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「原価計算基準」第一章、四、(二)に、次の『 』内のようにあります。

『製品原価とは、一定単位の製品に集計された原価をいい、期間原価とは、一定期間における発生額を、当期の収益に直接対応させて、把握した原価をいう。』

財務諸表において売上原価を示す場合など1会計期間の製品原価について見る場合は、当該製品原価は上記定義に言う「一定期間における発生額を、当期の収益に直接対応させて、把握した原価」であるので期間原価の1種でもあると思うのですが、そのような理解で正しいでしょうか。

A 回答 (2件)

正しくないです。



 製品原価と期間原価を対比して書いていると言うことは、製品製造にかかった費用は製品原価として製品に対応して管理(計算)し、製品原価に対応付けられないものは期間原価(費用)として管理(計算)しなさいということです。
 製品原価は、その期に売り上げなかったものは翌期に持ち越さなくてはいけませんし、前期からの繰越在庫を今期売り上げた場合は今期に計上しなくてはいけません。
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この回答へのお礼

御教示の内容が私のような初心者には高度でしたので少し勉強していたため御返事が遅くなりました。申し訳ありません。

>製品製造にかかった費用は製品原価として製品に対応して管理(計算)し、製品原価に対応付けられないものは期間原価(費用)として管理(計算)しなさいということです。

そういうことなんですね。つまり、「それが一定期間に発生した経費であっても、製造原価は期間原価とは呼ばない」、つまり「期間原価とは、『一定期間内に発生した原価』という意味ではなく、『販売費及び一般管理費』という意味である」ということなんですね。

そのように考えると、ほかで生じていたたくさんの疑問も解決、解消されます。

やっと分かりました。「期間」の2文字にだまされていました。
闇を脱出できました。
有り難うございました。

お礼日時:2008/01/02 10:02

全文を改めて掲載すると次のようになっています。



原価は、財務諸表上収益との対応関係に基づいて、製品原価と期間原価とに区別される。
 製品原価とは、一定単位の製品に集計された原価をいい、期間原価とは、一定期間における発生額を、当期の収益に直接対応させて、は握した原価をいう。
 製品原価と期間原価との範囲の区別は相対的であるが、通常、売上品およびたな卸資産の価額を構成する全部の製造原価を製品原価とし、販売費および一般管理費は、これを期間原価とする。

まず知っておかなければならないのは、総原価についてです。
原価計算では、製造原価と販売費および一般管理費の合計額を
「総原価」といいます。なにがいいたいかといいますと
販売費および一般管理費も原価になるということです。

ご質問の内容の
製品原価とは製造原価のことを
期間原価のことは販売費および一般管理費を
指しているのではないでしょうか。

ご質問の前段では
「製品原価とは、一定単位の製品に集計された原価をいい」
といっていますので、製品原価であることは明らかです。
一方、後段では
「期間原価とは、一定期間における発生額を、当期の収益に直接対応させて、把握した原価をいう」といっています。
ここで重要なのが、「・・・一定期間における発生額を・・・」
といっている点です。
発生額をそのまま当期の収益(売上高)に対応させるのですから
製品原価ではありません。販売費および一般管理費を指して
いるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

>販売費および一般管理費も原価になるということです。

分かります。

>製品原価とは製造原価のことを
期間原価のことは販売費および一般管理費を
指しているのではないでしょうか。

そういうことなんですね。やっと分かりました。

>販売費および一般管理費を指しているのではないでしょうか。

そういうことなんですね。やっと分かりました。

有り難うございました。

お礼日時:2008/01/02 10:05

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