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電力を別の会社から買うということの実際を知りたいと思っています。
従来の電力会社以外からの電力を買う場合でも,送電線及び多くの場合引込み線・受電設備等は既存の電力会社から借り受けるとのことです。ところが,電力というのは(私の知る限り)地域ごとに周波数が50乃至60Hzと固定されていますから,電気通信などで行われるような,フィルタによって電力を分離するようなことはできません。つまり,既存電力会社の電力と新興の電力会社の電力を区別することができません。この問題を解決するには以下の方法があると思います。どの方法なのでしょうか。(3)の場合,具体的にはどのようにするのでしょうか。
(1)新興の電力会社は実際には,既存の電力会社に電力を売るだけで,利用者は物理的には新興の電力会社のものを使うわけではない(混合されているかも)。どちらの電力を買うかで支払いを変える。
(2)どこかに新興電力会社用の周波数変換設備があり,フィルタをかけて利用する。
(3)上記とは全く違う方法がある。

A 回答 (2件)

(2)は現在の電力系統を考えると技術的にはほとんど不可能かと思います。


(1)はなんとなく正解のような気がしますが、1の方がおっしゃるように卸電力会の説明ののうように考えられますので、正解は(3)ということで。

それで、しくみを解説しますと、送電サービス、同時同量の原則とアンシラリーサービスの3つのポイントで説明するとわかると思います。

(1)送電サービス
電力会社は新規参入者の発電所から自社の送電網お利用して、新規参入者の顧客へ電力を送電し、送電量に応じた料金を受け取ります。
実際は新規参入者は自分の顧客が使用したと同じ量の電力を電力会社の送電網へ送り込むという方法で電気を顧客へ送ります。

(2)同時同量の原則
電力系統の特徴として需要と供給(発電)が完全にバランスしていることが必須です。
このことから電力会社は常に需要と同じ量を発電するように発電所をコントロールしています。
この原則は新規参入者にも要求されます。
つまり自分が供給する需要家の使用電力を常時監視ししながら、同じ量の電力を電力系統へ送り込みます。
たとえば東京電力の送電系統につながっている自分の需要家が1時に100kW使用しているときは100kWの電力を東京電力の送電系統へ送り込む、2時に150kWになったら発電所を150kWにするというように瞬時瞬時の需要と発電を合わせるように発電所を制御します。
これを同時同量の原則といいます。

(3)アンシラリーサービス
しかし、完全に同時同量を守ろうとするのは新規参入者には非常に困難ということで、30分3%という条件をつけています。
これは同時の条件として30分間の平均値とし、同量の条件を3%以内の変動という条件です。これでは瞬時には需要と発電のバランスが取れないのですが、地域電力会社がこの変動を吸収することに決まっています。
この電力会社の変動吸収サービスをアンシラリーサービスと呼び、送電線使用料金の中に含めています。

実際には30分3%を超える部分についても電力会社のオプションサービスがあったり、卸取引所を活用して電力を売り買いしたり、いろいろな電力取引の仕組みがありますがここでは省略します。電力会社のホームページとかに解説があったりしますので、勉強されるといいです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
大雑把にはおろし的になっていると考えていいようですね。
電力に色がつけられなければやむを得ませんよね。

お礼日時:2007/02/13 06:53

電力自由化のビジネスモデルはどうなっているのですか?



こけました

原油高の影響により・・・電力会社から購入した方が安いのです

その結果、エネサーブが電力会社以外で電力を売ってました・・・・
発電事業から撤退しました

でっ
(3)上記とは全く違う方法がある。
ですね

発電機のレンタル事業ってのがあったんですが・・・
これもエネサーブは、事業から撤退しました

(1)新興の電力会社は実際には,既存の電力会社に電力を売るだけで,利用者は物理的には新興の電力会社のものを使うわけではない(混合されているかも)。どちらの電力を買うかで支払いを変える。

 これもあります
 神戸製鉄が発電事業をやってます これは電力会社に売っているだけですね
 同じく日本風力発電っのもありますね

 他には、ガス発電ってのもあります
 コージェネレータ発電って分野です

 実例では
 商社とローソン(だったかな)は、コンビニ向けにガスコージェネレータを導入して自前の発電ってのもあります



 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
しっかり基盤が出来上がっているビジネスに、新しく参入するのはなかなか難しいようですね。
通信の場合、既存キャリアとは別の基盤があったり、既存キャリアの基盤に余裕があったりしたためにうまくいったのでしょうね。
電力の場合、この条件がない、ということでしょうか。

お礼日時:2007/02/13 06:50

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