別質問の「20代の(生命・医療)保険」
http://okwave.jp/qa2469550.html
で高度障害リスクは死亡保険でカバーする旨の専門家のアドバイスがありました。
通常のライフプランでは高度障害発生時のリスクカバーは明確に勘案されていないと思いますが、単純に考えれば高度障害リスクは死亡リスクよりコストがかなり高くなると思われます。よって死亡保険のレベルで考えるとは別の考え方をすべきと考えています。
そこで保険の専門家やFPの方々から以下の項目でアドバイス/意見をお願いします。
1)高度障害の発生確率は死亡確率と比較してどの程度か?(データあればなおよし)
2)高度障害発生時の費用(これもデータあればないよし)
3)高度障害のリスクにどのように保険でカバーすればいいのか?
4)高度障害リスク対処の考え方
以上、よろしくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>高度障害リスクは死亡保険でカバーする旨の専門家のアドバイスがありました。
これは、あくまでも不慮の事故が前提になりますので、病気などで高度障害状態になった場合はできません。ご注意ください。
不慮の事故に限定すれば、きっちと設計された生命保険に加入されていればカバーできるのではないでしょうか。
2)高度障害発生時の費用
障害状態の程度によっても異なりますが、
入院費用
リハビリ費用
補装具・日常生活用具(介護ベッド、歩行補助器、等など)
リフォーム(段差解消工事、手摺設置工事、浴槽改修工事)
生活費
住宅費(現在の住居が改修不能なら環境のあった住居へ転入)
など、当初、生活環境を整える一時金と、以降の生活していくための費用が必要となりますね。
3)高度障害のリスクにどのように保険でカバーすればいいのか?
病気で障害状態になった場合、保険金が下りないことを考えると、
保険で担保するなら、「生涯所得保障保険」や「介護保険」などで準備するのがいいのではないでしょうか?
4)高度障害リスク対処の考え方
確かに死より大変な状態になるのが障害状態でしょう。
60歳以上なら、介護保険の適用も受けられますが、若いうちですとその援助もありません。
公的機関での補助として、
○入院中:高額療養費制度
○障害者年金(国民年金で約100万円/年(1級))
○各都道府県の福祉手当(1~3万円/月)
○特定疾病見舞金
○補装具・日常生活用具の給付
○住宅改修などの費用
などがあります。
環境を整えるための一時金としての補助は、必要額の1/3~1/2が給付される程度です。そのためには、事前に改修可能な住宅に住んでおく(金利の安いのでローンで住居を準備しておく)や、いざというときの資金をためておく必要があるでしょう。
また、毎月生活するための資金として障害者年金があります。
必要な一時金に付いては有利な貸付制度もありますが、障害者年金では生活するのが一杯で返済も大変です。
そのためにも、また余裕のある生活のためにも、やはり保険に頼らざるを得ないのではないでしょうか。
民間の「介護保険」などは、本来、老齢介護の不足分を補うものでしたが、その対象ではない若い人にとって、介護を受けたり生活するための資金として役立つのではないでしょうか。
回答ありがとうございます。
>保険で担保するなら、「生涯所得保障保険」や「介護保険」などで準備するのがいいのではないでしょうか?
確かにこれらの保険は高度障害のリスク対応としては悪くないのですが、高額の終身をもう一本!みたいな負担増になるので、ちと考え込んでしまいます。
No.6
- 回答日時:
保険は、もらって何ぼです。
もらえない保険に、入っても仕方ありません。高度障害の認定は,約款には、だらだらといろいろ、書いてありますが、怪我で足とか手が切断されたような、整形外科的な障害の認定は、はっきりしていますが、それ以外の生命保険の高度障害は、はっきりいって、出ません。死んだも同然の状態でも出ません。高度障害の補償のために入るなら、県民共済、郵便局」の保険がお勧めです、去年知り合いが、同じ障害で、MY生命、N生命は下りずに、郵便局と県民共済は下りたそうです。民間生保はあくまでも、営利会社です。保険は、万が一のときに、支給されて初めて保険の意味があります。払ってくれない保険に入っても無駄だと思います。No.5
- 回答日時:
不慮の事故の件では勘違いしておりました。
すみません。>確かにこれらの保険は高度障害のリスク対応としては悪くないのですが、高額の終身をもう一本!みたいな負担増になるので、ちと考え込んでしまいます。
「介護保険」は若いうちなら費用に安く、20代なら月3~4000円程度で、介護状態のとき、年間60万円位給付のあるものが組めるとおもいます。
若いうちは、介護状態など心配しない方が多いので、外交員もあまり勧めませんが、安くていいのではないでしょうか。
公的介護保険は40歳から強制加入ですが、実際その対象となるのは、60歳以上の人だけです。若いうちは公的介護保険の給付が受けられませんので万一のときは多少でも役に立つでしょう。
また、60歳以降、公的介護を受けられても、サービスの1割は自己負担となり、また、給付される公的サービス以上のものを受けようとすると、すべて自己負担となります。
ということで、安い保険料で、若いうちも、老後も役に立つのが、民間の介護保険です。
ご一考されてはどうでしょうか。
No.4
- 回答日時:
>4)高度障害リスク対処の考え方
若い方であるなら生命保険だけが全てではないと思います。
病的リスクが高まる前なら事故に備えて損保社の傷害保険でも良いですし、その方が良いです。事故や怪我による後遺障害に関しては傷害保険の方が給付されやすいです。
また、個人的には自分は交通事故のリスクが一番高いだろうと思っていますので、人身傷害補償1億円(重度後遺障害倍額支払)辺りも付けています。
No.3
- 回答日時:
NO2の方の回答に
>高度障害リスクは死亡保険でカバーする旨の専門家のアドバイスがありました。
これは、あくまでも不慮の事故が前提になりますので、病気などで高度障害状態になった場合はできません。ご注意ください。
と、ありますが、高度障害保険金は原因を不慮の事故に限定していません。病気による高度障害にも対応しています。
病気が原因の高度障害に対応していないのは、災害割増特約・傷害特約です。
再度、書きます。
生命保険は原因を問わず高度傷害になった場合、死亡保険金と同額の高度傷害保険金を受け取ることができます。
No.1
- 回答日時:
1)高度障害の発生確率は死亡確率と比較してどの程度か?(データあればなおよし)
日本にある全保険会社の過去5年間の死亡保険金と高度障害保険金支払い件数です(個人保険のみ:生命保険協会の資料からの抜粋)。
死亡保険金 高度障害保険金
平成13 358,893 20,685 5.8%
平成14 355,331 21,093 5.9%
平成15 358,535 23,506 6.6%
平成16 356,964 26,848 7.5%
平成17 361,122 28,203 7.8%
5年間計 1,790,845 120,335 6.7%
2)高度障害発生時の費用(これもデータあればないよし)
残念ながら資料はみつかりませんでした。
どのような障害を負うかによっても異なりますが、一般的には以下の費用がかかります。
*療養・リハビリ費
*住宅費(障害者が住める住居を購入またはリフォーム)
*障害者用品購入費用
*生活費
3)高度障害のリスクにどのように保険でカバーすればいいのか?
上記費用の内、最初の3つは一時金で、4つ目の生活費は年金で用意すればよいでしょう。それぞれ幾らかかるかを算出するのは困難なので、幾ら用意すれば安心できるのか、で考えます。私でしたら住居は両親と同居を前提としてリフォーム費用に1000万円、療養リハビリ費と障害者用品購入費に1000万円の合わせて2000万円を終身か定期で組みます(支払い可能な保険料で比率を決めます)。生活費は欲しいと思う生活費から障害年金の額を引いた金額を家族収入保険でカバーします(障害年金額は加入年金、収入によって異なるのでここで年金額は書きません)。また支払い余力があれば、災害割増特約・傷害特約を付加します(特に若いうちは事故で高度傷害になるケースが多いようなので)。
4)高度障害リスク対処の考え方
最初にデータで示したように、死亡にくらべて高度障害のリスクは小さいのですが、若い方が事故で高度障害になるケースを聞くことが多いので、独身者の生命保険は争議代程度などと言わず、しっかりした保障を確保して欲しいと思います。病気に比べるとリスク度がかなり低いのは確かですが、例えばご自身が下半身不随で一生車椅子の生活になったと想像してみてください。充分なお金があれば希望が沸くはずです。
以上、ご質問の答えになっているかどうかわかりませんが、回答させていただきました。最後に本を一冊紹介させてください。『車椅子のJリーガー』です。この方も高度障害保険金でずいぶん助かったそうです。
参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4072291 …
回答ありがとうございます。
高度障害リスクが意外に高いことは認識できました。また保険設計におけるリスク項目として検討すべき事も分かりました。しかしリスクカバーの方法としては、死亡保障のサブとしてカバーするのが一応有力候補といえますが、いまいちミートしていないのも事実で今後の私の研究課題です。
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