No.4
- 回答日時:
T細胞系ですが、FACSをよく使って実験をする者です。
マーカーとなる分子についてのことについてだけ申し上げます。
おそらく詳しい方はこういう意図があって書き込まれたのだろうということ申し上げます。
No4で挙げられたマーカー分子は、ほかの細胞にも発現するものです。
MAC-1 (CD11b/CD18でも、CD11bを指すことが多いか?)は白血球全般に発現しており、単球/マクロファージ、顆粒球、NK細胞で発現すると言われています。他にT細胞の一部でも言われたり・・・。
つまり、広範囲の細胞に発現しているものです。
F4/80はマウスで言われているものです。ヒトではよくわかりません。
また、CD68はすでに書かれていますが、単球、マクロファージ、好中球、好酸球などに発現しています。
つまり、広範囲の細胞に発現するものです。
そして、M-CSFレセプターですが、ほとんど単球/マクロファージ系にしか発現していない分子です。
そのため、ANo5さんは例として挙げられたのだと思います。
その点でよく考えられていると思いました。
マーカーに、メジャーかマイナーかあるのかわかりませんが、
私にはメジャーであるものは、他の細胞にも発現しているので他の人も良く知っているというだけにすぎない気がします。
いずれにしても、ANo4で挙げられたものだけで見分けると書き込まれたことに対して、
複数のマーカーを組み合わせて見ていくということをおっしゃっているのは、素人の方にかなりのアドバイスだと思います。
少なくとも、sevenless様よりも専門的で詳しい方が、
「sevenless様の書き込みが質問者さんに誤解を与えるのでは?」
と感じて書き込まれたわけですし、その専門家の方に敬意を払ってお巻かせすればいいのではないでしょうか?
sevenless様が「いや、自分の方が詳しい」と思っていらっしゃるのなら別ですが、私にはそうは思えません。
それを見て、質問者さんが参考にするかどうか決めればいいですよね。
ANo7のような書き込みをされる前に、「自分はこれに詳しいから、参考に聞いてください」と言った方が、質問者の方々が参考にするかどうか決め安いと思いますが・・・。
掲示板に書き込む考え方は、ここではどうでもいいです汗
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
質問者さんの目的は、単球からマクロファージを分化させて機能解析ということなので、
そのことについて、私の経験を書き込ませていただきます。
ただ、詳しいことは実際に担当教官の方にきちんと習ってください。
ネットにはどんな専門家がいるのかわかりません。
一番確実なのは担当教官です。これからもそのことは忘れないでださい。
しかし、質問者さんは自分で考えたいということなので、
雰囲気を知らせてみたいと思います。
よくやる方法です。詳しい方法は研究室で習うと思うので、割愛します。
まず、末梢血から単核球を分離します。これはフィコールなどを用いて、
遠心して分離します。これをPBMC(Peripheral Blood Mononuclear Cell )と言います。
これから、更にCD14+の細胞を精製すると完璧ですが、やらないときもあります。
すなわち、PBMCをディッシュで3~4時間培養します。
すると、底に張り付く細胞が出てきます。
ここで、浮いている細胞は洗い流して、張り付いている細胞を
M-CSFやGM-CSFなどを含んだ培地で7~8日培養して、
マクロファージに分化させます。このときに分化させるために加えるものはいろいろです。
その加えたものによって、機能が少しずつ異なる
(表面マーカーが多少異なる)マクロファージに分化します。
これは目的によって変わると思います。
私はテーマー上、M-CSFとGM-CSFを主に使いました(この2つで分化してきたマクロファージはおのおの形が異なります)。
マクロファージ調整はおそらくこうすると思われます。
ここでCD14+の細胞を精製しなくても、最終的に張り付いた細胞は
ほぼ100%がマクロファージです。ディッシュ上に存在する全体の細胞でいっても、80%以上がマクロファージであると思います。
そういう意味では、分化させる最初の細胞、加えた因子、そして形で判断して、マクロファージである判断しますし、
ある程度、分化の方法として一般化しています。
論文等は、本当にそうかと聞いてくることがあるので、その特は
No3様のおっしゃるように示すと文句はないと思います。
さて、実際にどのようなマーカーがあるのかについては、私は言うことはできません。
No5様がおっしゃる通り、通常は複数のマーカーの有無で判断することでし、
それよりもまず、マクロファージの機能を見たいとのことですので、
マクロファージでもちょっとずつ表面マーカーが異なるポピュレーションがいて、
それによって機能がちょっとずつ異なると思われるので、
質問者さんの研究室でちゃんとして見分け方があると思われます。
私がとやかく言うと混乱すると思います。研究室で勉強してください。
最後に、血液系の細胞は細かくマーカーが調べられています。
実験で用いた細胞がどのような細胞なのか、ある細胞であるその根拠を示すときは、
複数のマーカーで示すことが必要です。
もしくは、No5様がおっしゃる用に、くっついている細胞で(こういう形で)、~分子を発現している細胞であるから~細胞です。
と示すものです。
ここで言うと、CD14+の細胞をM-CSFで分化させてた細胞で、張り付いているし、
その細胞を見るとCD14+であり、かつM-CSF receptorが発現しているからマクロファージである
といった感じです。
申し訳ありません、決してNo4様のようにはお考えにならないように。
複数のマーカーで示すということが普通です。
特に機能を見る場合は、どのような細胞あるのかは重要だと思います。
研究室に入ってから、よく着目してみるといいと思います。
また、CD分子はものすごくたくさんありますが、それをまとめた本があるので参照するといろいろなマーカーが理解しやすいかもしれません。
参考までに。
http://mbc.meteo-intergate.com/bookcenter/public …
まず、回答ありがとうございます。ちょっと論文に目を通してみたところ、monocyteに刺激を加えた、とは書いてあっても、その確認はされていないいようだったので、いいのかなぁ、、と思っていたんです。私もM-CSFを使う予定です。形態の変化を見るというのは、頭になっかたのですが、確かに、形態的な変化も重要ですよね。
CD分分子についても本を参考にしようと思います。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
質問者さんは、仮に単球とマクロファージを見分けるとして、
どのようにして解析をされようとしているのでしょうか?
もし、FACSを用いて解析をされる、もしくは分化の度合いをみるということでしたら、
ANo1様のあげられたものから得られる知識では、おそらく的を得ない解析をされることになると思います。
どのように解析をされるのでしょうか?
また、どのような目的をお考えなのでしょうか?
少し述べますと、FACSでの解析は、ある1つの分子だけに着目して、
「~~細胞である」といえることは稀であり、
いろいろな表面マーカーの組み合わせで「~細胞である」と言うことが多いです。
さらに、ある分子の発現の高低で細胞を見分けることも多々あります。
また、FACSの場合、FSCとSSCにおけるゲートのかけ方が非常に大事です。
これを間違うと、そもそも単球やマクロファージが全くいないところを解析してしまうことになります。
FACSでの解析をお考えでしょうか?
また、今考えられている実験の方法と目的は何でしょうか?
それがある程度わかれば、私がわかる範囲でお答えできるのですが・・・。
解答ありがとうございます。マクロファージのある機能を見ようと思っていて、末梢血から単球を単離し、刺激を加えてマクロファージにしてから、機能の検討を行いたいと思っているのですが、本当にマクロファージに成っているか、、等の確認やマクロファージのみに精製したい場合はどうすれば良いのか。。と思いまして。分離は、コーティングプレートを用いる方法などを見かけたのですが、あまり良くないとも聞きますし、、。
知識がなく、大変幼稚な質問で申し訳ありません。
No.1
- 回答日時:
Monocyte Markers
http://www.antibodybeyond.com/reviews/cell-marke …
Macrophage Markers
http://www.antibodybeyond.com/reviews/cell-marke …
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