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電気工事に携わっている者です。
回路の点検でコンセント回路の絶縁測定をし、数値が低かったので負荷を確認しました。その回路には小型UPS装置が接続されており、装置を外し再度測定すると良好な数値が得られました。装置を接続したままだと充電回路にメガーリングしたことになり、本来の測定は出来ないのでしょうか。また、小型UPS装置が接続された回路の測定は通常どのように行いますか。教えてください。

A 回答 (1件)

電路の中間における電子機器の存在はいやらしいですね。


私も装置設計の立場でチェックに立ち会う事がたまにあります。
中間に電子機器が存在する場合には、電子機器内部の動力系統図および取扱説明書からメガ測定時に接続しておくか取り外すかを決定,測定者に助言します。(測定電圧についても指示)
全電子機器を接続した状態で測定する場合は詳細不明の電子機器へのブレーカはOFFしておいて500Vメガで測定し、電子機器の系統は100Vまたは200Vで測定してます。
機器にコンデンサ接地のノイズフィルタが入っていれば測定初期は数値が低く次第に大きくはなってきます。

装置一式ではなく電路のみの確認であれば、コンセントに接続されている機器は取り外しておくべきです。
機器の絶縁状態はそのメーカーが責を負うものであって工事者が責任を負うものではないのですから。
???と思った時に1000Vをかけたりしますが、下手すると電子機器を壊しかねませんので該当経路のどこかで電路を切っておいて不具合箇所を絞っていきます。
(産業用電子機器の絶縁耐圧は500Vというのが比較的多い様に思います)

私なら小型UPSであれば絶縁測定時には外します。
機器の内部回路図も整っていて読む時間があり問題なしと判断すれば自信をもってメガにかけるでしょうけど、大抵の場合検出部がブラックボックスになってて詳細不明などいちいち回路を読む時間ももったいないので測定から除外してます。
UPS単体についてはテスターで落ちてないかどうかを確認するだけにとどめます。
サージ抑制やノイズフィルタなど装備されてるのが当たり前の機器であると思われるのでメガ測定にとっては悪条件になるでしょうね。
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