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昨年、重量が1.5キロもある子宮筋腫を開腹手術で摘出(子宮全摘)しました。
術後は何の問題もなく元気になりましたが、先日腹部超音波検査を受けた際、胆嚢に9ミリのポリープが発見されました。
これからMRとCTの検査を予定していますが、胆嚢を摘出することになった場合、腹腔鏡でも可能でしょうか?
主治医は「胆嚢ポリープは、がんの可能性を考え、がん細胞をばらまかないよう、開腹での摘出が良い」との意見です。
私としては、小学校低学年の子どもが2人いるため、短い入院を希望しています。

A 回答 (3件)

子宮筋腫の手術は下腹部でしたので、癒着などの点から内視鏡手術ができないわけではありません。



問題はやはり癌の可能性についてです。超音波の画像上では胆嚢ポリープでも癌である可能性は否定できません。開腹手術を主治医が勧めるのは「がん細胞をばらまかないよう」というのではなく、癌であった場合、周囲のリンパ節への転移状況や浸潤状況を調べる必要があり、内視鏡では無理なのです。

状況はご理解いたしますが、胆石と胆嚢ポリープでは扱いが異なります。無理な要求をしても主治医には責任があるので、後になって「内視鏡手術だったから癌を取り残した」となっても困るわけです。

セカンドオピニオンを聞くのも方法ですが「小学校低学年の子どもが2人いるため」という理由は考えないほうがよいと思います。手術がうまくいかなかったり、不十分だった場合には結局はお子さんに負担がかかるわけですから、最も良い方法が最も負担が少ない方法です。見た目だけの短期入院を考えるのは禁物です。

この回答への補足

さっそく丁寧な回答をいただき、感謝申し上げます。
私の人生の中で一番大切なことは、子ども達の成長を見守り、支えることです。短絡的な考え方で短期入院を望むのではなく、確実に元気になれる(癌であれば根治をめざす)方法をとる選択をすることにします。
気づかせて下さってありがとうございました。
検査結果が出たら、主治医とよく話しあって(経過観察も含め)決めたいと思います。

補足日時:2007/09/27 12:31
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No2です。


まず、開腹手術への切り替えについてですが、これは可能です。はじめの腹腔鏡の余分な傷が増えますが。ただ、手術中に問題が判明する、というのは、基本的にがんと判明することを指すかと思いますが、これは難しいです。手術中の迅速病理検査(凍結切片)の不確実性(つまり、顕微鏡の検査のやり方が通常と異なる)のため、手術中に大きな判断の変更をするのは、リスクを伴いますし、手術中の検査でがんではないといわれても、最終的な顕微鏡の検査でがんと判明することも無きにしも非ずです。(逆はまずありませんが) 胆嚢癌の場合、がんであるかどうかも重要ですが、それ以上に、どの程度の進行具合かにより、手術方法が大きく異なるので、胆のうを取るだけでよい場合から、肝臓の一部までの切除を要する場合もあり、輸血の準備なども必要になったりします。ですので、手術のあとで、追加の手術を考慮する場合があります。この辺は主治医とよく相談ください。
胆のうの腫瘍が急に大きくなる、というのは悪性(がん)でなければありません。逆にがんであれば、早期がんの成績はいいですが、そうでない場合まだまだですので、9mmのごつごつした病変であれば、腹腔鏡の適応は意見が分かれるでしょうが慎重な比較的早期の手術がやはり必要でしょう。
がんでないといいですがこればかりは、胆のうの場合よほどひどくない限り取ってみないとわかりません。主治医の先生とよくご相談のうえ治療頑張ってください。
 
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この回答へのお礼

貴重な時間をさいてご回答いただき、ありがとうございました。
医師の皆さんは、外来に押し寄せる患者さんを時間内に診なければならず、一人一人に対して十分に納得できるまで話し合うことは難しいと思います。
患者(私)も、あまり先生の時間をとってはいけないと遠慮してしまいがちです。
外来で、思いがけない病気を指摘され、動揺している患者の耳には正確に医師の言葉が伝わらないことも多いと思います。
このサイトでの回答を読み返し、頭の中を整理することができました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/29 06:42

上の方の回答で十分と思いますが、複数の回答の方がよいかと思い書きます。


腹腔鏡下での胆のう摘出に関しては、過去の手術が下腹部の手術のみであれば可能だとは思いますが、へそまで傷が及んでいれば、腹腔鏡を好まない施設もあると思いますので、執刀医がより安全と考える方法がよいと考えます。
より重要なのが、胆のうの「ポリープ」の状況です。10mmを超えるとがんの可能性がちょこちょこ出てくるので、手術した方が良い、とされていて、9mmは微妙なところだと思うので、エコー等での形などからがんの可能性を考えることになります。腹腔鏡でするかどうかは、がんの可能性をどうとらえるかにより、決まった意見はありません。がんの可能性が高いと考えた場合には、がん細胞を含む胆汁が傷口につくと傷口からの再発が多いことから腹腔鏡は避けた方が良いとされています。
いずれにしても、主治医とよくご相談のうえ、メリットデメリットを納得の上手術を受けられることをお勧めします。

この回答への補足

的確なご回答、誠にありがとうございます。
さきほどMRの検査を終えました。来週、CT検査の結果をふまえて今後の方針を話し合います。
私もこのサイトの胆嚢ポリープのQ&Aその他をよく読み、だいぶ知識がついてきました。
そこで、2点についてお伺いします。
癌の可能性が低そうだとして、腹腔鏡手術を開始し、問題が明らかになった時点で開腹に切り替えるということは難しいのでしょうか?
(エコーの結果は「不整でごつごつ」と主治医がパソコンのカルテに記入されていましたが・・・)
子宮筋腫は半年で直径が8cmから20数cmに成長し、あまりの成長の早さに肉腫ではないかと不安でした。筋腫(良性でした)は、子どもの夏休みに合わせて昨年遠隔地の実家に帰省して手術しました。傷口はへそ下2センチから下です。
胆嚢ポリ-プには血管が通っているようで、子宮筋腫のように急速に大きくなって、胆嚢の働きを失ったり、近くの臓器の働きを邪魔したりすることはありえますか?
10数年前に母が胆石で胆嚢を摘出し(当時は開腹手術しかなかった)、元気になっているので、開腹手術に対しての恐怖はあまりありません。
幼稚な質問ですみません。よろしくお願いします。

補足日時:2007/09/28 12:13
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