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車の燃料に使うガソリンの表示の中にオクタン価と言う言葉がありますが
オクタン価とはいったいなんのことを言っているのですか?
知ってる方教えてちょん

A 回答 (2件)

簡単にいってしまえばどれだけノッキング(異常燃焼の一つで、低速のギアで無理にアクセルを踏み込んだときなどにカリカリいう状態)を起こしづらいかの指標です。

そもそもガソリンは複数の炭化水素の混合物で構成されたもので、ベンゼンとかアルコールなどのように単一の物質を示す名前ではありません。オクタン価とはガソリンを構成する炭化水素のうちきわてノッキングを起こしにくいイソオクタンと、逆にノッキングを起こしやすいノルマルへプタンとを混合した燃料を標準燃料として設定し、測定しようとする燃料と同等のノッキングをおこす状態まで、標準燃料の混合比を変化させ、そのときのイソオクタンの割合をオクタン価として表記しています。すなわちアンチノック(ノッキングしにくさの指標)性をあらわしています。ただし、実際に販売されているガソリンのイソオクタンの含有率とは直接関係はありません。市販のガソリンでは添加物(MTBE(メチルターシャリ ブチルエーテル)などの含酸素系の物質)を加えてアンチノック性を高めています。一般に加給機(ターボチャージャーやスーパーチャージャー)を備えたものや、圧縮比の高い高性能エンジンほどオクタン価の高い燃料を要求します。

ちなみにオクタン価100よりも高いオクタン価を要求する航空機用のガソリンではパフォーマンスナンバーと呼ばれる数値が使用されます。
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sailorさんの回答で正解です。

あと、少し補足を
octane rating のこと。内燃機関中での石油の効率の尺度。いわゆる、ノッキング、つまり、エンジンのシリンダー内で起こる早期着火を防ぐ性質(アンチノック性)を示すもの。4サイクルエンジンは、混合気の吸気(ピストンの降下)→圧縮(ピストンの上昇)→点火・爆発による出力(ピストンの降下)→排ガスの排気(ピストンの上昇)を繰り返します。ところが、ノッキングとは、この、2番目の圧縮時に、発火点の低い物質は点火より先に自然発火し、ピストンを押し下げようとします。通常の点火・発火爆発より、早期の着火(圧縮およびシリンダーの加熱による)になり、パワーが減少し、燃料効率が極端に悪くなります。
 ガソリンの成分は炭化水素CnH2n+2なんですが、直線状(直鎖型といいます)のものと枝分かれした(イソ)があり、枝分かれした方が発火点が高く、アンチノック性が高いのです。n-ヘプタンC7H16(直鎖型)を「ゼロ」とし、イソオクタン(枝分かれした)=2,2,4-トリメチルペンタンC8H18を「100」として、この混合物と他を比較して、オクタン価を出す。例えばオクタン価「50」=ヘプタンとイソオクタンの1:1混合物と同じアンチノック性を持つガソリンという意味になります。
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