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日本の刑法犯は他の国のそれよりも、圧倒的に取調べの際の自白率が高いそうです。

 ニュースで出てくる様な容疑者の大体が、取調べが始まって間もなくの内にあっというまに洗いざらいしゃべってしまうのが不思議です。
 そもそも、完全犯罪をするのであればすべて計画通りに動き、当局に疑いすらかけられない(捜査線上にすら浮かばないような計画)ようなプランが必要だとおもいますが、間違って失敗を犯してしまい疑いをかけられてしまった場合、それでもまだ疑いの段階でなぜそう簡単に凶器の遺棄場所や遺体の遺棄場所などの有罪か否かを分けるような「犯人しか知りえない事実」を問い詰められるとしゃべってしまうのか分かりません。

 取調べ室とはそんなにしゃべりたくなっちゃう所なのでしょうか?日本の警察官とかは良く道徳論や人情に訴えたり、少なくともアメリカなどでは考えられない方法で自白させるみたいです。

 例えば強盗殺人犯ですらお構い無しによく自白します。当局がどれだけ自分を有罪にする証拠を持っているか分かりませんが、でも自白すれば100パーセント有罪なのと、否認または黙秘してXパーセントなのでは期待値的、確率的に有利なのは否認または黙秘であるのは明白なのにもかかわらず自白をしてしまう理由が分かりません。

私はそんな尋問を受けたことがないので分からないので教えてください。

※犯罪者を擁護したり犯罪を助長するような意図はこの質問に無いことをあらかじめ申し上げます。

A 回答 (6件)

 こんにちは。


私はある殺人事件の容疑者の支援団体に入っていましたが、その犯人扱い
された方はまだ任意の取り調べの段階で、余りにも非人道的な恐ろしい
取調べを受けた為、精神不安定になり入院する羽目になってしまいました。
 誘導尋問なんて甘いものではないのです。犯人が警察の望む事を吐く
まで徹底的に痛めつけるのが、警察のやり方なんです。「太陽に吠えろ」
のチョーさんだったか山さんだったか忘れましたが、あのような優しい
誘導尋問と言うか心理的落とし方なんて、今の警察はしませんよ。
 誘導尋問は相当高度なテクニックが必要なので、今の警察には無理という
ものです。それが出来るなら志布志事件なんか起きなかったでしょう。

 私が支援してきた人は最後迄否認し続けましたが、結局確たる証拠
も無いまま有罪にされてしまいました。正直中立的な立場で見ても絶対に
無罪と信じて疑わなかっただけに、この日本の警察検察裁判所の起訴された
ものは絶対に有罪と言う、動かざる決め事に恐怖を感じました。

 それだけに実際犯罪を犯した者が、警察の取り調べに対して否認を貫く
のは、並大抵の事ではないのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

貴重な体験談をありがとうございます。こんな捜査が(一応?自称?)先進国でまかり通っていいのでしょうか?と思いました。警察は自分に与えられた使命や法の手続をいったいどう思っているのでしょうかね?非常に私は不安とともに怒りも感じました。
 印象としては、公営暴力団って感じです。特に警察個人に何の利益もないのに必死に他人を陥れて喜んでいる点ではサディストともいえます。
 警察を監視する組織が必要なのではないかと私自身は感じます。取り調べもすべて可視化して、記録されていない取調べはすべて裁判では無効とすれば冤罪もだいぶ減ると思います。まあ、ほとんどを自白に頼っている無能な警察にとっては可視化されたら現行犯以外誰も有罪にできなくなっちゃいますから絶対反対でしょうけど・・・(現行犯すらでっちあげかも知れませんが)

お礼日時:2008/01/06 13:24

 日本の教育水準が、世界最高レベルにあることが要因と思われます。


トップ級の知的レベルはともかく、識字率の高さや九九のような四則
演算といった基礎レベルでは、日本が恐らく世界一でしょう。

 なぜこれが自白に関係あるかというと、「 頭のいい人は自己矛盾に
耐えられない 」からです。たとえば経済犯罪で銀行のお偉方が捕ま
ると、ほとんどの人がペラペラと自白してしまいます。最初のうちは
シラを切ったりウソをついたりするのでしょうが、それを繰り返して
いるうちに、絶対にどこかで矛盾が発生します。

 すると、知的レベルの高い人はその自己矛盾が許せなくなってしまい
真実を口にしてしまうようですね。自分が話している論理に一貫性が
ない状態を突き通すことができないというわけです。

 いっぽう、詐欺師やヤマ師と呼ばれる人々は、ウソをつくことにため
らいがありません。矛盾してもへっちゃらでウソをウソで上塗りします。
こう言ってはなんですが、人をだますのが上手い人には、知的レベルの
高い人が少ないように思われます。

 これらの詐欺師( 離婚暦を隠して独身中年に結婚を迫るような女性も
このタイプ )は、殺人などの粗暴犯罪には手を染めません。あくまで
経済犯罪が中心なので、警察の民事不介入という原則が壁になって、
なかなか事件化しないことも多いのです。

 ちなみに100%黙秘というのは、人間なかなかできるものではあり
ません。しゃべらないほうが有利と最初は思っていても、自分がクチに
していないことが調書に載ったりすると、やはりしゃべってしまうよう
です。昔の赤軍派など極左テロ集団では完全黙秘が戦術の一つでしたが、
彼らのように過激な思想的背景がないとできないことでしょうね。
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この回答へのお礼

ご回答いただきまして大変ありがとうございました。

非常に興味深いご意見読ませていただきました。私の感想ですが、大体大筋で同感です。
 
 私の、身の回りで嘘をつく人間の共通点を考えてみましたが、知能指数が(多分)低い人が多いように感じました。

 私がまだ小学生高学年か中学生になったばかり位のころ、友人二人と近所の高校の庭?に勝手に入って警備員にとっつかまったことがありました。控え室に連れて行かれ住所と名前を聞かれました。私は素直に住所と名前を書きましたが、友人は嘘の住所と嘘の名前を書きました。(おい!まじかYO,お前これからどうせ親呼ばれて怒られて帰るんのにそんな嘘ついてどうすんだよとか思いました。そんな嘘何の意味無いじゃんと幼いながらはっきり分かりました。)
 頭のあまりよろしくない彼は今もたまに会いますが、つまり、場当たり的で後の続かない嘘を平気でつくことができる性格のようです。あまり深く考えてないから、自己矛盾も全然お構い無しです。まあ、友人として嫌いでは無いですが、俺にもうそつくのやめてくれないって思います。
 私は、正にご指摘のように(頭がいいというよりはただのバカ正直)なのか、やはり矛盾したことはあまり突き通せない性格できっとごもってしまうと思います。よほどの政治的信念があって、警察を敵だと思っていないと最後まで黙秘はできないと思いました。

お礼日時:2008/01/06 13:13

経験のない方には判らない話ですよ。


私の場合は速度超過で検挙されての呼び出しでしたが、まあ酷いもんです。
「犯人しか知りえない事実」を喋ってしまうのではありません。
「こうなんだよな?」「こうじゃないのか?」「そうじゃないだろう?」と懇切丁寧に、時には脅迫・恫喝も交え、誘導尋問を繰り返し、どう答えるべきか、洗脳していただけます。
しかも、長時間、同じことを繰り返し、反論を封じていきます。
まあ、巷で言われているように、「取調べを可視化」したならば、人権蹂躙で訴えられること、間違い無しですね。
と、いうより、取調べができないでしょう。それだけ酷いのです。
私の場合、確認して、供述調書に署名・捺印した事項が、検察官に示された証拠では、私に不利なように改竄されていたので、そこを指摘し、「正式裁判でお願いします。」と言ったら、「警察は馬鹿だからやっていいことと悪いことの区別がつかないんだ。でも書類を引っ込めるわけにもいかないから認めてやってくれ」とまで言われました。
身内の犯罪を隠滅するために、無実の私を犯罪者にして、おかしいとすら思わないのです。
私の場合は、上司が呼び出され、更にその上の関係者にも出頭してもらうと脅され、上司に懇願されて正式裁判を諦めざるを得ませんでした。
なんと、前日に、上司に対して「明日出頭すると連絡を受けたが、ちゃんと認めるように説得できたか」と、確認と念押しの電話までありました。
道交法違反で、おかしい所を指摘され、明らかにおかしいと自分でも認めながら、警察官・警察組織のために無実の人間を罪に落とすことを平然とできるのが日本の司法組織です。
自分はやっていなくとも、留置場に何日も閉じ込められ、「お前の両親や子供、奥さん、孫にも、同じ思いをさせたいのか」と、脅迫を繰り返されたら、「ばれたらヤバい」「バレるはずはない」と思っている犯人よりも、普通の生活を送っている一般の人のほうが耐えられないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

大変参考になるご意見をいただきありがとうございます。捜査中に家族のことや会社の人間を持ち出すことを非常に卑怯に思いました。人間の弱い部分に付け入って、ありもしない事実を吐かせようとするのは正に国営暴力団とでも形容できると思います。
 大体、証拠がちゃんとしてればそんな恫喝や脅しも必要ないのではないでしょうか。さっさと証拠を検察にまわして起訴してしまえばいいわけですし、証拠が足りない(そもそもなにもしてないのですが)からそのような違法な取締りに走るのだと思います。

ご意見ありがとうございました

お礼日時:2008/01/06 12:50

一度、ひき逃げ事件の逃走車両と私の車が同年式で同色、同地域に居住していたので所轄の警察に呼ばれました。



その時の印象は、
一見事件とは無関係の口調と会話内容なんだけどいつの間にか事件について聞かれ、微妙に異なるけど、とにかく同じ内容の事を何度も聞かれるという事。
#1さんと同じですね。

何度同じ質問をしても回答内容にブレが無いか、矛盾点が無いかを調べてるようです。

自白する、というより矛盾点をドンドン突かれて最終的に反証出来ない状況に持っていくのが目的のようです。

勿論後日、ひき逃げ犯が検挙されたってのは連絡がありましたけどね。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました。

なるほど。きっと警察の取調べマニュアルにきっとあるのでしょうね。容疑者を複数の取調官が若干質問内容を変えて何度も質問してその回答を全部照らし合わせて矛盾点が無いかを見て白か黒かの目星をつけるのでしょうね。

 あと、knfciさんは呼ばれて忙しい中出頭されたと思いますが最後警察はお礼や謝罪の言葉とかはあったのでしょうか。市民は捜査に協力するのは当たり前だなどと思っているのであればきっとだれも協力しなくなってしまうと思います。ちゃんとした礼儀ある対応を警察には望みます。

お礼日時:2008/01/06 12:42

 取調べの技術からではなく、「ウソがつけない」「諦念感の強い」日本人の国民性に由来しているものと思われます。


 乏しい経験ですが、諸外国(人)と較べてそんな気がします。
 私は「犯罪者が「自白」するのは悪いことではないと思っています。
最近、その美徳(?)もだんだんに失われていくようですが。
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この回答へのお礼

私がちょっと本で読んだところによりますと、警察は、どうせ犯人の大部分は取調室に監禁して問い詰めれば大抵吐くという相場が分かっているので、証拠主義を軽視して、自白一辺倒の捜査になっているそうです。

 冤罪の問題や国際的な視点での刑事政策としては問題があるといわざるを得ないと思いました。結果よければすべてよしというのは法の理念からは明らかに外れると私は思います。正しい法の手続を経て捜査が行われてはじめて犯罪者を検挙できるのだと考えます。

お礼日時:2008/01/06 12:35

取調べ経験はありませんが、自殺現場を目撃してしまい事情聴取をされた経験から。


入れ替わりで違う刑事がやって来て、ウンザリする位同じ質問をされました。
取り調べも一緒なんじゃないでしょうか。

真実は何度聞かれても、供述に揺るぎが無いと思います。
嘘をつけば、それを覚えておかねばなりません。
ついた嘘を覚えておくのって、意外と難しくありません?
だから、前の供述との食い違いを攻めるて行くのかなと、個人的には思います。
まあ、捜査線上に名前が挙がらなければ関係無いのでしょうけど。

取調官の腕もあるかもしれませんね。
かつて、吉展ちゃん誘拐事件と呼ばれる事件の容疑者は、
取調べ中の世間話から火事の話をしたそうです。
崩せなかったアリバイを、それがキッカケで崩したそうです。
平塚八兵衛という、凄腕の刑事が担当したそうです。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました。

自殺現場を目撃しただけで任意とはいえ何度もしつこく質問するなんて、犯人じゃないんだから少し配慮ある取調べをしてほしいですね!

 確かに嘘を突き通すのはなかなか難しいかもしれませんね。一瞬でもごもったら、何で真実をしゃべるのにつまずくんだと思われてすぐに嘘をついていると勘ぐられてしまいますからね。

 反面、黙秘はへまをしたりして矛盾は生じないが、もし無実ならなぜ黙秘するのかと勘ぐられてもっとも疑わしい容疑者として取調べが厳しいものになるかもしれません。

ちゃんと証拠にもとずいた捜査をしていればそもそも長い取調べ自体必要ないのにとも思います(容疑者が何を言おうと証拠があれば有罪にできる)。

お礼日時:2008/01/06 12:27

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