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「やさしい嘘」というグルジアを舞台にした家族の話なのですが…。
作品中にでてくる「願いの木」とは実際にあるのでしょうか?
それとも映画の中だけの架空の木なのでしょうか?
もし良かったら教えて下さい。

A 回答 (2件)

 こんにちは。

この質問は興味深いですね。

 現在日本で最も有名なグルジア人というと大相撲の黒海関かもしれません。ですが、本国ではもっと有名な自国の人や物事があってもおかしくないですよね。
 さて、実は1991年にこのような映画が日本公開されています。
http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cg …
当時のパンフレットの解説や採録シナリオを読んでみると、こうあります。
・原作は詩人ゲオルギ・レオニーゼが幼年時代を過ごしたグルジア東部での回想と、詩的な発想やファンタジーが渾然となった短編集。
 映画の中で具体的にその樹は出てこなかったと思います(なにぶん観たのは15年も前のことですので)。しかしラスト・シーンはこんな祈りで閉じられます。
「真っ赤な木、小さな木、明るく燃えて奇跡を起こす。
 魔法の木、希望の樹。
 神様、どうか希望の樹が見つかりますように」

 おそらくこの台詞は詩の一部をそのまま使っているのではないでしょうか。そしてこの詩はグルジアでは広く親しまれているものなのかもしれません。

 世界の映画(アメリカ映画のことではありません)を広く観ているならば、グルジアと「願いの木」という言葉から、アブラーゼ監督の秀作『希望の樹』を簡単に連想することも可能でしょう。
 わたしはこの『やさしい嘘』を観ていませんが、単に樹を詠った詩人に対してだけでなく、『希望の樹』の次作を創って間もなく惜しまれつつ世を去ったアブラーゼ監督へのオマージュ(敬意)をこめているようにも感じます。

 もしどこかに在るとするならば、それは心の中に在る樹なのでしょう。

 最後に付けたりですが、レオニーゼの著作は日本では刊行されたことが無いようです。
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この回答へのお礼

とてもくわしい御意見ありがとうございました!
「希望の樹」、機会があったら見てみたいと思います。

お礼日時:2006/10/24 20:08

回答じゃなくて申し訳ないのですが。

。。
私も最近観ました。とても良い映画ですよね!
布の切れ端がたくさん結んである木ですよね。日本でも、おみくじを引いて良くない運勢だったら神木に結ぶ風習がありますし、私はあのシーンを観たとき、グルジアにはこんな風習があるのだなあと思いました。あの木自体は撮影用かもしれませんが、ああいった布切れがたくさん掛かった木はありそうに思えます。
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この回答へのお礼

御意見ありがとうございました!
はい、とても良い映画であの樹がすごく印象的だったので気になって質問してみました。(*^□^*)
多分そうなんでしょうね、参考になりました!

お礼日時:2006/10/24 20:13

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