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友人のお子さん(現在は中学生)が一ヶ月検診を受けに行った時に、そのお子さんが、両手の人差し指の指先同士を合わせて遊んでいたところ、それを見た先生が驚いて「この子は、十年に一度、生まれるか生まれないかの凄い子だ」とおっしゃった、という話を聞きました。

指先同士をくっつけたり離したりするだけの、大人にとっては非常に簡単な動作なのですが、それが、生後間もない赤ちゃんにとっては、とても困難なことらしいのです。

「その頃の普通の赤ちゃんは、まだ脳の回路が繋がっていないので、指先同士をきちんと合わせることができないが、それができるということは、かなり早い時期に脳の回路が繋がっている頭の良い子」といった感じの説明を受けたそうなのですが、そのお子さんは、小さい頃から頭の回転が速い利発な子で、いつも同年代の子供達とはかけ離れた(失礼ですが、ちょっと不気味なくらい)ハイレベルなことを考えていた子なので、その話を聞いて「ああ、それでか」と納得してしまいました。

生まれたばかりの普通の赤ちゃんは脳の回路が(部分的に?)繋がっていないので、指先同士を合わせることができないというのは、科学的な根拠があることなのでしょうか。

また、「十年に一度・・・」というのは単なる誇張表現だと思いますが、一般的な赤ちゃんは生まれてどのくらいで指先同士を合わせることができるようになるのでしょうか。気にしたことも無かったので、うちの子はどうだったか覚えていません。

十年に一度という早さで脳の回路が繋がっても、十年に一度の天才になるというわけでは無いのでしょうが、気になったので、質問をさせていただきました。

どなたかお詳しい方、回答を宜しくお願いいたします。

A 回答 (5件)

月齢のごく小さい赤ちゃんは、自分自身が「肉体として内的に感じている手」と、「目の前に見えている手」とが、感覚的に一致していません。


同じものだと分からないのです。

それは、足でも顔でも同じことです。
仰向けに寝て足を振り上げれば、自分の足の爪先や足の甲が、自分の視界に入りますが、これが自分の振り上げた自分の足だとは分かりません。
鏡を見せても、自分がニッコリしたり、舌を出したりして表情を変えることによって、鏡の中の顔が笑顔や舌を出した表情に変わっても、自分が表情を動かしたので鏡の中の自分の表情も動くのだということが分かりません(赤ちゃんに鏡を見せるな、という言い伝えはありますが)。

そこには、「自分自身の運動」と、「今、目に見えているもの」という、全く別個の現象が、関連性なく存在しているだけなのです。

ところが、赤ちゃんは、生後1ヶ月前後から、自分の手(たいてい握り締めています)を目の前に持って来てじっと見たり、口の中に手を入れようとしてもがいたり(うまく入れられず、自分で自分の顔を殴るような格好になることもしばしばです)、拳を口に突っ込んだりし始めます(奥に突っ込みすぎてオエッとなってることもあります)。
これを「ハンドリガード」と言って、赤ちゃんが、自分の肉体の一部である「手」と、目の前に見えている「手」を、口唇の感覚を頼りにして一致させようとしている過程なのです。
口に突っ込んでいるこの「もの」、口の中で確かに何か突っ込まれている感触のあるこの「もの」、歯ぐきで噛み締められ、唾液でベチャベチャ濡れた感じのするこの「もの」、これらは、もしかして、全部同じものなのではないのか?
・・・そういう「論理」が、赤ちゃんの頭のなかで、いつの間にかつながるのでしょうね。
これが、赤ちゃんが自分の肉体というものを認識する第1歩です。

先ほども述べましたが、赤ちゃんは、運動能力が未熟なので、自分の思ったとおりに手足を動かすことができません。
だから、手を口に突っ込みたいのに鼻にぶつかってしまったり、ほっぺたを殴ったりしてしまうわけです。
うちの子なんか、何がしたかったのか分かりませんが、しょっちゅう、自分の髪の毛をつかんで引っ張って、痛い!と大泣きしてました。
痛いなら手を開いて髪の毛を放せばいい(てか、それ以前につかまなきゃいい)のに、思い通りに手の運動を操作することができないので、自分にとって不快を催す運動を手がしてしまっても、中止させることも別の運動に変更させることもできないのです。
それがせいぜい1ヶ月~3ヶ月くらいの赤ちゃんのすることです。

赤ちゃんの運動は、大きな体の動きから微細な体の動きに向かって、発達を見せていきます。
首据わりは、もっとも早く現れ、また重要な粗大運動です。
自分で自分の頭を支えられるようになる、ということで、これは、脳から最も近い、首筋辺りの脊髄神経が発達した目安になります。
脊髄の神経発達は、上から下へという方向性で遂げられていきます。
脳に近いほうから遠い方へということです。
寝返りなんかも粗大運動のひとつで、早い子なら4ヶ月頃、おおむね7~8ヶ月頃までにはできるようになります。
お座りもそうで、よく「5ヶ月の犬座り」と言って、これくらいの頃に、前に手をついて、犬がお座りをするような格好で座りますが、これは、脊髄の神経が発達してきたことの現れです。
時間が経つと疲れて前に潰れます。
これからだんだんと起き上がり、手を支えていなくても自分の腰の支えだけで、上体を真っ直ぐに保っていられるようになり、横を向いたり、振り向いたりしても、うまくバランスが取れるようになって、仰向けに引っ繰り返ったりしなくなります。
さらに下方に神経が発達を遂げていくと、いよいよ、つかまり立ち、伝い歩き、一人立ち、一人歩き・・・というわけです。
今言った発達の順序やおおむねの月齢は、あくまでも平均的とか多くの赤ちゃんがそうだということであって、全ての赤ちゃんに当てはまるものではありません(うちの子は、「犬座り」をせず、クッションにもたれた姿勢から、腹筋を使って起き上がってくる、というやり方で「お座り」を獲得していました。お座りやつかまり立ちは4ヶ月で完成したのに、寝返りは8ヶ月までしませんでした)。
順序が入れ替わったり、多少の遅い早いは誰にでもあります。

さて、両手を打ち合わせるとか、物をつかむとか、右手に持っていたものを左手に持ち替えるとか、こういう動作は微細運動には入らないまでも、相当に高度な運動神経を必要とすることです。
両手を打ち合わせて「チョチチョチ」などという遊びは、3~4ヶ月頃にできるようになりますが、初めは、左右の手が合わさらず、擦れ違ってしまいます。
ガラガラやニギニギなどのおもちゃも、親が持たせてやれば手につかむことはできますが、しばらくすると外れてしまい、自分からおもちゃを手にとって握るということはできません。
しっかり握れるようになるのが4ヶ月頃、持ち替えは6ヶ月ごろが平均です。

「つまむ」などという動作は、微細運動に入ります。
親指を使うことができないと、物はつまめませんので、これは9ヶ月くらいにならないとできないそうです(うちは6ヶ月頃からしていましたから、「平均」なんか当てにならないものですが)。

以上のことから、「指先同士を合わせる」ということは、かなり高度な運動能力であるということがお分かりいただけると思います。
自分の肉体の認識がある、ということを前提として、手先の運動を脳で制御して、思い通りに動かすことができなければ、指先は合わないので、この赤ちゃんは、生後1ヶ月にして4~5ヶ月の月齢に相当する神経発達が見られる、ということです。
たいへん珍しい赤ちゃんである、ということはいえると思います。

「知能」も、神経発達の一種なのですから、神経発達の良い子どもの中には知能の発達も優れている子どもがいる(または「多い」)、ということはいえるかと思いますが、神経発達が優れている子どもは全て知能の発達も優れている、とは言えないと思います。
神経発達は遺伝的とか先天的な部分が多くを占めるでしょう。
尤も、親が積極的に神経発達を促そうとして適切な運動をさせれば、いくらか早く活発な反応が出ることはあるでしょう。
でも、知能の発達は後天的なものの占める割合が大きいので、神経発達の良かったお子さんでも、親がそれなりの教育を施さなければ、才能の伸びは緩やかになるでしょうし、神経発達が平均的だったお子さんでも、親が積極的に知育を施せば、知能指数の数値くらいのものは簡単に上がります。
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この回答へのお礼

確かに、小さい子供は、手先があまり器用ではないですよね。ただ、その子は、小さい頃から細かい手芸などが大好きでした。

友人は「私がこの子を頭の良い子に育てたわけではなく、この子がしたいことをさせて、欲しがるものを与えていたら、勝手にこうなった」と言っていました。

経済的に余裕が無くて、三人ぐらいの普通の子供をバリバリ育ててきた肝っ玉母さんの下に生まれてきたら、また違った子に成長していたかもしれません。(ちなみに友人は全くの真逆です)

大変良く分かる、詳しい解説をありがとうございました。

お礼日時:2008/04/12 14:01

科学的な根拠は分かりませんが、一ヶ月でできるのはすごいと思います。



一ヶ月の頃って、一日のほとんどを寝てすごしていてますから。おきている時間なんてわずか。それも、泣いているので「手先で遊ぶ」という余裕はないですよ。しかも両手の手を合わせるんですよね?すごい子ですね。該当のしぐさは3ヶ月ぐらいからできるんじゃないかと。
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この回答へのお礼

うちの子も、一ヶ月の頃はそんな感じだったと思います。

幼児らしい言動が少なかった子なので、みんなで「えらいわね」とほめていたのですが、その子を育てた友人は、やはり他とは違う苦労を経験したようです。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/12 13:47

今拝読していて、


あぁーじゃぁー我が子は、十年に1度生まれてくるかどうかの天才!!(笑)

その状況が我が子と一緒なのか、全く違うのか判りませんが。

でも、小児科医は、時に、母親おちょくりますからね(笑)
別に、悪気ないと思います。でも大げさに言ったりしますしね。

どなたかではないですが、その10年に1度生まれるかどうかの天才かどうかの経緯(結果まではまだまだ先でしょうが)は質問者さんが見てどう写っているのでしょうか。
凄い天才なんでしょうか。見た目がその天才と言われた子です!!

クラスで一番出来の良かった、家も豪邸で、スポーツも万能
将来何になるの????
と近所、親戚が期待した子が、10数年後できちゃった結婚それも学生結婚、よって、慌てて就職し・・・・
馬鹿で、いつも先生に叱られ、要領悪かったあの子が、いまやセレブ!!!
そんなものです。

ちなみに我が子は左利きです。突然変異です。ノーベル賞受賞者の大半は左利きで、子供の時、おかしかった(笑)。
おぉぉぉーー我が子と同じ状況!!!!!
ならば、我が子も末は「ノーベル賞」!!!って「ノーベル笑」だろうなぁー(笑)
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この回答へのお礼

「十年に一度云々」は、おそらく、珍しいということを大げさに表現したのでしょうね。

その子は学校の成績もかなり優秀ですが、苦手科目もあるし、いつも学年トップというわけでもありません。

ただ、友人(その子の母親)は、「考えていること、感じてることが我々とは違う。あの子は、自分の脳がどのように働いているのか分かるようだが、その感覚を説明されても全然理解できない」と言っていました。

赤ちゃんの頃に指先を合わせていたことと関係があるのかどうかは分かりませんが、良い意味で、他の子とは違った子のようです。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/12 13:29

あなたが一番知ってるんじゃないでしょうか?。


友人のお子さん(現在は中学生)のことでしょ?。
今、その子は天才ですか?。
友人はその子をなんと仰ってます?。
意外と普通の人だったりして。
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この回答へのお礼

学校の成績も優秀な子ですが、それ以上に、その子が(決して嫌味ではなく)悲しそうに「物事が分かりすぎる。こういう感覚は普通の人には分からない」と言っていたことが非常に印象に残っています。

凡人の私が見ている限りでは「ああ、もしかして、こういう人を天才と言うのかな」といった感じの子です。天才の定義がはっきりしないので、あくまでも印象ですが。

私は、その子が天才かどうかではなく、どうして赤ちゃんは指先を合わせることができないの?(本当にできないの?)ということが気になって質問をさせていただきました。

言葉が足りず申し訳ありません。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/12 13:18

こんばんは。



人は千差万別です。発達の早いお子さんは、割と優秀な(天才ではありませんよ!)子が多いですね。ウチの子も11か月でオムツが取れ(本人がトイレトイレと言いますから)、2歳で大人のお茶漬けを食べていました。口が利けるのに、オムツはおかしいですよね。トイレっていえるのですから。その子の今は女で身長174cmの医師の卵です。わたくしも母に聞くと、1歳前にはオムツはしていなかったとのことです。遺伝もあるかもしれませんね。
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この回答へのお礼

おっしゃるとおり、人にはそれぞれ個性がありますから、我が子と比べようとは思っていません。

ただ、科学的に根拠のあることなのかな、と不思議に思ったので質問をさせていただきました。

その子のお父様も、色々な意味でとても頭の良い方なので、確かに、遺伝もあるのかもしれませんね。

早速の回答、ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/12 04:06

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