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こんにちは
真空では粒子と反粒子が対に生成されて、瞬時に対消滅すると雑誌で読みました。
宇宙の始まりの爆発のエネルギーでも粒子と反粒子が対に生成されたと思うのですが、なぜ今の世界には反粒子はほとんど存在しないのですか。
教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

粒子と反粒子が対生成と対消滅を繰り返しているとき、CP変換の不変性の破れにより、割合として10億個の反粒子が生成されると10億1個の粒子が生成されるときがあって、そのあとの対消滅で20億個の光子と1個の粒子が残ります。


つまり、はじめは粒子と反粒子は同じ数だけあったのですが、途中で粒子だけが残ったのです。
ただ、いつ粒子だけになったのか?について、まだ定説はありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2006/11/05 22:25

皆、PC反転等と謂ってはぐらかしてるけど、



C反転:電荷反転(Cはチャージの頭文字)
P反転:パリティ反転(Pはパリティの頭文字)
それから、皆が書いて居ないけれど、
T反転:時間反転(Tはタイムの頭文字)

分かり易く謂うと、
C反転:右効きの人と左効きの人の違い。
P反転:世の中を鏡に投影した時、鏡の中の物理法則。
T反転:後述。

もう少し解説。
右効きの人だけ集めてバレーボールの試合をします。
同時に左効きの人だけ集めて(別のコートで)試合を
します。この時、得点の入り方、ゲームのテクニック
等、右効き試合と左効き試合で全く区別が付かなけれ
ば、世界はC反転に対して対象と謂います。

次。野球を考えます。
右効きの人だけ集めて、但し、バッターは各打席で必
ず左に入るものとします。
この条件で、普通の試合をした時と、塁を逆回りにし
た試合をした時で、どちらも区別が付かなければ(塁
の逆回り以外に)世界はP反転に対して対称と謂いま
す。

T反転:左から右に飛ぶボールを時間反転すれば右か
ら左に飛ぶボールと観測します。どちらも同じ確率で
存在すれば、世界はT反転に対して対称と謂います。

長い事、各反転は独立して対称と思われていました。
ところが1956年にどえらい事が見つかりました。
上の野球で謂うと、右効きの人だけ集めた普通の試合
と塁逆周りの試合の各結果は統計的に差が出ますと謂
う事です。
→実際には、コバルト原子の電子放出の研究から。
現実のそれは、右捻子の方向に電子が飛び出す確率が
高いのに、P反転したそれは左捻子の方向に電子が飛
び出す確率が高い事から。パリティ保存則ここに破れ
たり。

以後、対称と思われていたC反転、T反転もそれが
破れている事が分かったのです。

T反転ですが、一個のパチンコ玉が自由運動している
処を数枚写真に撮り、何も知らない人に、時間順に並
べて見よ、と謂ったら面白いでしょう。これが最初で
最後はこれなんですとタネ明かしをした処で聞く方は
へぇー、そうなんですかぁ..と謂う他在りません。
つまり、素粒子的に時間の向きが決められない状態な
ので、これを、T反転に対して対称と謂います。

ところが..
朝礼で、校庭に集合している子供達は「解散」の言葉
を聞くが早いが、無秩序に散らばり始めますが、「解
散」から完全に無秩序に成るまでの間を写真に撮れば
今度は在る程度は時間順に並べる事が出来ます。
逆順に並べれば、誰もがおかしいと思うでしょう。
これがT反転に対して非対称の意味です。
尤も無秩序に成った後では最早、時間の向きの決定は
不可能です。

すると、世界の時間の向きが決定出来てしまう理由は
ただ一つ。この世に素粒子の数が多いからです。
解散(ビックバン)から無秩序(宇宙の熱的な死)と
成る、この間にあるのが今の宇宙です。

今日では、世界はPCT反転についてのみ対称と考え
られています。

各反転が非対称の為、反陽子と陽電子で構成された
反水素原子の生成自体が極めてマレと謂う事です。
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この回答へのお礼

丁寧に詳しくかいていただいたのですが
それでも私には難しかったです
ありがとうございました

お礼日時:2006/11/05 22:26

こんにちは、はじめまして



粒子と反粒子はそっくりの性質をもっており、きわめて対照的な存在となっています。この粒子と反粒子を入れ替えても物理法則はかわりません。これをCP対称性といいます。
ところが粒子と反粒子は全く同等ではないことがわかりました。一部の反応(弱い相互作用)では粒子と反粒子が同じ条件にならないことがわかったのです。これを「CP対称性の破れ」といいます。付言すればこれを発見した学者はノーベル賞を受賞したんですよ。

宇宙の最初では光が粒子、反粒子をつくりだしていました。一方、粒子、反粒子がぶつかり光をつくりだしていました。生成、消滅を繰り返していたんですね。この粒子、反粒子が全く同じならば、今の宇宙は光しか残っていなかったでしょう。しかしこの反応のなかで、ほんのわずか、それこそほんのわずかの反応の差で、粒子の方が反粒子よりも多く生成されたと考えられています。


「CP対称性の破れ」がなければ物質が残ることもなく、星も銀河も、そして私たちも生まれることはなかったでしょうから、この「CP対称性の破れ」に感謝しなければなりませんね。
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この回答へのお礼

難しかったです
ありがとうございました

お礼日時:2006/11/05 22:24

昼間の地球に立ってると夜の地域は見えないのと似ていると思う

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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2006/11/05 22:23

残念ながら、宇宙創生の頃を見てくる方法がありませんので、断言は出来ません。

ですが、これまでに解っていることから判断するに「宇宙創生の時は粒子と反粒子が対に生成されなかった」としか考えようがありません。

この宇宙は「それほど美しい(数学的に)物」ではないと言うことです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました

お礼日時:2006/11/05 22:23

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