プロが教えるわが家の防犯対策術!

昼間、同僚と「今日はやけに0A機器のトラブルが多い・・」という話しをしていました。その中で、「もしかして太陽風の影響かなあ・・」なんて話題になりました。
同僚の話によると、太陽風とはプロミネントが大きくなった時に発生して、地球の我々にも少なからず影響を与えるものだ・・・そうです。そこでこの「太陽風」についてもっと知りたいと思った次第です。詳しい方いらっしゃったら教えて下さいませ。宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

一言で言えば,「太陽風」とは「太陽由来の高エネルギー荷電粒子」のことです.


太陽は核融合反応の結果,電磁波(光,電波,等)としてエネルギーを周囲に放出していますが,
その他に,非常に高速で電気を帯びた粒子を振りまいています.

電気を帯びた粒子が高速で飛んでいると言うことは,電気が流れていると言うこと,
電気が流れていると言うことは,電波が発振されていると言うこと.
この電波が,地球周りの電離層やいろいろな機器に悪さをします.
電波は金属に到達すると,金属内で電気が流れ,OA機器の場合,異常電流が流れ,誤作動の原因となります.

プロミネントやフレアがあると,上記の現象がひどくなります.

#1さまおっしゃることは,「風」と言うところが混同の原因であるかと思います,
上記のように,太陽風の実態は「粒子線」であって,彗星とは関係無く事実として
存在しているものであり,推測推定のものではありません.

また,衛星でのパドル展開失敗と言うのは,太陽風や彗星とは全く別問題で,
これは宇宙では水は熱輻射により温度が低下して氷になってしまい,
凍りついた展開機構が動かなかったと言うことです.

彗星の尾はおっしゃるように,太陽風(つまり高速荷電粒子)が彗星表面に衝突し,
粒子の運動エネルギーが熱エネルギーに変換され,その熱で彗星の成分が昇華して噴き出し,
それが太陽風によって吹き飛ばされる(高速粒子と彗星由来の粒子とが衝突する)現象です.

彗星の周りの渦ですが,彗星の尾は非常に薄い希薄流体ですので,渦のような粘性による現象などは
なかなか起こりえないです.しかし非常に大きなスケールで見ると,希薄流体とは言え,
それらしい様子が見られます.
http://www.kahaku.go.jp/education/program/i_pgm/ …
上記ページの「池谷-チャン彗星」の左にのびる尾は,あともう少し粒子密度が濃ければ,
「カルマン渦」を生じるほどです.しかし実際にはそこまで濃い尾は彗星からは発生しないようです.
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速の回答有り難うございました。私にとって知らない専門用語が多用されている割には、なんとなく理解できました。話は変わりますが、今回の質問をする前に過去の質問を検索したところ「宇宙で風は吹くのか」という、お子さんからの質問に答えられなかった親御さんからの質問を思いだしました。宇宙では、空気が無いので風は吹かないと・・・。と、ここで名前は「太陽風」と「風」がつくけど実際はイメージ上の名前で風は吹いてないに、結びつくのですね。恥ずかしながら、宇宙に風が吹かないなんてこのとき始めて知りました。
私の知識不足で多少分からないところも有りましたが、イメージはだいぶ掴めました。丁寧な説明本当に有り難うございました。

お礼日時:2002/10/19 09:16

天体観測は好きですが、物理は全く嫌いな人間がアドバイスします。



結論、#2さんの言うとおりです。太陽からプロトン(H+)等が放出されているようです。

現在の電子機器はその影響を強く受けます。軍用では、かってはその影響から逃れるためにあえて真空管を使用していたこともあると聞きました。

正確なことは、NASAが太陽風の物質を採集する「衛星ジェネシス」を打ち上げました。サンプルは何年後かに回収されるでしょう。それまで今しばらくお待ちください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のお返事有り難うございました。NASAで衛星が打ち上げられていたなんて・・・。何年後かに解明されるわけですね。でも、NASAが関わっているなんて電磁波等の影響って人体にも、機器等にも(軍用にも?)結構深刻な影響を与えてるって事ですかねぇ。回収後、いろいろな病気とかの治療の役に立ったりしたら素晴らしいですね。
興味深い、回答有り難うございました。

お礼日時:2002/10/19 09:32

太陽風の概念は彗星の尾に起因したと思います。


つまり彗星の尾が太陽との位置関係においていつも反対側に位置していることから太陽からの何らかの粒子の放出により吹き流されていると推測した人の意見が定着したものと思われます。
また黒点の大量発生における電磁波の影響が地球に何らかの影響があると観測結果から考えられているようです。
私自身は太陽風に関しては異論があります。
これは以前ひまわり衛星が空気中の水分によって凍り付いて羽根が拡がらないとニュースで知ってからです。それでわたしは彗星本体の影の部分は炭酸ガスが凍ってドライアイスになるようにガスが凍ったものだと推測している次第です。流体力学をかじった人ならわかると思いますが彗星の本体の周りには渦が見受けられません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速のお返事ありがとうございます。彗星の尾から起因しているなんて宇宙の大きさというかそんなものを感じてしまいます。文系人間の私にとって、あまり得意分野ではありませんがとっても分かりやすい説明です。ありがとうがざいまいた。

お礼日時:2002/10/19 08:38

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!