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手塚治虫の「ルドルフに告ぐ」では、ルーズベルトは、日本が真珠湾を奇襲することを事前に知っていた、みたいな感じで描かれております。実際に、アメリカは開戦前には既に日本の暗号電文の完全解読に成功していたと聞きました。つまり日本の極秘情報は開戦前からルーズベルトに筒抜けだった。
このことは、「ルーズベルトは、自国の世論をあおる為にはある程度以上の損害が必要なので、事前に真珠湾攻撃を知っていながらもハワイには知らせなかった・・・」ということになるのではないでしょうか!みなさんは、このことについてどう思われますか?

A 回答 (8件)

当のルーズベルトが心中を明かさぬまま急死したので、真相は闇の中なのですが。

。。
ルーズベルト陰謀説の否定論です。

米が日本の外交暗号の完全解読に成功していたのは事実です(1940年夏頃)。実際、東京からワシントンの野村駐米大使に送った対米最後通牒などは当の野村大使よりも先にハルやルーズベルトが目を通していました。

しかし、当時の日本にはこの外交暗号の他に軍事暗号(海軍暗号、陸軍暗号)があり、1941年開戦当時はまだ解読に成功していません(海軍暗号はミッドウェー海戦の直前、海軍暗号はさらに後)

となると外務省が真珠湾攻撃を知っていたかどうか、になりますが。。。
外務省は「作戦上の理由」で、全く知らされていませんでした。

当時の軍部内では、通告無しの奇襲攻撃による開戦が望ましい、とする意見が大勢を占めていました。理由は、「ハルノートは事実上の最後通牒であり、対米戦争は自衛戦である。自衛戦に通告は不要」といったものです。事前通告に唯一こだわっていたのは昭和天皇と山本五十六で、結局通告後の開戦が決定されますが、実際に作戦を実行する現場の人間としては成功率が格段にUPする無通告開戦がよいとする不満がくすぶっていました。
当時の外相東郷茂徳の回顧録によると、11月29日の海軍との連絡会議で、東郷外相は対米最後通告への外交戦略上、攻撃の日時場所を教えろと海軍側(永野軍令部総長、嶋田海軍大臣ら)にせまりますが、海軍側からは「外交官も犠牲になってもらわなければ困る。最後の時まで米側に反省を促し又質問し我が企図を秘匿するように外交する事を望む」とりあってもらえてません。
つまり、外相でさえ真珠湾攻撃はおろか作戦日時まで教えられていなかったわけで、逆にいえば、対米最後通告の外務省による不手際による遅れも、海軍の外務省への重要事項連絡不足に起因しているといえます。

というわけで当然ルーズベルトも知らなかったということになります
実際、米公文書館で公開されている米が傍受した外交暗号の中には、真珠湾攻撃をにおわすものは何も無いことが確認されています。

~蛇足~
第一撃の日時や場所を知らなかったとはいえ、外交暗号から日本の対米開戦の意志があることは明白であったので、当然ワシントンからハワイの太平洋艦隊へ何度か警戒命令が出されています。(1回目対日石油禁輸のとき1941/7、2回目近衛内閣から東条内閣への政変時1941/10、ハルノート1941/11)。そのたびにハワイは緊張しますが3回目を除けば何れの場合も戦争までは至らず、狼少年的な気持ちで緊張が緩んでいた可能性も否めません。
又、日本艦隊の大船団が南へ移動中との情報が米首脳部に入っており、この情報から米首脳陣は日本の第一撃を、マレー半島かフィリピンであると思いこんでいました。
日本海軍にとっては、幸運につぐ幸運が重なって真珠湾奇襲が成功したといえましょう。
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この回答へのお礼

可能性なし、ですね・・・
こう史実に基づいて説明されると、不勉強の私は納得せざるをえません
大変勉強になりました。自分でも関係書籍などを読んでみようと思っています
ありがとうございました

お礼日時:2002/07/29 14:59

情報は日本の発する無線などにより、すでに傍受されていたようです。



当時のアメリカにしてみれば、いかにして日本の勢力を弱くするか、日本を叩くための動機付けを得るために知って知らぬふりをして真珠湾を攻撃させたという見方が一般的ですね。
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この回答へのお礼

可能性あり、ということですね
勉強になりました
ありがとうございました

お礼日時:2002/07/29 14:54

真珠湾への攻撃があるかもしれない、という情報は伝わって


いたと言われていますよね。
しかし、攻撃の規模とかまで事前に予測していたかどうかに
ついては疑問です。

確かに主力艦艇のうち航空母艦は基地を離れていました。
ですが他の主力打撃部隊は基地にありました。
戦艦など過去の遺物、主力は航空母艦と航空機、という事実を
証明したのは真珠湾攻撃でしょうから日本軍の攻撃があそこ
まで効果的にキマることは予想外だったと考えます。

一瞬、絶句したのではないでしょうか。

その後、アメリカは航空母艦の大増産に入りますが、戦列に
加わるまでの日本軍との衝突で航空母艦が全滅寸前までいきます。

海上航空部隊の威力を十分に認識していたわけではなさそうです。
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この回答へのお礼

可能性は薄い、ということですね
海上航空部隊のお話を聞いて、確かにそのような気がします
勉強になりました
ありがとうございました

お礼日時:2002/07/29 14:52

日米の近代史研究家の間では、この事は「事実」として位置づけられているようです。

もちろんアメリカ政府が認めたりはしませんけど。

この事を私達がいくら考えてもそれは「憶測」の域を出ません。
ですが、当時日本は石油をオランダから輸入していました。そのオランダにアメリカが圧力をかけて輸入をできなくしたようです。日本は低姿勢でアメリカに交渉しましたが向こうは一切応じなかった為、日本としては戦線布告する以外に手立てが無くなった・・・少なくともこれは事実です。
要するにアメリカが日本を開戦に追い込んだのですが、それを考えると「真珠湾」を事前に知っていたと考えるほうが自然です。

同じく、JFケネディを暗殺したのがオズワルドだとはアメリカ国民でさえ誰も信じていないでしょう。これは落合信彦「2039年の真実」集英社文庫を読んでみてください。

そうなると、昨年の911も・・・・・・・???

少なくともこの3つに共通して言えるのは「多少の犠牲を出しても最終的にはアメリカの国益(一部の人たちの)にかなっていた」ということです。ちなみにブッシュ政権には石油関係者がずらりと登用されています。これ以上は止めときますのであとは自分で調べてみてください。

No1~No3の回答者のみなさん、私達4人の回答はやっぱり削除の対象ですかねぇ~(笑)?誰か補足してくれるとうれしいです、というか助かります。
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この回答へのお礼

お、事実として位置付けられているのですか。
これは限りなく黒に近いですね
911も・・・興味深いです
ありがとうございました

お礼日時:2002/07/29 14:49

1、2年前、産経新聞で「ルーズベルト大統領は奇襲を知っていた」という記事を目にした事があります。

僕個人としても、充分ありえる話だろうなあと勝手に想像してます。
アメリカは凄いケンカ上手だなあと思いました。挑発とか追い詰めるのが巧いというか。やっぱり強い奴は先に殴らせて、そして徹底的にやり返すために、まず自分の正当性を確保しておくんでしょうね。やはり戦う前からに、既に勝算はハジキ出されてたんでしょうか。
余裕ですね~、アメリカって。ついでに金儲けも巧いし。

余談ですが日本の一番の奇襲は、マレー半島コタバルだそうです。その約一時間後に真珠湾は奇襲されたそうです。
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この回答へのお礼

新聞にも載っていたのですか・・・
その記事が観てみたい・・・
ますます可能性有り、ですね
ありがとうございました

お礼日時:2002/07/29 14:46

敵国とみなす国の暗号を全て解読していて、リアルタイムのそのときに『全てばれてます』的な行動を起こすとは到底思えません。

 逆に利用するのが戦争だと思います。 後々に自分たちに有利になることが判っている通商破壊(=戦争)で今の地位を築いたアメリカの歴史を見れば、そのときを利用したというのは一目瞭然であることは想像に難くないでしょう。 (消されたりして)
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この回答へのお礼

おっしゃる通りだと思います
ますます可能性あり、ですね
勉強になりました
ありがとうございました

お礼日時:2002/07/29 14:44

 私は、アメリカは事前に攻撃を知っていて、自分が被害者になる(戦争を仕掛けられる)事と、国民の士気を上げる(パールハーバーに知人がいた兵士にとっては、日本は憎悪の対象でしょうね)ため、わざとパールハーバーを見捨てたのだと思っています。



 しかしながら、今となっては証拠はありませんし、本や雑誌で書かれても、アメリカは否定しています。残念ながら真相は闇ですね。

 私が思う疑問点は、

 なぜ、奇襲攻撃の映像撮影のほとんどは、パールハーバー部隊によるものではなく、「偶然」本国から近くに派遣されていた撮影部隊によってさつえいされていたのか?

 なぜ、主力戦艦等が、事前に目的もなく、別の場所に移動していたのか?

 当日、日本軍の潜水艦部隊が、湾の近くで発見され、全滅させられているのですが(奇襲作戦の口火を切る部隊の一つとして、先行して特攻潜水艦部隊が向かっていました)、なぜ、その後に本体が攻めてくるものとして対応しなかったのか?

 などなどが挙げられます。でも全部「偶然」なんですよね?はてさて?

 では、再見!!
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この回答へのお礼

可能性あり、ということですね
確かに偶然に偶然がかさなっている・・・
勉強になりました
ありがとうございました

お礼日時:2002/07/29 14:42

昨年か今年に入ってから公開対象となった公文書に真珠湾攻撃の事前察知についての資料があったと報道されていたような気がしますが,確かめていませんので,なんともいえません。


戦略としては十二分にありえることでしょう。
暗号解読についてもほぼ完全にできており,開戦通知もすでに知っていたわけです~ネ。
チャーチルも事前に暗号解読によってコベントリーが空襲されることを知っていたのにもかかわらず,エニグマ暗号の解読を知られないために町を犠牲にしたといわれていますネ。
大きな戦略のもとでは,犠牲も止むを得ないというのが,戦時下(だけではありませんが)の国際的な常識なのかも知れませんネ。
以上kawakawaでした
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この回答へのお礼

可能性十分あり、ということですね
チャーチルの話は知りませんでした
勉強になりました
ありがとうございます

お礼日時:2002/07/29 14:39

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