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初歩的な質問ですが、アンモニア(NH3)ですが、
なぜ塩基性なのか教えてください。
ちなみに学校では塩基性はOHのついているものと
習いましたがアンモニアにはOHが含まれていません。
アンモニアだけは例外なのでしょうか?
また他にも例外があるようでしたら教えてください。

A 回答 (2件)

>学校では塩基性はOHのついているものと習いました



CH3OHは酸でしょうか、アルカリでしょうか、中性でしょうか?

高等学校ではアレニウスの定義に沿って学習すると思うのですが。
中学校ですか。

アレニウスの定義によると
水中でH+を生じる物質が酸、OH-を生じる物質が塩基です。
コレは「酸は水溶液が酸性を示す物質」、「塩基は水溶液がアルカリ性を示す物質」であると言っていることと同じです。
OHを持っていてもOH-が生じなければ塩基ではありません。
Hを持っていてもH+が生じなければ酸ではありません。
この定義で言うとNH3は塩基です。CO2、SO2は酸です。

私はこの定義に付け加えて
「水溶液中で酸、または塩基として働く物質は水のないところでも酸、塩基としての直接反応が可能である」
という定義を付け加えています。

NH3+HCl→NH4Cl
は水溶液中での反応も水溶液外での反応も表しています。どちらも可能です。
(試験管に入れた濃塩酸と濃アンモニア水を近くに並べると白い煙が生じるというのはやりませんでしたか。)

CO2+CaO→CaCO3
は炭酸カルシウムの熱分解の逆反応ですが中和反応と考えていいことになります。地学で岩石の成分を扱うときにも出てきます。SiO2の割合の多い岩石を酸性岩と呼んでいるのとつながってきます。
大学でブレンステッドの定義ではこの反応を説明することが出来ません。

アレニウスの定義が十分に定着していなかったときには
水酸化アンモニウムNH4OHという表現が使われていました。今でも年配の方が使う可能性がありますので要注意です。
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高校までの範囲で塩基性という場合、それは水溶液中での話に限定されます。

つまり、アルカリ性ということばと同じ意味です。
したがって、アンモニアの塩基性を考える場合には、常に水に溶けている状態を考えます。
アンモニアが水に溶けると、下の式に示したような反応によって、OH-を生じます。このOH-がアルカリ性の原因になります。水酸化ナトリウムであればNaOHの化学式からもわかるように、式の中にOH-が含まれています。アンモニアの場合には、式にOH-は含まれていませんが、水に溶けているということを前提とした議論ですので、水からOH-が生じることによって、水に由来するOH-が生じてもかまわないということになります。
NH3 + H2O ←→ NH4+ + OH-

なお、大学に進めばもう少し違った観点からの説明がなされます。
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