私は多雪地域で建築板金を営んでおります。
最近、アルミ建材の仕入れルート導入により、今まで扱わなかった商品を扱う事が可能になりました。特に注目したのがタイトルにあります「折板カーポート」です。積雪に強い事と建築板金お得意のルーフデッキ88(折板屋根)が理由です。さて、もし注文を頂いても、お客様の前で「初めて組みます」ってな感じでは不安を与えてしまうと考え、当社駐車場にてサンプル的に購入設置しました。組立に関しては何も問題はなかったのですが、私自身ひとつ疑問がわきました。基礎工事についてです。初めてという事でメーカー設計図書通りの基礎寸法にて施工しました。知り合いの土木工事業の方に重機にて穴を掘って頂きました。なにせ建築板金業専門店一筋20年以上ですので今まで土や地面に目を向けた事がない訳でして。。。今後のために生コンの発注の仕方(強度や石の大きさや水の量)といった事もご指導して頂きました。思った以上に基礎が大きく(約70cm×70cmx70cm程度)生コンの量も多く思いました。他社(エクステリア施工業)の施工風景を意識してみると、そんな大きさの穴を掘っている業者は見たことがありません。(私の廻りに限ってかもしれませんが)要するにメーカー設計以下の基礎で施工されている訳です。メーカー設計通りにの基礎の大きさで施工する場合、重機や生コン車は必要だと思いますし、そうなるとチラシ広告などでよく見る激安価格での提供は厳しいものがあるのでは?と思います。メーカーの指定寸法はおそらく建築基準法などの根拠があっての数字だと思いますが、「実際そんなに大げさな基礎いらないよ」って勝手な判断がまかり通っているのか?もしくは本当に軽視してもいい数字なのかが解りません。お客様の大切な車を守る商品ですのでもし、風でひっくり返ったりしたら大変ですので良きアドバイスを頂戴したく思います。
A 回答 (4件)
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No.1
- 回答日時:
>お客様の大切な車を守る商品ですのでもし、風でひっくり返ったりしたら大変ですので・・
はい。立地条件と風の強さによりまた仕様により持っていかれる危険性があります。
カーポートの周りが風を通さないような環境になっている場合は風の強い地域では屋根ごと持ち上げる力は十分ありますね。
(経験:昔自転車置き場で側板、背板は土間コンクリート打設後という打ち合わせを無視して施主が無理やり全ての施工をやらせたらその夜の突風で基礎(600x600x600)ごと20m持ち上げましたよ。)
まづは設計どおりにやるのが必然です。 それより小さくするのであれば土間コンクリートを打つなり責任保障するんですね。
hotaru-chi様
経験談をふまえたアドバイスありがとうございます。
他の人はどうあれ、自分は正直に行きたいと思います。しかし20m持ち上げたって(汗)恐るべしですね。計画・打合せは大切ですね。
No.2
- 回答日時:
はじめまして
メーカーの設計図書での設計条件がわからないので何ともいえませんが、簡単な鉄骨造の計算を覚えると良いのではないでしょうか?ある程度大きな本屋に行けば売ってますし、構造設計のできる設計事務所に依頼すると高くつくので、コンクリートの基礎フーチングはそんなに(70cm)も要らないように思えます、20から30cmくらい。ただし根入れ深さを少し深めにして、土の重量で浮き上がりを防止し、その土地の地耐力にあわせ基礎底面の大きさを設定する。積雪1.2mの地域では60cmX60cmもあれば良いでしょう。{120cmx3kgx0.7x屋根面積÷柱本数÷地耐力(5t/m2以上が普通)}手言う感じです。簡単な構造計算なら覚える気があれば大丈夫です。がんばってみてください。自分で計算すればお客様に自信を持って説明もできますしね。
yama2011様、御回答ありがとうございます。
確かに自分で算出できればお客様に対して自身がもてますよね。
専門図書の購入、実行に移したいと思います。
No.3
- 回答日時:
んー、、、施工要領書どおり施工してるんじゃないですか?
現場の状況にもよりますが、その程度の基礎なら別に重機がなくても手堀りでいけるでしょう。そりゃあ、重機の方が早いし楽ですが、「重機がなくては無理」ではありません。
逆に、もしカーポートのみ施工を請けた場合、基礎を打ったら後は何も出来ないです。
ほかにたくさん現場を抱えているなら別ですが、余計な出費を出して時間が余るより、人力で掘削から基礎打設まで1日掛ける方が良い場合もあります。
重機を使えば重機代、回送代などかかりますよね。
生コンも、その量なら2tダンプで取りに行くでしょう。
だいたい1.25m3以下は配達頼むと空トン料(割り増し料金)を取られますから。
基本的に施工要領書通りに施工しなければ、もし何かあった場合、施工者の責任になりますので、自分の身を守る意味でも正規施工が一番ではないでしょうか。
tamao-chi様、御回答ありがとうございます。
>もし何かあった場合、施工者の責任になりますので・・・
そうなんですよね。そこが重要なところだと私も思っております。
施工後、後ろめたい気持は嫌ですもんね。
ありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
外構屋です
仕事がら、取り扱うことが多いですが、設計図書どおりに施工することは、滅多にありません。
いい事か、悪いことかわかりませんが、この業界の体質だとおもいます
おそらく厳密に言えば悪いことでしょう。
が、しかし、やる必要がないということもありますし、コストの問題で
やらないということもあります。
ユーザーのニーズにこたえるためにその部分を削って、安くあげるということがあると思います。
ホームセンターなんかは、まずやらないでしょう。
ホームセンターで出してる値段で、できっこありません。
これを見てるユーザーの方に誤解を与えるといけないので、補足として
お伝えしますが、カーポートをつける場合、駐車場は必ずといっていいくらい、コンクリート舗装をします。
コンクリートを1台分打つとなると、約1.5立米生コンが必要になりますが、その重量たるや、2t以上の重さになります
なので、カーポートが飛んでいくような事には、ならないので、カーポートの基礎は、設計図書通りに施工しなくても、慣例のようにいいのかなぁなんて思っている業者が多いということは、間違いないと思います
ましてカーポートの基礎にそんなに、生コンを使うのであれば、コンクリート舗装をしてあげたほうがいいのかな、なんて個人的には、思ってしまいます
要は、施主と施工業者との話合いできまってくるのかなとおもいますけど。
突っ込んだ話をすれば、カーポートを施工するのに、法令厳守であれば、建築確認が必要になり費用がかさみます。
それを、ユーザーさんに提案したとしても、負担してくれるとは、思えません。
コスト優先になりますから・・・
いろんな、バランスではないかと思いますが・・・
すみません、だらだらと。。
あまり参考にならなかったかと思いますが、これが、現実ではないでしょうか?
westweb様、御回答ありがとうございます。
本職の外構屋さんからのリアルな回答ありがとうございます。
>カーポートを施工するのに、法令厳守であれば、建築確認が必要になり費用がかさみます
そうなんですか!?全く知りませんでした(汗)
施主と施工業者との話合いは本当に大事ですよね。
気持ちよく取引できるよう話合いはしっかりしたいと思います。
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