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いまいち違いがわからないので質問させてください。
辞書(広辞苑)で調べると…

方言…一つの言語において、使用される地域の違いが
   生み出す音韻、語彙、文法的な相違。
   また、そのような相違に基づく同一言語の下位区分。

俚言…共通語に対して、ある地方だけで使用される語。

とあります。俚言は理解できます。
方言にある、「一つの言語」というのは、「共通語」ではないのでしょうか?
「地域の違いが生み出す(略)、語彙」というのは、「ある地方だけで使用される語」にあたるのではないでしょうか?

例えば「箸」と「橋」のアクセントって関東と関西では
違うじゃないですか。
これは俚言ではなく、方言と判断したらいいんですか?
「方言」の中に「俚言」があるということでしょうか。

A 回答 (2件)

> 「方言」の中に「俚言」があるということでしょうか。



概ねそういう解釈でよいと思いますが、俚言には「雅言」の対義語としてのいみもあるので、この場合はやや差別語的なニュアンスがありますね。

> 方言にある、「一つの言語」というのは、「共通語」ではないのでしょうか?

例えば日本におけるアイヌ語は日本語とはまったく別系統の言語ですから、日本語の方言とは言いませんし、合衆国におけるアメリカ・インディアン諸語も同様に英語の方言ではないですよね。「一つの言語」とは、そう言う意味です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
御礼が遅くなってしまい、ごめんさない。

なるほど。「一つの言語」とはそういう意味なのですね。
疑問が解けました。
分かり易い説明、ありがとうございました!!!

お礼日時:2007/12/14 16:45

方言とはある言語の(主に)地域的な変種のひとつひとつを言います。

またある方言にさらに細かい地域的な変種がある場合もあります。たとえば日本語は大きく琉球方言と本土方言に分類され、本土方言は北海道方言、東北方言…というふうに分類されます。

複数の言語を別な「言語」と見なすか、ひとつの言語の中のいくつかの「方言」と見なすかは社会的状況によって恣意的に決められることもあります。

俚言は、一般には共通語と異なる語彙です。たとえば「『ばってん』は長崎の俚言」などと言います。ただ、日常生活では「俚言」という言葉の代わりに「方言」という言葉を使いがちです。

>「一つの言語」というのは、「共通語」ではないのでしょうか?

共通語という一方言ではなくて、その言語に属する全方言をまとめたものがその説明での「一つの言語」です。

>「地域の違いが生み出す(略)、語彙」というのは、「ある地方だけで使用される語」にあたるのではないでしょうか?

語彙の方言差は「ある地方だけで使用される」だけではなく、同じ語が使用されていても意味が異なる場合もあります。

>例えば「箸」と「橋」のアクセントって関東と関西では
>違うじゃないですか。
>これは俚言ではなく、方言と判断したらいいんですか?

方言間のアクセントの差ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
御礼が遅くなってしまい、ごめんさない。

例えがあり、わかりやすかったです。
たしかに同じ語でも意味が異なること、ありますね。
ありがとうございました!!!

お礼日時:2007/12/14 17:11

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