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質問の主旨はタイトルのとおりなのですが、私は大学時代に社会学を専攻して、多少現代思想もかじっていたのですが、最近になって「ファシズム」「ナチズム」「ナショナリズム」の概念がいまだ定まらずにいて、体がムズムズする感じなのです。

どれも似て非なるものか、親戚のようなものか……。近代化における国民国家の成立というのも、この質問を解くキーワードなのかもしれませんが、どなたか明解な概念の区分のご見解をお持ちでしたら、教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

ファシズム・ナチズム・ナショナリズム 表現が違うだけでみんな同じものですね。


つまり極端な思想や考え方のことですね。
宗教でも哲学でも思想でも極端に偏ると同じところにいくという例ですね。数学座標でマイナス無限大とプラス無限大は同じところというのがありますこれと同じで極右も極左おなじ領域にいるということ。極端な領域を分類しても意味はないでしょうね。
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確かに、この三つは似てますよね。


思想的にも似ていますし。
分かる範囲で答えてみたいと思います。

ナチズム
民族社会主義([独]Nationalsozialismus)は、ヒットラー主義とも言われ、1933年から1945年までドイツ第三帝国の政権に就いた国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)のイデオロギー。
アーリア人が人類でもっとも優れた民族であるとし、ドイツ人こそその子孫であるとする。
そして、ユダヤ人こそがドイツ社会の悪の権化であり彼らからドイツ人を守ることが第三帝国の繁栄に繋がると考える。


ファシズム
狭義には、イタリアのムッソリーニとその政党であるファシスト党が政権を握った1922年から1942年までの政治体制をさす。
広義には、第一次世界大戦後にドイツ・イタリア・スペインなどで現れた、独裁主義・権威主義を指す。
思想的背景は、資本主義の拡大による貧富の格差やそれに伴う社会不安、それに対抗するために階級闘争を標榜する共産主義の台頭がある。
特に共産主義から生まれた思想と言っても良いが、共産主義のように階級闘争を全面に押し出していない。
階級闘争よりも、民族主義的・国家主義的なナショナリズムに拠っている。


ナショナリズム
ナショナリズムの定義は、文脈によって幅があり一概に「これがナショナリズムだ」と定義することは難しい。
多くの場合、国・民族のイデオロギーと政治・文化の同化を目指す運動を指す場合が多い。
よく愛国心や郷土愛と混同されがちだが、これらは、近代の国民国家の誕生とそれに伴う国家主義から生まれたナショナリズムとは別の概念である。(愛国心や郷土愛は近代以前にもあった)


国民国家の成立との関係
ルネサンス運動や宗教改革によって、人間は「個人」を強く意識するようになった。
しかし、「個人」を意識すればするほど人は「孤独」となった。
特に都市労働者の中に顕著であり(彼らは貧困層でもあった)、その「孤独」という不安と生活苦の不安を結びつけることになった。
そこに、ナチズムやファシズムが入り込み、民族的・国家的一体感を生み出し「孤独」を穴埋めした。
結果、全体主義となって強烈なナショナリズムが台頭した。


こんな感じでしょうか。
参考になれば幸いです。
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