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最近話題になるCO2の排出量ですが、ガソリン1Lあたりでどのくらい排出されるのでしょうか?化学に詳しい方ならガソリンの化学式から説明できるのでしょうが残念ながらわかりません。どなたか詳しい方が見えましたら是非教えてください。お願いします。

A 回答 (4件)

法律では、測定しやすいグラムで規定していますが、2.3キログラムといわれてもピンときませんね。


そこで、別の視点で見てみましょう。

1グラムのガソリンを完全燃焼させるのに必要な空気量は14.7グラムです。
ガソリンエンジンでは、この14.7を理論混合比(理論空燃比ともいう)と言います。
14.7グラムの空気は、容積では約12.2リットルになります。
空気は、温まると膨張し、また気圧の変化でも「かさ」は変わりますが、ざっと12.2リットルと思って差し支えありません。

ガソリンの比重は0.75くらいですから、1グラムのガソリンは、1.33 CC ほどです。
1.33 CC のガソリンを燃やすのに、空気は12.2リットル必要ですから、
1リットルのガソリンを完全燃焼させるたには、9173リットルの空気を必要とします。

ガソリンは、CとHの複雑な化合物ですが、化学式がどうであれ、完全燃焼するとCO2 と H2O になります。
不完全燃焼すると、CO2 にならず、一酸化炭素CO になります。
H2O は、高温の水蒸気で、マフラーで冷やされて水滴となります。

ガソリン自動車では、一定速度で走っているとき、多少のゆるやかな加減速があっても、理論混合比14.7で運転できるように設計されています。
コンピュータ制御のすばらしいところです。

車は、これだけの量の空気を消費して、そのほとんどすべてをCO2 として排出しています。
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化学式から算出できますが、ガソリンはナフサを主に様々な炭化水素化合物の混合物なので、ガソリンの化学式と言うモノはありません。

 また、何がどのくらいの比率で混合されるかは・・・メーカーや季節による変動もあるので・・・化学式からの算出はたいへんややこしくなしそうです。

化学式からの算出かどうかは別にして、ガソリン1リットルの燃焼で二酸化炭素は約2.3Kg発生するそうです。

参考に、燃費の世界的な第一人者、宮野慈氏のコメントはたいへん興味深いです。 一読される事をお薦めします。http://www.arealink.org/air/nenpi_report1.html

参考URL:http://www.arealink.org/air/nenpi_report1.html
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ガソリンは様々な分子の混合物なので、ガソリンの化学式というのはありません。



ただし、以下を見ますと、おおむねの成分はわかります。
http://www.chemistryquestion.jp/situmon/shitumon …

これを見ますと、飽和炭化水素が約半分、その他がオレフィンと芳香族となっています。
おおざっぱに、C(炭素)2に対して水素(H)が1ではないかと思います。

また、ガソリンの比重は約0.75と言われていますので、ガソリン1リットルは750gになります。
これを先ほどのC:H=2:1で計算してみましょう。
炭素の原子量は12、水素の原子量は1とします。

12×2+1=25
750/25 = 50
この50のうち、48が炭素です。

C + O2 = CO2
炭素48から、CO2は48モル発生しますので、酸素の原子量を16とすると、

12×48 + 16×2×48 = 2112g

となる計算です。
いろいろ仮定が多いのでおおざっぱな値ですが。
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