人生のプチ美学を教えてください!!

今、尊厳死や安楽死について調べているんですけど、射水市病院でおこった外科部長の事件は、普通に考えて尊厳死にあたると思うんですが、なぜここまで警察沙汰になっているのですか?家族の同意を得れば、本人の意思が確認できない場合は良いと聞いたのですが。来週の医学部面接で聞かれそうで、、、分かる方教えて下さい!

A 回答 (4件)

http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n26 …

尊厳死 安楽死と別個の概念として 李 啓充先生がおっしゃるところの医学的無益(medical futility)が今回の件に相当するとおもいます.アメリカにおける前例を含めた記述がありますのでこの問題に関心が有る人には是非ご参照いただきたいです

参考URL:http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n26 …
    • good
    • 0

安楽死、尊厳死の問題は非常に難しいので、私は今まで医学部の面接で聞かれた事はありませんでしたが、例えば富山大学を受験するなら聞かれるかもしれませんね。


今回の射水市民病院における事件は「尊厳死」ではなく「積極的安楽死」が疑われたため警察が介入しました。
人工呼吸器を取り付けてある患者は、近い将来死亡する可能性が高いわけですが、「生きている」事には変わりありません。生きている人の人工呼吸器を外す事は「殺人」と同じ(とも言えませんが)ようなものです。
外科部長が家族からの要請によって呼吸器を取り外したとの報道はありましたが、家族の要請があっても法律的には問題です。

尊厳死と安楽死の区別ははっきりさせましょう。ここで、その違いを延々と述べるわけにもいかないので、来週までに、過去の安楽死事件の判例なども含めて調べてみてください。オランダの安楽死法も参考になるでしょう。
一歩進んで、患者の立場だけではなくそれを行う医師の立場も考えてみたら良いでしょう。患者の為と思いながらも合法的な殺人を行うという事が医師の心に与える影響を考える必要もあります。

調べていればわかると思いますが、「安楽死についてどう思いますか」という質問は極めて難問だと思うはずです。もし、質問をされたとして、それを聞いた教授も答えを出せていないと思います。

医学部は入るのも大変ですが、入ってからも大変な所です。
それでも、人体を学ぶという非常に興奮的な世界です。頑張ってください。
    • good
    • 0

一般的に見て尊厳死かもしれませんが、法律上は殺人罪か嘱託殺人のどちらかに相当する事も間違いなく事実です。

日本の法律の中には尊厳死・安楽死であれば人を殺していいという条項はありません。「家族の同意を得れば、本人の意思が確認できない場合は良い」というのは東海大安楽死事件の判決の中で裁判官が判断しただけで、法律に規定があるわけではありません。つまり、たとえ東海大安楽死事件の判決の条件を満たしたとしても、法律的には殺人・嘱託殺人罪に問われることもありえるわけです(判決がどうなるかは別問題だが)。さらにこのケースでは手続きに不備がなかったかが問題になっているようです。本当に同意があったのか?ほかの医師と相談したか?など、尊厳死ではあるかもしれませんが人の命を奪う行為であるのも間違いないので、呼吸器を外すまでの過程も重要です。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E6%A5%BD% …
    • good
    • 0

現在日本の法律では尊厳死は法制化されていません。

したがって家族の同意などは意味を持ちません。本人の意思といっても病に犯されている精神状態で本人の意思表明が絶対の意味を持ちません。例えば痛み止めの麻薬などを投与されている状態で果たして本人の意思表示に錯誤が無かったかとはいえないのです。問題は一旦救命装置を装着した場合、誰も現在の法律でははずせないのです。延命装置や延命医療を医師は中止することは家族の同意や本人の同意に拘わらず法律は認めません。
したがって、現在「日本尊厳死協会」が「リビングウイル」を法制化すべく、努力を図っています。この会は希望者が健康なうちに延命措置は拒否する登録をして協会がこれを保存し登録者にカードを発行、会員は家族にもこれを示して本人は常にこれを携帯します。このカードには痛みの緩和措置以外延命のみの治療は望まない旨の記載があり、尊厳死に協力意思のある医師がこれを見た場合協会に照会します。協会はこれが本人の健康な精神状態であるときに示された「生前遺言」にあたることを証明します。これで一応本人の意思は確認できますが100%医師が従う強制力はありませんが、少なくとも射水市病院で起こった事案を刑事事件化される度合いを緩和し医師の負担を軽減しかつ法制化する狙いがあるものです。現在会員は12万名ほどになり、高齢化に伴い増加し続けています。顧問には奥田氏(トヨタ会長)牛尾氏(ウシオ電機会長)などがおられます。営利団体でなく尊厳死を推進しつつ法制化まではこの「リビングウイル」制度で対処して行こうとする団体です。私も家内ともども登録しています。URLは「日本尊厳死協会」でご覧になれます。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!