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今のところありえない話ですが、アメリカが台湾、チベットの独立を認めたらどうなるでしょうか?アメリカが認めるということは、それに続いて日本、ヨーロッパ諸国も独立を認めると思います。そうなると中国どこかの国に戦争をしかけてくる可能性は高いでしょうか?もしくは武力ではなく、輸出入で制裁をかけてくる可能性が高いでしょうか?

A 回答 (5件)

アメリカと盟友であるはずのオーストラリアは、前首相のハワードの時に、台湾は中国の一部であるとする「ひとつの中国」概念を支持すると言ってしまいました。

ハワードは、日米にとって台湾の独立性が安全保障上で重要なテーマであることを分かっておらず、天然資源をどんどん輸入してくれる中国にリップサービスをしてしまったのです。ハワードの愚行について語り始めるときりがないのですが、状況を分かっていないくせに同盟国であるはずの日米と全く異なる行動をし、それを気にしていないという困った人物で、良識派オーストラリア人から国の恥だとまでいわれていました。この例を見れば分かるとおり、アメリカが1国家の独立を認めたからといって、他国が次々と追従するわけでもありません。昨今独立宣言をしたコソボの場合、アメリカは国家として承認していますが、それに従う国は、今のところ聞いたことがありません。

台湾についてはわざわざ国家として承認するより、現状のあいまいなままのほうがアメリカにとっても都合が良いのです。アメリカだって本気で中国と戦争をする気などありませんかたら。もし台湾の独立をアメリカが認めた場合ですが、中国にとっては、わざわざ戦争や経済制裁をする必要などありません。中国は国連の場で本件を議論として提起し、「台湾の独立は認められないとの声明を出そう」と言い出せば、他国が反対して対抗声明案を出してきたとしても、常任理事国の特権で拒否権を使うことができるからです。現実問題、中国と台湾は経済的には交流が深まっており、それを止めてしまうデメリットは中国もよく理解していると思います。よって、経済制裁という方法も通用しませんし、中国一国で台湾に経済制裁をかけても、東南アジアの華僑ネットワークや日本との間で取引が活発化している経済情勢を止めることはできず、むしろこの華僑ネットワークを活用したほうが経済的には特であるというくらいの計算はすることでしょう。

チベットの場合は、上記の国連での拒否権行使作戦を使うと、新興国で日本とならんで常任理事国入りの候補であるインドとの関係が悪化する懸念があり、インド・中国間の争いという恐ろしい事態をまねく可能性があります。中国としても、安易には米国によるチベット独立支持に対抗することが出来ないと思います。チベットは台湾と違い、ダライ・ラマ14世という、まれに見る素晴らしい指導者を持っており、本質的には宗教家でありながら国際政治を理解し、中国・インド・アメリカ・日本といった大国間の政治力学を利用して、自分たちにとって有利な世界世論を作り上げるというスタイルの行動をとりますので、アメリカがチベット独立を支持し、中国政府がそれに対して武力弾圧も辞さない強硬姿勢で臨んだ場合、ダライ・ラマ14世の発言力により、中国は世界中から非難の嵐を浴びることになるでしょう。
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ありえない質問にはあり得ない回答を返さざるを得ず、それを聞くことが何の意味があるかわかりません。



アメリカがチベット、台湾の独立を認めるというと言うことは、
もうそのときには戦争がおこるとかいうような問題が解決されている状態になっていると言うことです。

飛行機があるということは空港があると言うことで、
(空港がない)江戸時代の羽田に飛行機が着陸しようとどうなるかというのと同じです。
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>それに続いて日本、ヨーロッパ諸国も独立を認めると思います


 それほど甘くは無いと思いますよ。
 特に日本は、完全に中国と敵対するような緊張状態は好まないでしょう。態度保留をしながら、中国の動きに注目することになります。
 中国とアメリカが完全に対決姿勢となり、チベットでは独立武装組織が非公式にアメリカの支援を受け、中国は武力でチベットの制圧に乗り出し、局地的な内戦状態になります。テロ組織が暗躍し中国の治安が最悪になります。その混乱が中国全土に広がるか、中国政府の弾圧が勝つかを各国は見守ることになります。もしかすると、大幅な妥協でチベットが事実上の独立をし、名目上は中国に残るような形になるかもしれません。
 台湾は、中国の出方を見ながら、中国とアメリカを両天秤掛けながら、利益を得ようとするでしょう。台湾は事実上の独立国ですから名目上でも独立しなければならないような切羽詰った状況にあるわけではありません。
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中国は陸続きの国以外に侵攻するとは思えません。


空軍力、輸送力が西側諸国に比べ圧倒的に劣る為、
たとえ台湾と戦争になったとしても、占領はできないでしょう。
もちろん、非核ミサイルを打ち込みまくれば、台湾は全滅するでしょうが、
全滅させてもいいことなど何もないですしね。
常識的に考えて、勝つ事が出来ない戦争に踏み込むとは思えません。
輸出入の制裁をかければ、実際に困るのは中国側になるでしょうし。

結局、欧米の考え方の根幹にあるのは、アジア人同士の争いは
アジア同志で勝手にやってろという話に近いと思いますね。
で、実際に戦争(局地的な)でもおこされると経済的にはある程度の
打撃をうけるので、戦争にならないように軍事的な圧力をかける一方、
チベットや台湾の問題には口出ししないようにしているのでしょう。
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中国人の国民性として、非常に「面子」(メンツ)を大事にすると言う特性があります。


やり方にも拠るでしょうがアメリカが自国の領土と認識している両地域の独立を支援するような事、つまり自国の支配権をないがしろにされるような事ががあれば、武力での進駐・併合ぐらいの事は平気でやるお国柄だと思います。
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