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ピストンピンがピストン中心部からオフセットされている理由を教えていだだけませんか?

加重がコンロッド小端部に大きくかからないようにしている、ということを聞いたような気がするんですがあっているでしょうか?

また、このオフセットによってピストンスピードが
下死点から上死点のときと
上死点から下死点のときで
かわってしまうと聞いたのですが、理解できません。ご存知の方、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

スモールエンドに力がかからないようにするためというより、ピストンの磨耗の問題です。


ピストンピンがピストンの中心に付いていると、上下する際に前後に振れが出ます。
いわゆるピストンの首振り、ピストン打音です。
オフセットさせれば、片側に押し付けられるので首を振ることは無くなります。
まったくゼロになる訳ではないですが、少なくなります。
押し付けられるといっても軽微なのでそれによって磨耗が増大するようなことは無いし、点接触から線・面接触になるので磨耗も少なくなります。
また、ピストンが受けた熱がシリンダーへ逃げ易くなることで耐久性も上がります。
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まったくのど素人ですが。


模型のエンジンは、慣らし運転で回転方向のクセをつけたりします。オフセットはないのがおおいですね。
バイクはばらしてみればわかりますが、ピストンには前後がありますし、ピストンリングも間違ってつけられないような工夫がしてあります。
効率のいい燃焼をさせようとすると上死点前に点火することになります。そうすると逆方向に回そうという力も働きます。このときオフセットをしておれば素直な方向に回転力を伝えることができます。
イメージで上死点手前で素直に回転するリンクを考えてみてください。
速度が早くなる方向が行きやすい方向です。
公園のシーソーをイメージしてください。
実際にCADなんかで書いてみるか、影絵の人形劇の人形よろしく、リンクを作ってみたらわかりやすいかもしれません。
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2輪のエンジンは専門外なので、4輪の場合で説明します。


基本は同じなので、同じだと思います。
一番の理由は、ピストンスラップの軽減です。
クランク、コンロッド、ピストンの動きを頭で想像してください。

クランクが回転する時、メインジャーナルを軸に回転します。コンロッドが付いている部分はピンジャーナルで、回転軸からずれています。
その為、ピストンは斜めに押し上げられる事になります。FR側から見た時に右回転のエンジンは、左側からシリンダーの右側に押し付ける感じで上がります。上死点まで行きピストンが降下する時、今度はピンジャーナルが右側に行くので、シリンダーの左側に押し付けながら下がります。この時、ピストンはシリンダー右壁から左壁に動き、ピストンがシリンダーを叩く現象が起きます。この動きをピストンスラップと言います。
このピストン振動が、エンジン騒音(スラップ音)、ピストンの棚落ち、齧り、磨耗などを起こしやすくする為、ピストンピンの位置をオフセットさせて軽減しています。
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