができませんでした。

韓国は第三代の朴大統領が国の経済を成長軌道に乗せることに成功しますが、当時人材が十分に育っていなかったことと、朝鮮戦争で独立前に日本が残したインフラ資産を壊滅させたことは、後々まで尾を引きます。

一方、日本がなぜ成長したかについては、下記のURLが詳しいです。

『趣味の経済学』-『官に逆らった経営者たち 「日本株式会社」論に異論』
 http://www.h6.dion.ne.jp/~tanaka42/keieisha.html

簡単にまとめると、イギリス・フランスなどアメリカを除く主要先進国が、主要産業を国有化したのに際し、日本の製造業は自由化の道を歩み、また日本の経営者たちも自分達を統制しようとする官僚と戦ったことです。

主要産業が国有化された西欧諸国が軒並み競争力を失う中、自由競争の道を選んだ日本企業はどんどん成長していきます。
やがて、同じ自由競争の道を行くアメリカ企業にも打ち勝ち、一時期はアメリカをしのぐ程の経済発展を遂げたわけです。
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この回答へのお礼

みなさまありがとうございました。だいぶわかって来ました。
中国は内紛と共産主義、韓国は朝鮮戦争の影響を引きずっていること。
その間、日本はアメリカの思惑があるにせよその傘の下で
軍事にお金をかけずひたすら経済にまい進してきたというわけですね。

西洋諸国との関係はまた別に考えたいと思います。

URLのご紹介もありがとうございました。

お礼日時:2006/10/10 19:01

占領期、GHQは統制経済を指導しそれによって経済を立て直す事を政策としていたが、それに日本側は反対をし日本の復興には自由経済であるべきとし、自由経済政策が吉田茂、白洲次郎らによって進められていったというのが戦後の日本経済の出発点です。


また、農地改革にしても和田博雄らなどの日本側によって主導されたもので、戦前にその基礎はすでにできていました。
GHQは財閥解体などの壊し屋として機能していたといっても言い過ぎではないでしょう。

結局、馬鹿な軍部によって政治が握られていた事で、和田にしても吉田にしても牢獄入させられており、日本の貴重な人材や政策は軍国国粋主義政治によって全て潰されていたわけです。
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この回答へのお礼

>馬鹿な軍部によって政治が握られていた事で、和田にしても
吉田にしても牢獄入させられており、日本の貴重な人材や
政策は軍国国粋主義政治によって全て潰されていた

軍部が政治を握ってしまうと国民は不幸になりますね。
日本は戦争に負けましたが、勝っていたらかえって良くなかった
ように思います。今の北朝鮮みたいになっていたのでは?

お礼日時:2006/10/10 18:29

直接戦争に参加をしなかった(もしくは参加せずにすんだ)為です。


世界の多くの地域で東西冷戦に巻き込まれ、時に戦争になったり紛争になったりする中、多くの国々では、戦争に備えて軍事技術の開発や軍隊の増強、設備の増強を増やしました。
そんな中、日本は戦争に参加しないで経済発展だけに尽力していきました。二回の世界戦争の後にも関わらず、このような政策をとった事は世界の常識の中では通常考えられませんが、吉田茂首相などの主導の元、軍事費を極端に押さえ経済発展に尽力していく政策が押し進められて行きました。
それでどういう事が起きたかというと、例えば隣国で戦争が起きるとその地域の産業が戦争により衰退し、一方で日本には需要が移ってきます。ここで上手くその需要を取り込んで来れた事、勝ち抜けてきた事が日本の産業を飛躍させました。
こういう事はそれ以前にも起きており、ヨーロッパ中心に起こっていた第一次世界大戦期にはヨーロッパの多くの産業が戦争により破壊され衰退して行く中、日本はその需要を取り込み産業の発展と共に技術の蓄積などが行われ大きく経済成長を遂げました(しかしそれがバブル化してしまい、その後反動不況に苦しむ事にもなったのですが)。
細かくはまだまだいろいろな要素があるのですが、基本的にはこういう構図で、東西冷戦によって先進各国が衰退する中、安く良いものを作るという事で多くの日本の産業が成長して行き、奇跡とも言われる経済発展をとげる事ができたのです。

大きな要素としては二つ、軍事に予算を付けずに経済発展に尽力した事、人件費が安く 良いものを作る事ができた。この二点が大きく経済的に飛躍した理由でしょう。
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この回答へのお礼

解説ありがとうございました。

軍事費を使わなかったということは良かったのですが、
他国の戦争を種にして儲けたというのはあまり気分が良くないですね。
それでますます恨まれているんじゃないでしょうか?

お礼日時:2006/10/10 18:23

例えばですが。


敗戦によって日本本土が分割統治されたとします。 経済発展は

ソ連領東日本は北朝鮮並み。 アメリカ領西日本は韓国並み。 それ以上でも以下でも無いと思います。 

実際アメリカFDR政権の思惑としては、日本を分割統治して農業後進国にする予定だった。
つまり日本人の生活習慣・性格は関係無いんじゃないかな。 というより、少なくともソ連領東日本は『清く貧しく』中国人や北朝鮮人と同等の生活経済で甘んじていたハズですね。

日本社会は能力主義であった事も成果主義社会であった事もありません。 今でも共和制民主主義は否定する天皇制の現実下で、リベラル派といえば『ソ連型・共産主義者の扱い』をするのが日本人の普通らしい。

地上を這い回る一般日本人の感覚からすると、現在まで制空権を持つアメリカ軍の占領下にある事はあまり意識しないでいるけど、実質米軍占領状態ですよね。 米軍占領下にあるためにアメリカ経済資本の力を借り、技術を借り、アメリカ市場を借りて日本経済は『現在の様に』発展する事ができました。

 他の事は些細な事と感じます。

日本人自信の努力なんて関係無いですよ。 ぬくぬくと育って他人を馬鹿にしたエリート官僚と同じで日本人が自画自賛する性格は<他国人の苦労>を理解しません。
ついでに、団塊世代は<努力する事>を強調する人が多いけれど、その正体は『見ザル・言わザル・聞かザル』の自分本位。 百科事典的な有能さに答える戦後の人材育成方針にかなえば良かった。

最近ではこういう事を書くと『自虐的、洗脳されている』なんて人もいるので、このくらいにしておくとして、答えは

米軍統治下にあって此れを支援する期待をアメリカにされ、そのためアメリカが日本に協力支援した。
という事が第一の原因ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

>米軍占領下にあるためにアメリカ経済資本の力を借り、技術を借り、アメリカ市場を借りて日本経済は『現在の様に』発展する事ができました。

確かにそういう面はいなめませんが、個人の努力が関係ない
というご意見には賛成しかねます。前の世代の人達はよく働きましたよ。

ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/10 18:20

これまで、数多くの先生方が的確な回答をされ、網羅されています。

 その回答で抜けている点を補完します。

戦後のGHQの占領政策で、『財閥解体』『農地開放』が行われ、自由競争により、努力の報われる社会となったこと。 これはとても大きなことです。

しかし、戦後六十余年、そろそろまた格差が激しくなっています。 金持ちの子弟は権威ある有名大学へ入り、社会の指導的立場に立ちやすい風土が出来つつあります。 

聖書に『持っている者はますます与えられ、持っていない者は、その僅かな物まで取り去られる。』とあります。 

格差が是正されていく社会こそが繁栄の象徴です。 しかし、このままいくと、また江戸時代に逆戻りです。 百姓の子は百姓。 大工の子は一生涯大工。 そんな身分に固まった、暮らしにくい社会になってしまいます。 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/10 19:14

日本製品が優秀だったためです。


優秀で更に安価。この2条件が揃えば必ず売れます。

その優秀な製品を作り出す背景は「終身雇用」「年功序列」の日本型雇用の典型的なシステムと自民党の一党支配です。
成長期にある国民にとって安心できる制度だったのです。

当時の時代背景と国民性に合致したシステムで最良とは言いませんが最適だったと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/10 19:13

戦前の「国際連盟」時代は理事国にもなった大国です。

人的資源はアジアの中でダントツでしたから敗戦したとしても潜在能力は圧倒的に高かったというべきでしょう。当時ではスペースシャトルにも値する航空産業でも多くの特許を持つ先進工業国を築きあげた人的資源は大したものです。その人的資源を生かして自動車産業が隆盛したのです。
あの戦争で多くの若者を失いましたが、それでもたくさんの人的資源を有していたのです。また、アメリカも、戦後急速に共産化しつつあったアジアで、資本主義大国を作り上げる必要に迫られたので日本の経済発展を必要としたのも事実ですね、
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この回答へのお礼

>人的資源は大したものだった

そうですね。それは私も大きいと思います。
識字率の高さは先進国の中でも上位ですからね。

お礼日時:2006/10/10 18:08

憲法9条のおかげです。


これはアメリカからおしつけられたと、言われていますが、時の総理 幣原が、うまくマッカーサーを騙して作らせたとも言われています。つまり、国力をすべて経済に集中できたからです。ちなみにソ連は軍事費によって倒れアメリカも傾きました。
戦争を知らない安倍さんは、9条を変えようとしていますが、その辺の覚悟は出来ているんでしょうか?。ぼんぼんだから。(^^)
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この回答へのお礼

う~ん、それだけではないような気がしますが。一つの
大きな要素ではありますね。ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/10 18:04

戦前も戦後もアジアで統一された国家は日本だけで、それ以外は、植民地であったり、前近代的な国家でした。


簡単にいえば、日本はプロ野球、その他のアジアの国は少年野球とか高校野球だったということです。
敗戦で主力選手が欠けたとしても、そもそもの相手がよわよわだから、また強くなってしまったといことです。
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この回答へのお礼

大変わかりやすい表現、ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/10 18:03

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