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変圧器と力率の関係ですが、力率が変わる事によって
どの様な影響があるのでしょうか?

A 回答 (2件)

変圧器の容量に余力が生じます。

また、力率を改善しますと、省エネ
ルギーにもなります。さらに使用条件にもよりますが、電力料金の
割引制度もあります。次のように考えます。

3相電力は次の式で表すことができます。

P=√3×E×I×cosθ

(1)負荷の大きさが100[kW]で、負荷の力率が0.85の場合

100[kW]=√3×E[V]×I[A]×0.85
√3×E[V]×I[A]=100/0.85=118[kVA]

この場合、変圧器容量が118[kVA]必要となります。

(2)負荷の大きさが100[kW]で、負荷の力率が0.97の場合

100[kW]=√3×E[V]×I[A]×0.97
√3×E[V]×I[A]=100/0.97=103[kVA]

この場合、変圧器容量が103[kVA]で良いことになります。

例として定格容量が150[kVA]の変圧器を用意しますと、

(1)の場合 150[kVA]-118[kVA]=32[kVA]
あと、32[kVA]の設備を追加接続することができます。

(2)の場合 150[kVA]-103[kVA]=47[kVA]
あと、47[kVA]の設備を追加接続することができます。

即ち、力率を改善しますと、設備(変圧器)の余力を生じることに
なります。
また、負荷の大きさがそのままでも、力率を改善することにより、
変圧器に流れる電流が減少しますので、変圧器の銅損+鉄損も
減少します。省エネルギー(省マネー)になります。
当然ながら、接続する配線類の損失(銅損)も小さくなります。

更に設備全体の検討事項となりますが、力率を0.85以上にしますと
電力料金が割引される制度があります。

次のURLを参照してください。

http://www.eccj.or.jp/qanda/he_qa/elec/d0502.html
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電圧変動率が変わります。

ε=pcosθ+qsinθ この式は大概、教科書や参考書に書かれていると思うのでご確認下さい。
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