プロが教えるわが家の防犯対策術!

どうも、お世話になります。

 必ずしも、こちらのカテゴリーだけに関するものではない、とは思うのですが、特に言葉使いとして興味があるので、教えていただければと思います。

 報道や、ものの本の中で

 「事件の時効までに、のべ20万人の捜査員を投入し・・・」
 「東大寺大仏の建設には、のべ100万人の人民が動因され・・・」

などと言ったときの、「のべ」の定義が、どうもよくわかりません。

 もし「トータル」という単純な意味だとしても、「銀河系には、全部で千億個の星がある」という時、「のべ千億個」とはあまり言わないように思いますし、もし言ったとしたら、まさしく「総計で」という意味だと思います。

 しかし、100万人の人間が奈良の都にいたら、邪魔でしょうがないでしょうがないし、20万人の捜査員を事件捜査に投入したら、警察署に警官がひとりもいなくなるような気がします。

 人数について、文章で言及したり、報道したりするときに使う「のべ」人数とは、どのような意味で使われているのでしょうか?
 「一日平均50人の捜査員を動因した」と言ったりすると、少ない気がしてありがたみが少ないんで、「のべ20万人」などと意味もない数字を使ったりするのでしょうか?

 どうも「のべ」という言い回しには、使う分野での、言外の仮定が隠されているような気がするのですが、ご教示いただければ幸いです。

A 回答 (9件)

人を単位にするときには、その事案に関わる人の生活単位から「日」を単位として使うことが暗黙の了解なのではないかと思います。


ただ、必ずしも単位が「日」にあるわけではなく、10人が1日あたり8時間づつ10日間にわたって従事した仕事量を「延べ800時間」という例もあります。
「延べ」の後にどのような単位がくるかで異なるものでしょう。

「重複計算や重畳的計算をしてます」というのが「延べ」の意味合いだというのは、既に他の方の回答にあるとおりです。
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この回答へのお礼

ご回答書き込み、ありがとうございます。

> 人を単位にするときには、~ 生活単位から
>「日」を単位として使うことが

そうなんですね!、きっと。

 労働などの「伝統」というか「習慣」で、日を使うことになっているんですね?!今は、月俸や年俸が多いですが、昔は日払い賃金の人が多かったことでしょうし!?

>10人が1日あたり8時間づつ10日間にわたって
>従事した仕事量を「延べ800時間」という例もあります。


あ、ほんとですね!。
この使い方は「約」というニュアンスが無いデスネ!!
おおもとの「トータル総計で」という意味がメインの意味に思えます。

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2002/10/28 05:27

no.1です。


たしかに質問者の方がおっしゃるように、日を単位にするというのは暗黙の了解で、どこにも明示されていませんね。
だから「のべ」というときはNo.2の方のおっしゃるように、人数を強調したいときかも知れません。
ただ、「のべ」というときは、「まあ大体」というニュアンスもあるみたいで、「のべ」の付くときは切りのよい数字が多いですね。のべ1200人とか、のべ4000人とか。あまりのべ2345人とかこまかいことは言いませんね。
記念品などをもらうときに、招待券などと交換しますというときは実数が出てきますが、もらった人が大急ぎで行列の後ろについたりして何度ももらえば、出た記念品の数は「のべ人数」になりますね。こんな場合の「のべ」は日数とは関係がないですね。
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この回答へのお礼

 再びの、そして、分かりやすお答え、
ありがとうございます。

 人数に限らず、「数」を「おおよその総計、単純加算」
した時に、「のべ」というのは確かですよね。

 「延べ」という言葉には、なんとなく「押しなべて」の
語感があり、「概略&平均」の感じがするのは、関係が
あるのかもしれません・・・。

 今後は、「のべ」の語源と、用法の歴史を少しずつ
調べて行きたいと思いました。

 今回は皆様、本当にありがとうございました。

お礼日時:2002/10/28 20:28

No.4の補足です。



新聞記者は社内教育を受け用語集を使い先輩に原稿を見てもらうわけですから当然知って使っているでしょう。

展示館や博覧会の人数は1週間で計二万人の入場者があったと表現しても大きく間違いとはいえませんが、正確を期すためにのべ二万人と書く記者もいるでしょう。なぜなら二万人の内実は3千人は二度目、千人は三回訪れているかも知れないからです。5千人のリピーターを差し引けば会場には1万5千人の『異なる人』しか来ていないことになります。のべ2万人といえばこの点明確になります。
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この回答へのお礼

ふたたび、ありがとうございます。

>正確を期すためにのべ二万人

「のべ」に、「約数ですヨ」「重複カウントがありますヨ」という「ことわりの意味」のニュアンスがあるのはよくわかります。 こちらの方が普通の使い方のような気がします。

 この使い方と、「のべ20万人の捜査員を投入」という用法が同じような場面で使われた場合、なにか「すごく沢山の捜査員を投入したんだな~」という誤解を生むような気もするのですが・・・。

 度重なる、明快がご回答ありがとうございました。
また、なにかありましたらよろしくお願いいたします。

お礼日時:2002/10/28 05:20

総労働力(人×日)と考えればいいのでは。


ここに書くのが適当かどうか判りませんが、システム関係では
50人月の仕事などと言う言い方をします。

ただ、延べと言った時はちょっとニュアンスが違うような気がします。
万博などで延べ入場者数と言う時はやっぱり、単位は人であって、
人・回ではないですものね。
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総労働力(人×日)と考えればいいのでは。


ここに書くのが適当かどうか判りませんが、システム関係では
50人月の仕事などと言う言い方をします。

ただ、延べと言った時はちょっとニュアンスが違うような気がします。
万博などで延べ入場者数と言う時はやっぱり、単位は人であって、
人・回ではないですものね。

この回答への補足

どうも、簡明で論理的なお答、ありがとうございます。
[人×日]単位というのはとてもよくわかります。

ただ、おっしゃられるとおり

>万博などで延べ入場者数と言う時はやっぱり、単位は人であって、
>人・回ではないですものね。

だということが、当初から気になっています。
 同じ「のべ」ということばに、
 「総計・トータル」という意味と
 「平均×時間」という意味の
2つが、混然と、同じような状況(報道など)で使われていることが、すごく気になるのですが・・・。いかがでしょうか??

 どうもありがとうございました。

補足日時:2002/10/27 23:24
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のべ人員とはある仕事に何人の人が必要か(だったか)を見るための計算法(単位)です。



仮に一人で30日かかる仕事は30人投入すれば1日で完成します。それは1日の仕事、一人の仕事という表現では仕事量を表す事はできません。のべ30人の仕事なら誰にでもわかります。このように総人員を1日の仕事として換算する場合に『のべ人員』といいます。
3人で3日かかった仕事はのべ9人の仕事となります。

のべ20万人の警察官を投入という事は
5千人X40日間、千人x200日間 或いは50人の専従捜査員がほぼ11年間捜査にあたったことを意味します。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

「のべ人員」という用語は、「のべ」+「人員」という2つの単語を、単に重ねただけではなく、ちょっと違う別の意味として、「日を単位とする総人員」を表す用語として派生?しているということなんですネ!。

 じつは質問前に、おっしゃられるような語彙があるのではないか?、と思いまして、いくつか手元の辞典やWebを検索をしたのですが、「日を単位とする」という明確な記述には、行き当たらなかったんです。

 明言していただいて、スッキリいたしました。

 このあたり、新聞記者の方などは、明確に意識して書かれているのでしょうか?

 私は、20年ほど前にこの疑問を感じてから、ずっとこの疑問を持って新聞やTVニュースを聞いてきたのですが、一度として、

 「1日あたり50人の捜査員を4000日投入したので、のべ20万人の捜査員を動員したことになります」

 という説明を聞いたことがありませんでした。

 日本語では、「のべ人員」といった時の単位は(暗黙のうちに)「日」であり、「月」でも「年」でもない、ということ。そしてまた、多くの方が、それを常識としてとらえておられることがわかり、安心できました。

 これからは、1人の部下を一年働かせた時に、「のべ250人のスタッフが仕事をしました」と言って胸をはることができます(笑)

 この度は、どうもありがとうございました。
また何かありましたら、よろしくお願いいたします。

お礼日時:2002/10/27 23:48

のべ 【延べ】



以下の(2)をご参考に。

参考URL:http://dictionary.goo.ne.jp/cgi-bin/jp-more_prin …
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この回答へのお礼

とてもよいURLのご紹介、ありがとうございます。

 ただ、参考URLにも、「延べ人数」と言った時、単位は暗黙に「人×日」です、とは名言していないようですネ?
 年でも月でもよいはずなのですが・・・。伝統と作為?どちらかが働いているように思えるのですが・・・??。

 どうもありがとうございました。

お礼日時:2002/10/27 23:24

「のべ人数」というのは、例えば5人が2日間働くと「のべ10人」と表しますね。


ひとりが100日間働けば、のべ100人。
同じ人が100日働いても、100人が毎日交替で働いても、のべ100人です。

こんなにも人手がかかったのだ、と強調したい時に使いますね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>こんなにも人手がかかったのだ、と強調したい時に使いますね。

そうなんですね!
 ただNo1の方へのRESでも書いたのですが
「一日平均10人」と書けばよい事を、「のべ20万人」と書いて、日数すら書かないのは、卑怯だし、情報不足な用法だと思うんですが、いかがですか??

お礼日時:2002/10/27 23:19

「のべ」は同じ人とか物を何度も数えているよ、という意味です。


たとえば東京に10人の警官がいるとして、毎日10人ずつ7日間出動したとすれば、「のべ70人」と言います。しかし警官は10人しかいません。
こんな説明でおわかりになったかどうか心配ですが・・・
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この回答へのお礼

さっそくで、的確なお答、どうもありがとうございます。

 確かに、おっしゃられるとおりの部分があるんだと思うのですが
私の「感情的」疑問は以下の点にあります。

1)「1週間でのべ70人の警官を動員」といったとき、単位が1日あたりであるという事を、どこで自明にしたのか?がわかりません。

 たとえば、統計の単位を「1時間」にすれば、その24倍くらいになるわけですからね・・(^^;)
 また、「 のべ7トンの砂を運んだ 」と言った時、統計の単位を言わなくても、総計7トンの砂を運んだのは確かだと思うんです。
 ですから、警官の時だけ(1日10人だから1万日の捜査をしたから)「のべ10万人の警官を動員した」というのは、言葉使いや、暗黙の定義の問題としても、おかしいと思うんですが・・・?

2)奈良の大仏でも、ピラミッドでも、建設するのに重要なファクターは、何人の人間が、どれだけの期間働いたか?という掛け算だと思うんです。
 「人数 × 時間」
これが、のべ人数を反映しなくてはいけないと思います。
しかし、「のべ」という言葉には「単位を日とする」という定義がないようにおもうんですが・・・?

いかがでしょうか?
更に、ご教示いただければ幸いです。

お礼日時:2002/10/27 23:12

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