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空気は暖められると上空に昇り、冷たい空気が下がってくる、いわゆる対流です。これはどうして起こるのか?
気体の温度が高くなる、ということは気体の分子の平均速度が大きくなることであり、速度が大きくなれば気体の分子間の距離が平均的に長くなり、密度が小さくなる、と言うことは分ります。もし暖かい空気と冷たい空気が風船のようなもので閉じ込められているのであれば、暖かい空気が密度が小さくなって軽くなって上に行く、というのは分るのですが、実際の空気は風船で閉じ込められているわけではありません。分子は自由に飛びまわれる状態にあります。なのに、平均速度の速い分子の一団があたかも閉じ込められているかの如くに上空に一団となって昇って、平均速度の遅い一団の空気と入れ替わる、というのは理由がイメージできません。速度の速い空気と遅い空気が混じりあう前に、どうしてお互いが一団となって入れ替わってしまうのでしょうか?なにか風船のようなものがあるのでしょうか?目に見えない引力?

A 回答 (15件中1~10件)

上に行けば行くほど気温が下がるので密度が上がり重くなって、


地熱に暖められて上ってきた密度の薄い軽い空気と
対流を起こすのでは?
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暖かい空気は軽くなり浮力が働くからです。


熱気球が空中に浮くのと同じ理由です。

人工衛星の中は重力が極めて小さい為
対流が起きないのでローソクの火は消えるそうです。

参考URL:http://www.isas.ac.jp/ISASnews/No.252/mspace.html
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ここ↓に大変分かりやすい解説が載っています。


http://nkiso.u-tokai.ac.jp/phys/matsuura/lecture …

>もし暖かい空気と冷たい空気が風船のようなもので閉じ込められているのであれば

まぁ、ざっくり言ってしまえば大気層はそれより上層の真空層(?)により閉じ込められているといえるのではないでしょうか。その境界層が風船のゴム皮と考えることができると思います。そこまでスケールアップして考える必要はないのかもしれませんが(笑い)。
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確かに空気を構成する分子は結構なスピードで動いてますから、疑問に思うのも判らなくはないですね。



しかし、「分子同士は互いに衝突(それも結構頻繁に)」していますから、空気中の気体分子はそのたびに方向を変え、結局、その場にとどまる(遠くに逃げられない)ものの方が圧倒的に多くなるわけです。

ちなみにその指標のことを「平均自由行程(分子がぶつからずに動いた距離の平均)」というのですが、これが大気中の分子ではわずか68ナノメートルというのですから、これでは到底逃げようがない(徒歩で地球の裏まで行くようなものですから)。

という次第で、結局壁がなくても空気は塊として振る舞う(ように見える)のです。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%9D%87% …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
平均自由行程が68ナノメートル、なるほど。そこでまた不思議なのですが、分子一個で見れば68ナノメートルくらいしか動けない(動かない?)鳥の籠状態なのですが、でも対流しているということは一団の気体としては何メートル、何キロメートルも動いているわけですよね。そこらあたりが不思議です。どうして暖気が一団のものとして挙動するのか?
それとも対流の本質は個別の分子が動いているわけではなく、エネルギーが移っているだけなのでしょうか?仮に個別の分子ごとに識別の印をつけたら、最初暖かかった分子は68ナノメートルの行程を動いているうちに自然にエネルギーを失って、だんだん冷えながらその場にいるが、最初冷たかった場所にいた分子が下からエネルギーを受けて、速度を増した・・とか。
それともやっぱりもと下にいた暖かい空気の分子が滞留でそれ自体が上に行っているのでしょうか?

お礼日時:2007/06/04 11:17

 No.4の回答が述べられているように、気体分子の運動は極めてミクロな現象なのに対して、空気の対流は、小さくてもセンチメートル、大きければキロメートル単位のマクロな事柄です。


 そのスケールがまったく異なるふたつの事柄を同列に扱って考えてはいけないということではないでしょうか。
 暖気塊と寒気塊というふたつのマクロな物体が、分子運動というミクロな現象で入り混じるには、相当な長時間、あるいは長年月がかかるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「スケールがまったく異なるふたつの事柄を同列に扱って考えてはいけないということではないでしょうか。」
う~ん。そうかも知れない。でもどうして同列に扱って考えてはいけないのですか?
「暖気塊と寒気塊というふたつのマクロな物体が、分子運動というミクロな現象で入り混じるには、相当な長時間、あるいは長年月がかかるのではないでしょうか。」
そうですね。僕の友人でブラウン運動をシミュレーションするソフトを作った人がいますが、流石にアボガドロ数レベルのシミュレーションは無理だと諦めていました。

お礼日時:2007/06/04 11:21

温度差があるときに、温度が一様になろうとする場である前提で考えて見ます。



対流が起こるのはそのほうが効率的に温度が一様になるからだと思います。

鍋に水を入れて火のかけてお湯を沸かします。
鍋の中の水の下層と上層との温度差が小さいときは質問者様の考えるような熱のやり取りがなされ、温度差が閾値を越えて大きくなると対流が起こります。

空気の場合、空気という分子があるわけではなく、混合物であることと、さらには水蒸気の含有率によっても対流に対する影響力が替わりますのでモデル化した回答は難しいと思います。気象のレベルで考えるのならば「あたかも」風船で囲われているように空気が振舞うと考えると現実を近似的に都合よく説明できるということではないかと思います。「空気の断熱変化」などという考え方はそうみなしていると考えられます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「対流が起こるのはそのほうが効率的に温度が一様になるからだと思います。」
これは大変説得力のある説明ですね。そうなんでしょうね。系全体で考えると対流したほうが全体のエントロピーが早く増大する、ってことなんでしょうか??
でも分子の動きレベルで考えるとよく分かりません。

お礼日時:2007/06/04 11:24

>そこでまた不思議なのですが、分子一個で見れば68ナノメートルくらいしか動けない(動かない?)鳥の籠状態なのですが、でも対流しているということは一団の気体としては何メートル、何キロメートルも動いているわけですよね。



その通りです。

>そこらあたりが不思議です。どうして暖気が一団のものとして挙動するのか?

気体分子が押しくらまんじゅう状態で移動しているだけなので、別に何の不思議もありません。
液体や金属内の電子が流れるのと理屈は全く一緒(だいたい、後ろから押され続けたら前に動くのは当たり前だろう)。

>それとも対流の本質は個別の分子が動いているわけではなく、エネルギーが移っているだけなのでしょうか?仮に個別の分子ごとに識別の印をつけたら、最初暖かかった分子は68ナノメートルの行程を動いているうちに自然にエネルギーを失って、

たかがナノオーダーの距離を動いたぐらいで影響あるわけないでしょう。(ブラックホールじゃあるまいしw)

>それともやっぱりもと下にいた暖かい空気の分子が滞留でそれ自体が上に行っているのでしょうか?

たとえば、軽い液体と重い液体を仕切りで区分けた容器に入れ、仕切りを突然引き抜いたとして、重い液体と軽い液体はどのように動くか?
そして、そのとき個々の分子はどのように振る舞うのか?を考えれば、答えは明らかですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「気体分子が押しくらまんじゅう状態で移動しているだけなので、別に何の不思議もありません。」←このところがどうもよく分らないのです。
「後ろから押され続けたら前に動くのは当たり前」←これもよく分りません。
「たかがナノオーダーの距離を動いたぐらいで影響あるわけないでしょう。」エネルギーの移動が簡単には起こらない、と仰っているのでしょうが、例えば「音」はどうですか?空気の分子自体は多分ナノオーダーでしか移動していないと思うけど、音というエネルギーは秒速300mで移動していますよね。エネルギーは移動するんではないでしょうか?
「軽い液体と重い液体を仕切りで区分けた容器に入れ」←この場合は、分子にかかる重力が違うけど、暖かい空気と冷たい空気では分子にかかる重力は同じですよね。違うのは分子の速度だけです。速度の大きい分子が総体的に上に行く、という理屈がどうしても分りません。
物分りが遅くて申し訳ありません。

お礼日時:2007/06/05 22:37

No6です。


>でも分子の動きレベルで考えるとよく分かりません。

私もよくわかりませんが、次のように考えたらどうでしょうか。
分子レベルで下層の暖かい空気が活発に動き回りひとつ上層の冷たい空気と混じりあい、あるいはエネルギーを分け与えて下層から上層へと(高温の状態が、あるいはエネルギーが)伝わっていく。
しかし、分子の数は非常に多いので部分的に速く伝わるところと遅いところができる。「ゆらぎ」が発生する。
すると高温にゆらいだところはあたかも風船でくるまれたかのように上昇し、そのために空気塊が抜けたところを周囲の相対的に冷たい空気が補うように入り込む。上層からさらに冷たい空気塊が補充される。
対流になっている。
対流しながらも分子レベルの熱の移動や運動量の受け渡しなども引き続きなされているが、その効果は対流の効果の比ではない。

うまくイメージしていただけるかどうかわかりませんが、このような兼ね合いではないでしょうか。
とても”回答”というものではありません。あくまでも”参考意見”です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「高温にゆらいだところはあたかも風船でくるまれたかのように上昇」するところが理解できると解決すると思うのですが、ここがよくわかりません。
温度の高い空気の分子は温度の低い分子より相対的に速度が速い、それだけの違いですよね。速度は3次元どの方向にも同じで、決して上方成分だけが大きいわけではないと思います。でも分子の固まり全体は上に行く、どうしてでしょう?

お礼日時:2007/06/05 22:45

なお、マクロスケールで液体や気体がいかに混じり合いにくいものであるかについては、以下のページに記述があります。



http://www.gfd-dennou.org/library/gfd_exp/exp_j/ …
http://www.mirc.jha.or.jp/knowledge/current/inde …」の6番

キーワード:気体の粘性
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この回答へのお礼

ご紹介ありがとうございます。
確かにお風呂のお湯の温度を見ると、なかなか気体や液体の分子が混じりにくいことは実感できます。分子のナノメートルレベル(液体ならもっと短い?)の運動ではエネルギーが均一になるのは無理、って事ですね。
混じらない、だから風船の様に一団となって行動する、って事でしょうか?
でもそこがよくわからないなあ。

お礼日時:2007/06/05 22:50

 もう皆さんがいろいろと述べられていますが、最初の質問に立ち返って私なりに整理してみます。



質問者は
>分子は自由に飛びまわれる状態にあります
から
>速度の速い空気と遅い空気が混じりあう
はずだ、とお考えだと思われます。
 質問者は分子をあたかも大空を飛びまわる鳥の群れのようにイメージしてはいないでしょうか。そうであれば、空中で出会った2種類の鳥の群れはたちまち入り混じってしまうように、ふたつの空気塊がすぐに混じりあってしまうであろうと考えるのは無理もないでしょう。
 しかしその自由とは、たかだかナノメートル単位の範囲内のことなのですから、センチメートルやメートル単位の大きさの空気塊は、No.7のお答えのとおり
>気体分子が押しくらまんじゅう状態で移動しているだけなので、別に何の不思議もありません。
なのです。それが私がNo.5で申し上げた、ミクロな事象とマクロなものとを同列に扱わないほうがよい、ということです。

 それと質問者が言われる
>速度の速い空気と遅い空気が混じりあう
とは、言い換えれば「暖かい空気塊と冷たい空気塊とが混じりあう」ということですよね?
 しかし、たとえ対流が起こらないとしても、No.9のお答えのように、暖気塊と冷気塊とはそう簡単には混じりあわないのです。
 暖気塊と冷気塊とを触れさせておくと、やがて両者の温度差はなくなりますが、それは両者の混じりあいによるよりは、暖気から冷気への熱
の移動によるもののほうが大きいのではないでしょうか。
 質問者がこだわる分子の動きを使って言い換えれば、暖気塊の分子の動きが分子どうしの衝突を経由して冷気塊へ伝わり、両者の分子の動きが平均化されるのではないでしょうか。
  
 
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
今思いついたのですが、気体と液体は対流します。固体はどうですか?
鉄の棒を縦にして下から暖めたとします。しばらく暖めておいて、火を止めて置いておいたら、下の方が冷たくなって、上が温かくなりますか?

お礼日時:2007/06/05 22:55

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