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俳句について勉強をしていく中でいろいろな俳句調べて特に恋に関する俳句や短歌に興味を持ちました。

失恋の俳句は多く知ることができたのですが、初恋に関する俳句や短歌は見つからないです。初恋に関した俳句、短歌にはどんなものがあるのかもしよかったら紹介してほしいです。

A 回答 (6件)

飯田龍太、稲畑汀子、森澄雄監修の名句鑑賞辞典(角川書店)から3例の恋愛句を引用します。



虹二重神も恋愛したまへり  津田清子
 昭和24年の作で、恋愛の語が新鮮であった頃の、初々しい感性の所産であるとの解説あり。

気管支を痛める恋や竹の秋  寺井谷子
 平成5年の作で、気管支という部位がエロチシズムを感じさせるとの解説あり。

愛されずして沖遠く泳ぐなり  藤田湘子
 昭和30年の作で、愛がうけいれないという思いを瑞々しく表現した青春の風景との解説あり。

ということで、いろいろな愛が詠まれています。これからも俳句を楽しんでくださいね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
大変分かりやすい回答していただけてうれしいです。

参考にしてたくさん俳句楽しんでいきたいです。

お礼日時:2007/01/15 20:30

俳句では恋をテーマにすることはまずありません。


どちらかと言うとタブーとされているようです。
ただ、黛まどかさんが恋をテーマにした俳句を作られています。
具体的な句を挙げることは出来ませんが、彼女の作品を探すのもいいかもしれません。

短歌は、もう恋の歌の宝庫です。
では、初恋はというと・・・・。
思いつきません。
ちなみに下記の歌。
「逢ひ見てののちの心にくらぶればむかしはものを思はざりけり」 藤原敦忠

↓分かりやすくすると

「逢い見ての後の心に比ぶれば昔は物を思わざりけり」

一見、初恋の歌かのような錯覚を覚えます。
でも、違います。
歌意を述べるのは野暮なことと思うので割愛しますが、要は恋愛成就の苦しみをテーマにした歌です。
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この回答へのお礼

具体例まで詳しくありがとうございます。
大変分かりやすく参考になりました。

お礼日時:2007/01/15 20:29

かなり乱暴な言い方ですが、俳句は自然を主として詠み、人間を主として詠まない性質の文芸ですから、恋・初恋を詠んだ句は見つけにくいとおもいます。

でも、恋を詠んでるなと鑑賞できる句がありますので、紹介いたします。
 走りやめても軽装の少女弾む  山口誓子
 逢ひに行く開襟の背に風溜めて 草間時彦
角川書店編 合本俳句歳時記 から抜きました。歳時記をじっくりお読みになれば、もっと発見なさると思います。
 また、短歌では、俵万智さんの「サラダ記念日」を推薦いたします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうなんですか!知りませんでした。
もう少し俳句や短歌を勉強しないとという感じですね。
大変参考になる回答をありがとうございます。
サラダ記念日は、本をもっているのでまた読み返してみたいと思います。

お礼日時:2006/11/22 15:28

砂山の砂に腹這い


初恋の
いたみを遠くおもい出ずる日
(石川啄木)

確か「一握の砂」に載っていたと思います。
(「悲しき玩具」のほうだったらごめんなさい)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
現代の作品では何作か見つけたものの、
先人の方の作品は見つけていなかったので
大変参考になりました。

お礼日時:2006/11/22 15:26

恋を詠んだ短歌なら、河野裕子や道浦母都子さんの歌が好きです。

初恋かどうかは分かりませんが、瑞々しさが伝わればいいと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

河野さんや浦母さんの歌みてみたいと思います。

お礼日時:2006/11/21 18:05

恋の短歌(和歌)は万葉集・古今集等に幾等でもありますね。

何故、初恋が無いのか‥。それは恋は恋だからです。今日のように何人もの人に恋をするということが無かった為です。近年になって恋を取り入れてきていますが、俳句というより川柳に近いように思えます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

恋の短歌について万葉集や古今集に関してみてみたいと思います。
そうなんですか!知りませんでした。
もう少し俳句や短歌に関して勉強する必要がありそうです;

お礼日時:2006/11/21 18:02

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