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初めまして、質問なのですがキャッシュ・フロー計算書を利用して、その企業が近い将来に倒産する危険がないかを判断するにはどこに着目すればよいのでしょうか?

A 回答 (1件)

キャッシュフローには営業・投資・財務の3つがありますが、それぞれ数字の現れ方によって意味が異なりますので、数字が示す状況をよく注意するようにしましょう。



一般的に倒産の危険を見極めるのに判りやすいのは、営業キャッシュフローと投資キャッシュフローを合計したフリーキャッシュフローの値がどうなっているかを注意することです。これは簡単に言えば、会社が活動した結果自由に使える(処分できる)お金を示しており、これが多ければ安心であると言えます。逆にこの数値がマイナスだと、金融機関などからお金を借り入れないとやっていけない訳で、状態が厳しいことが予想されます。ただし、単年度だけの結果を見た限りでは正しい判断は難しく、数年分のキャッシュフローを分析しないと正しい状況はわからないと思います。3種のキャッシュフローの合計がプラスだからその企業は順調そうに見えたとしても、数字の中身を見てみれば、営業活動が好調で儲けが出ているのか、借金をして運転資金を確保しているのかが判ると言うことです。

他にもキャッシュフローの現れ方によって企業の状況は色々と読み取れますので、貸借対照表や損益計算書と併せて企業財務の書籍を参考に勉強してください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

なるほど、基本は3つのキャッシュフローからの分析なんですね。
3つの中からどれか一つを選んで倒産予想をするものと考えていましたので、どれも重要キャッシュフローであることに違いはないのに一つでは判断がつけれないと思っていました。

とても参考になりました。

お礼日時:2007/12/18 20:25

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