プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

すごくアタマの悪い質問で申し訳ないですが、本当にわからないので教えてください。

現在オーストラリアに住んでいて、1ヶ月以内に帰国するのですが中途半端に手持ちの現金が尽きそうなので、仕方なくオーストラリア国内で日本円をドルに換金しようとしています。

最近換金所で BUY 110.00 と書かれていますが、ちょっと前は BUY 90.00 程度でした。
この場合、前者と後者でどちらの方が得だったのでしょうか?
少しでもレートのいいところで換金しようと思うのですが、円をドルに換える際に、表示BUY額が高い方が得なのか損なのかわかりません。
教えてください。

また、現在の1ドル119円程度の状態であると、現金両替よりもクレジットカード利用の方がいいのでしょうか?

A 回答 (2件)

豪ドルですか?それともUSドル?



110の方が損です。例えば、10000円を両替すると
10000円÷110=90.90
10000円÷90=111.11

日本国内にいますが、豪ドルの110は最近ではないです。119円は米ドルだと思います。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすいです。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/04 07:19

金融機関のレート表示の"BUY/SELL"は確かに紛らわしいのですが、これらの表示の主語は基本的に金融機関です。

丁寧に"WE BUY/WE SELL"と表示している場合もあります。BUY 110.00であれば、銀行や両替所が「日本円110円を1豪ドルで買いますよ」ということです。
例えば参考ページ[1]はNational Australia Bankの現金両替レート表ですが、"Bank to buy", "Bank to sell"などと表示されています。そして日本円の"Bank to buy"は1月3日の数字で105円ほどですから、上記の"BUY 110.00"とそれなりには近い数字です。

「ちょっと前」とおっしゃるのがいつかにもよりますが、この半年ほど豪ドルは日本円に対して値上がりし続けています。半年前と比べると円の価値は豪ドルに対し10%ほど下落しています。
"BUY 90.00"なら「日本円90円を1豪ドルで買いますよ」ですから、現在の"BUY 110.00"は円の価値がその時より下がったことを意味しその点でも辻褄は合います。

次にクレジットカードが有利か不利かですが、その前にいくつかの為替用語について説明させて下さい。
・銀行間レート 外国為替市場において、文字どおり銀行間の取引きに用いられるレート。顧客はこのレートでは取引きできず、外貨を売るにしても買うにしても必ずいくらかのマージンを払うことになる。新聞やテレビなどで報じられているレートは特に断りのない限りこの銀行間レート。
・公示仲値(TTM) 銀行間レートは常時変動しているのでこれを窓口での取引基準に使うと処理が煩雑になる。そこで銀行はこれに代えて「公示仲値」というものを定め、その日の取引の基準レートとする。公示仲値と銀行間レートは完全には一致しないが同じ値として扱って差し支えない。
・クレジットカード会社が定める換算レート クレジットカード会社も毎日、外国為替市場や各国経済の動向を読みながら通貨間の換算レートを決定する。このレートは銀行間レートや公示仲値と同じ値とみなしても多くの場合差し支えない。
・現金両替レート 銀行や両替商は必ずマージンを取るので、現金を両替するレートは銀行間レートより必ず「円安豪ドル高」に振れた数字となる。1月3日の公示仲値で1豪ドル=94円80銭くらいだが、上記の「110円で1豪ドル」は公示仲値より1豪ドルあたり15円ほど円安豪ドル側の設定になっており辻褄は合う。

両替法の有利不利は、上記の銀行間レート(または公示仲値、あるいはクレジットカード会社が定める換算レート)からどれだけ上乗せがあるかで比較すると分かりやすいです。もちろんその上乗せ幅が小さいほど有利ということです。
オーストラリアの銀行で日本円現金を両替する場合の上乗せ幅は、例えば[1]ですと1豪ドルあたり6~7円ほどです。BuyとSellの差の半分を計算すればそれが片道の上乗せ分ということです。割合にすれば7%前後ということになるでしょうか。またこのほか両替1回ごとに手数料が徴収されます(7~10豪ドルくらい)。
市中の両替商ですと銀行より若干有利なレートを出していることもあります。

クレジットカードの決済レートですが「クレジットカード会社が定める換算レートに1海外利用に伴う手数料を加算」で計算されます。クレジットカード会社が定める換算レートは上で述べたように、銀行間レートや公示仲値と同じとみなして差し支えありません。
となると上乗せ幅、すなわち海外利用手数料がいくらなのかという点に関心が移ります。海外利用手数料はカード会社によって若干異なりますが1.6%程度の設定が多いです。今のレートで計算すると1豪ドルあたり1.5円ほどということになりますから、クレジットカードで払えるものはそれで払った方が有利と分かります。
ただしオーストラリアでは、クレジットカード利用手数料(通常は店側が負担する)を顧客負担とすることが法律で認められていますので、その負担がある店では日本円現金を両替して使った方が有利になることもあり得ます。買い物の前に確認すると良いでしょう。
なおクレジットカードでの日本円引落し額の計算に、米ドルのレートは直接関係しません。豪ドル利用額が日本円に直接変換され、さらに上記の海外利用手数料を加えて計算されるだけです。

またクレジットカードでキャッシングすることも可能です。レートは上記の「クレジットカード会社が定める換算レート」でこれに引落し日までの利息が加算されます。キャッシングでは海外利用手数料はかかりません(*1)。
利息の年利は20~30%くらい、利用日から引落し日までは典型的には25~55日程度なので、結局利息として2~4%程度を払うことになります。日本円現金の両替では7%くらいをマージンとして払うことになるのでそれよりはキャッシングの方が有利と言えます。ご興味があれば[2,3]などを参考に、ご利用のクレジットカードの会社に確認ください。
なおクレジットカードのキャッシング枠はショッピングの枠より小さく、10万円以下しかないこともあるので利用されるなら枠にはご注意ください。

【まとめ】
(1)店頭のレート表示の主語は金融機関です。"BUY"は外貨(この場合は豪ドル以外)を豪ドルに両替する時のレートということです。
(2)両替法や支払法の有利不利は、銀行間レート(または公示仲値、クレジットカード会社が定める換算レート)からどれだけの上乗せがあるかで比較すると分かりやすいです。オーストラリアで日本円から豪ドルを調達する場合の、上乗せ幅の目安は以下の通りです。
・日本円現金を両替 7% (両替1回ごとの手数料がかかることもある)
・クレジットカードでショッピング 1.6% (利用手数料が顧客負担となることもある)
・クレジットカードでキャッシング 2~4% (ATM設置者が利用手数料を取ることもある)

[1] http://www.national.com.au/Personal_Finance/Calc …
[2] http://www.nicos.co.jp/hp_trvl/overseas/os_cash. …
[3] http://www.dccard.co.jp/useful/money/o_atm.shtml

*1 「海外キャッシングでも海外利用手数料約1.6%がかかる」と主張する人もいるが、それは過去の計算法。現在は単純に利息のみの加算に変更されている。

参考URL:http://www.national.com.au/Personal_Finance/Calc …
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この回答へのお礼

親切で詳しい説明ありがとうございました。
助かりました。

お礼日時:2007/01/04 07:15

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