欧州諸国の違いについて

欧州諸国の違いについて調べています。
どんな要素が宗教、言語、芸術などの違いを引き起こしたのでしょうか。

No.1 ベストアンサー 回答者： nacam 回答日時： 2006/11/03 01:09

質問内容が漠然としていますので、回答に苦慮します。

欧州各国の違いは、歴史的・地理的原因により起こっています。
また、その地に進出した民族によっても影響を受けて、個々に細分化されています。

たとえば、スペインとポルトガルの違いは、原住民（イベロ人）とその後に進出したケルト人は同じなのですが、進出したゲルマン人が、スペインでは、西ゴート族であったのに対し、ポルトガルではスエビー族であったために、取り入れられた言語や文化に多少の違いが生じています。

ドイツ・オーストリア・スイスは、共にドイツ人優位の国ですが、中世以降別々の国となっていたのが、現在でも統合されない原因です。

旧ユーゴの国々は、元来全て同じ南スラブ人の民族でしたが、影響を受けた国の違いで、文化などが異なってしまい、分裂してしまいました。
ドイツ（オーストリア）の影響を受けたのがスロベニア
ハンガリーの影響をうけたのがクロアチア
トルコの影響を受けたのがボスニア
独自の民族として形成されたのがセルビア
セルビア・トルコ・イタリアの影響を受けたのがモンテネグロ
ブルガリアの影響をうけたのがマケドニアです。

また、チェコとスロバキアも同一民族でしたが、ドイツの影響を受けたのがチェコで、ハンガリーの影響を受けたのがスロバキアです。

バルト三国なども、同じように思われますが、内容は全く異なる国で、フィンランド人と同一民族のエストニア、古代バルト人の系統にドイツの影響を受けたラトビア、ポーランドと関係の深いリトアニアとなっています。

また、フィンランド人、ハンガリー人は、アジア系の言語を持った集団です。

このように、歴史的経緯から、ヨーロッパの文化の違いが生じています。