プロが教えるわが家の防犯対策術!

学校の教科書に載っていた「青が消える」を読んで、村上春樹に興味をもって「ノルウェイの森」を借りて読んだのですが、終わりの部分が良く分かりません。

様々な捕らえ方が出来る、ということが言えるのだと思いますが、僕はどうとも捕らえられません。
この作品を読んだみなさんはこの終わりにどんなことを感じましたか?
教えてください。

A 回答 (2件)

主人公の心の叫び、で終わっていると思います。


そこには、客観性も、大人の視点も、何もなく、自己中心的な電話の叫びであり、この小説が告白に近いことを示しています。
大学時代からの何年間の青春の彷徨と、心の独白、それに気がついたラストは、主人公がこれから大人へと変化していく予測があります。
彼女を語りながら、彼女ではなく、自分の心の中の真実を語っていた、そんなあっけらかんとした終わり方だと思います。
一種のキャタストローフだと思います。今まで築いていた愛の物語が、一挙に崩れ去る、そんなショックを読者に与えています。
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私は、結局自分(主人公)の居場所が不確かであること、


これからどうなるのか決まっていない、不安または不安定な終わり方(ミドリがいるにしても)と感じたのですが、
昔雑誌でハッピーエンドだと書いていた人がいて、驚いたことがあります。

曖昧な結末だから、いろいろな受け取り方が出来るのでしょう。

昔の村上春樹作品は、「喪失感」「欠落感」ということがよく言われていました。
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この回答へのお礼

回答有難うございますw
様々な喪失、そして様々な取り方が出来るエンド。
こういう風な作品なんですねw
やっぱり漫画ばかり読んでちゃ駄目だなぁ・・・

参考になりました^^

お礼日時:2007/12/12 18:17

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