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某参考書にAlの配位数は各金属イオンの種類に応じて決まった値をとるとあり、そこにAlの配位数は6と書いてあったのですが、酸化アルミニウムとNaOHの反応で生じるNa[Al(OH)4]では配位数ではないのかと思ったのですが、どっちが正しいのでしょうか????

A 回答 (3件)

2配位も3配位も4配位も5配位もあります。

もちろん6配位も。
配位子の種類によって変化しますので、アルミ=6配位というのは間違い。
基本的には、アルミは陽性が高く原子半径も大きいので、4配位以上を取るのが普通です。三配位以下におさえるには、立体的にかさ高い配位子を使う必要が一般にあります。

テトラヒドロキシアラートが4配位かどうかは私は良く知りませんが・・・
この式の通りなら4配位のはずですね。もっとも水中だと水分子が配位したり、ヒドロキシイオンが架橋配位した構造なども考えることはできそうです。
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ん~, よくわかっていないんじゃないですかねぇ.


[Al(OH)4]^- の 4配位か, [Al(OH)4(H2O)2]^- の 6配位か....
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蛇足ですが、例えば塩化アルミのアルミは4配位ですし(塩化物イオンが架橋配位するから)、トリアルキルアルミニウムも一般に4配位です(アルキル基が架橋配位するから)。


質問者さんの例と似た化合物として、テトラキス(アルコキシ)アルミナートというアニオンがあります。[Al(OR)4]-というものです。かさ高く求核性・塩基性の低いアニオンとしてたまに使われます。

6配位のアルミ化合物で有名かつ有用なものの一つが、Alq3という分子です。
アルミニウムに、キノリナート配位子が三つくっついた中性錯体ですが、強い発光、優れた電子輸送特性を持ち、有機LEDでは重用される分子です。この例のように、5配位以上の場合はキレート配位子がついていることが多いです。これは高配位構造を安定化するため。

質問者さんはアルミだけを特別に考えているように感じます。
周期表の近くの元素も見てみてください。
シリコンも2配位から6配位(7配位とされるものもある)までありますし、リンもそうです(リンは1配位もあるが)。
アルミの一つ上のホウ素はアルミと似ていますが、アルミに比べると原子が小さく、陽性が低いため、より三配位を好みます。2配位から5配位まで知られていますが、ほとんどは3配位・4配位です。
基本的に周期表を下るほど、高い配位数が取れるようになります。
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