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マンガの「夏子の酒」だったと思いますが、酒造の過程で出る「米ぬか」を原料に、アルコールをつくる装置があるとか。
たしかに、米ぬかといっても、酒造の場合は米の半分くらいを「ぬか」として落としてしまうらしいので、米と同等のでんぷんがあるのでしょう。これを原料としてアルコールを作るというのは、技術的に可能だとは思います。
作品中では、これを日本酒に添加するのがどうのこうのということで「悪魔の機械」とかなんとか言われていたように思いますが、バイオマス燃料として利用できたら、けっこうおもしろいのじゃないかな?と、ふと思いました。

で、質問なんですが、こういうアルコール製造機というのは、結構普及しているものなんでしょうか。これで、どの程度のアルコールが製造されて、あるいは、製造できるものなんでしょうか。バイオマスエタノールとして、利用するのは現実的でしょうか。

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

米の外側の部分はアミノ酸、ミネラル等の栄養分が多く含まれていて我々が普段食用として食べる分には歓迎されますが日本酒の製造に使うには雑味や苦味の原因となるので精米の時点で削られます。


大吟醸では実に60%位は削られてしまうのです。

で、この米糠を何とかできないかという事で
酵素剤を使い液化して仕込みに使う事が考え出されました。

これを米糠液化仕込みといいます。
しかしこの装置は莫大な資金を要するので大手メーカーしかこの方法を採用していないと思われます。
いわゆる紙パックの日本酒を製造している所のような。
しっかり糖化させるのでアルコールはちゃんと出ます。出なくてもアルコール添加させたりします。

この度酒税法が変わり、こういった酒は日本酒と名乗れなくなりました。「雑酒」扱いです。

バイオマス燃料については・・・すみませんよくわかりません^^;
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この回答へのお礼

お礼、遅くなってすみません。

> しかしこの装置は莫大な資金を要するので大手メーカーしかこの方法を採用していないと思われます。
> この度酒税法が変わり、こういった酒は日本酒と名乗れなくなりました。「雑酒」扱いです。

興味深いお話、ありがとうございます。
すると、この設備が余剰設備になってしまうのなら、バイオマス燃料への転用という選択肢も無きにしも非ず、でしょうか。

> バイオマス燃料については・・・すみませんよくわかりません^^;
いえいえ、とんでもない。
まぁ、採算面等で難しいのはわかっていますが、もうすこし装置のイメージがつかめれば、その点は自分で答を出せると思います。

どうもありがとうございます。

お礼日時:2007/05/03 22:56

アルコール製造はおそらく人類の得た最も古い化学技術で、理屈としては炭化水素全てからアルコールを製造する事が出来ます。


しかし、今まで経済的に肯定されたのは、糖分の高い米・麦・トウモロコシ・芋・果物等の食品を、飲料アルコールとして使用する形だけでした。
現在工業用に使用されるアルコールに関しては、経済的理由で全てが合成アルコールであり、飲用に関してもコストを下げる目的で合成アルコールが混ぜられています。ご指摘の日本酒の割り増しアルコールに関しては、「合成」と表記しないで済む事も利用される一つの理由です。
現在利用が検討されているバイオエタノール(アルコール)に関しては、まずアルコール分を100%にする工程が必要となり、ご指摘の方法で製造されるアルコールに関しては、同じバイオ同士でのコスト比較で考えて間尺には合わないと思われます。
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糖化可能な原料であれば原則的に発酵によってエタノールを製造することはでき、燃料利用は可能ですが、燃料として実用になるかはコスト次第です。


そのためには少なくとも年間生産量3万kL以上のプラント規模が必要との試算もあります。
それだけの量の原料が低価格で安定して供給可能かどうかが問題です。
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