海外旅行から帰ってきたら、まず何を食べる?

お世話になります。

三面等価の原則についてなのですが
分配面から見たGDPは

GDP≡雇用者所得+営業余剰+固定資本減耗+間接税-補助金

その一方で
テキストを見ると

生産面からみたGDPをY
民間消費をC,民間貯蓄S,租税をTとすると
Y≡C+S+T(分配面から見たGDP)

と記述されています。

つまり「分配面から見たGDP」を二通りの違う表現の仕方で
表していると思ったのですが

以下,質問です。

・雇用者所得+営業余剰+固定資本減耗+間接税-補助金
・C+S+T

この二つがともに分配面から見たGDPであることがいまいち理解できません。
特に,Y≡C+S+Tについては
分配面というよりは,分配された所得をどのように支出しているかという支出面を表しているのではないか?

と考え込んでしまっています。

似た質問を検索していろいろ拝見したのですがいまいち腑に落ちず…
経済に詳しい方,お力を貸していただけないでしょうか。

A 回答 (2件)

大雑把に言えば、民間の所得=C+S、税収=Tです。

分配というのは所得が誰のものになっているかということなので、民間の所得+政府の所得なら分配面と呼ぶのに異論はないでしょう。
一方、支出面という場合、最終的に、何らかの財サービスの形になるので、C+I+G+X-Mのようになります。

大元の式から民間の所得への変形には個人可処分所得から、C+個人貯蓄の形にして、家計の貯蓄と企業の貯蓄が民間の貯蓄になって、最終的にC+Sという感じです。付加価値概念なので、消費の主体は<家計>です。

なぜ、C+S+Tの形を見るかと言うと、
Y=C+S+T
Y=C+I+G+X-M
なので、C+S+T=C+I+G+X-Mより、[S-I]+[T-G]=X-Mを導きたいがためであります。
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この回答へのお礼

>付加価値概念なので、消費の主体は<家計>です。
>C+S+T=C+I+G+X-Mより、[S-I]+[T-G]=X-Mを導きたいがためであります。

かなりスッキリしました。
お礼が遅くなってしまい,申し訳ありません。
親切に教えてくださり,ありがとうございました!
お薦めしていただいた本も探してみようと思います。

お礼日時:2007/01/23 00:49

分配面の定義から変形できるということなのです。


雇用者所得+営業余剰+固定資本減耗+間接税-補助金
=C+S+T
のように。
ヒント:T=直接税 + (間接税-補助金)-R(社会保障負担金など直接控
除した正味の移転所得)

国民経済計算やSNA関係の専門書籍に説明があると思います。三面等価なら、新SNAに対応していない教科書でも大丈夫なので、
斎藤光雄「国民経済計算」創文社
あたりをご覧下さい。手元にないので、どこまで詳しいかチェックできませんが、上記の斉藤光雄の本は一番詳しい部類です。
他にも数種類ありますが、↓どの程度の詳しさか忘却しました。
中村洋一「SNA統計入門」日本経済新聞社
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
おかげさまでかなり頭の中が整理できたような気がします。

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まず第1段階として,生産された付加価値が
雇用者報酬として家計へ
営業余剰として企業へ
純間接税は政府へ分配される

次に,雇用者報酬から所得税,営業余剰から法人税など直接税が支払われ,それが政府の所得となる。またその一部は,社会保障・社会福祉費などの形で家計に還元される。
家計,企業は直接税控除後の所得(可処分所得?)を消費に回し
残余が貯蓄となる。

雇用者所得+営業余剰+固定資本減耗+間接税-補助金=C+S+T

上記等式は
生産要素に分配された要素所得が,税制または社会保障などのしくみによって家計・企業・政府間で再分配され,再分配後の所得は最終的に消費されるか,貯蓄されるかして処分される ことを表している。
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以上のような理解でおかしい点はないでしょうか?
また,厚かましいとは思いますがもう一つだけ…

Y=C+S+T

この式のC(消費)についてなのですが,
消費の主体は
<家計>
<家計+企業>
<家計+企業+政府>
<家計+政府>
のうちどれなのでしょうか?

もしよろしければ,併せてご教示ください。 

お礼日時:2007/01/19 17:18

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