アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

人間(ホモ・サピエンス)は、生殖に関して非常に有利な特異変質をした結果、ここまで繁栄したものと思われます。それは

発情期がない通年生殖
寿命が長いために老年が子育て可能
知能、コミュニケーション力の卓越

などによると読んだことがあります。
もっともだと思います。これだけ有利な条件がそろっていたら、他の人類(ネアンデルタールなど)はひとたまりもなく滅びてしまいます。

逆に言うと、動物として非常に特殊ではないでしょうか?こうも増えるように進化したわけは、ともかくも数を頼みに「肉体上の脆弱さ」をカバーするという以外は考えられません。ネアンデルタールはおそらくもっと強靭な肉体だったのです。だから30歳の寿命でも種として生存できた。

こういう特異な動物的特徴を持った人類の課題として、もはや強者となったここ何百年か、人口を抑制しなければならないということをなぜ考えてこなかったのか非常に疑問です。それが現在の60億が地球にひしめく有様です。

なぜ、こんな明らかなことなのに、だれも対策を練ろうとも表明しようともしないのでしょうか?

対策は受胎許可制と禁止しかないでしょうがそれも致し方ないのではないでしょうか。

A 回答 (4件)

これは肉体の強さ・・・、ではなく「人間」という種族がどのようなものを手に入れ、そしてどのようなものを放棄し、最後にどのようなものを変わらずに持ち続けているか、というのが論点かもしれませんね・・・。


人間が生まれた理由はたくさんの視点から見られています。人間は進化したのかもしれませんし、精密なるからだの構造からして設計者、すなわち高次元の存在、私たちのいう「神」が人間を「造った」のかもしれません・・・。しかしそれは人間である私たちには全く分からないことで、聖書でいう「裁きの日」が来るか、途中で進化を止めた生物に出くわすまでは何ともいえない状況です・・・。

で、私が最初に言った「新しく持ったもの、放棄したもの、変わらず持っているもの」の違いです。
これは私の見解ですが、新しく持ったものとして人間は「心」を得ました。確かにここに自分はいるという「自我」であり「意識」でもあります。他の生物には知能はあるこそすれ「心=自我」とするならばその自我は見受けられません。人間以外の他の生物の姿を鏡に映すと、威嚇したり襲ってしまったりするのです・・・。
それと同時に、人間は「心」と引き換えにとあるものを放棄しました。「本能」です。まず、「発情期」というものの類が他の生物と違いいい加減になりました。そして人間の作った「二次元の世界の人間」や同性、中には生殖能力のない幼児を愛する人間も出てきました。目的が「子孫を産むため」という本能が崩壊し、別の方向へ移行し形です。
そしてこの話の延長になりますが、その「子孫を産む」という崩れた本能の根元「性欲」は変わらずに残ってました。それで、彼らは表面的なものは生殖に関係ないものを好むといっても、恋人を見つけ、結婚し、そして子供を産みます。根元は変わっていないのです。

さて、「人口を抑制しなければならないということをなぜ考えてこなかったのか」ですが、これはさっきの話に派生します。人間はいくら本能が崩壊した代わりに心を得たとしても、根元は変わっていないのでもちろん子供を産みます。
しかし、よく考えてください・・・。この「60億人」には飢え死に寸前の人たちや、父母のいない(この場合、不倫や娼婦の関係など「不義理の仲」の関係によって生まれた子供たちという解釈をされるとわかりやすいかもしれません)「抑える」ことを知っているはずの人間がこのような不用意なことで増やしてしまうことがあるのですよ・・・。それが強き人間の最弱の部分です。
理性と本能がひしめく我々人間しかない特徴です。本能に忠実な人間以外の生物は一部を除いて発情期というものが存在し、求愛して自分の伴侶を見つけ、子孫を産み死んでいきます。もちろんすべて親がいます。不慮の事故がない限りは・・・。しかし、人間は違います。「過ち」を犯し、このような「親のない子」が出てきてしまうのです。言っては悪いですが、ふしだらを行うのも人間だけです。
このような状態で、人間は人口を抑制するなんていう能力はない(まったくないわけではないが・・・)ことが証明されるはずです・・・。都会のラブホテル街でコンドームを無料配布をしても、一人っ子政策で子供の数を制限しても、人は増え続ける一方です。
ホモ・サピエンス、すなわち人間を強者と例えるならば、その部分が他の生物に劣ってしまう、弱点なのでしょうね・・・。
だから人口が抑えられないんだと私は思います・・・。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
人間は根本的に矛盾した生物なのだと改めて感じました。
「心」はあるがどうやら「理性」や「実行力」がないらしいですね。むしろ「心」が邪魔ではないでしょうかね。
生物の本能にだけ従うようにしか生きられなければ問題ないのに、中途半端にそれを改変して都合いいように工夫実行できる力がある。しかし、潔い性癖でない。見苦しき人間です。

お礼日時:2008/06/30 18:18

ネアンデルタール人も、分類上、ホモ・サピエンスではなかったかと記憶しています。

現代人は、ホモ・サピエンス・サピエンス。ネアンデルタール人は、ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス。

いずれにせよ、生物史上、人類には多彩な種族が生まれており、その中で生き残ったのはホモ・サピエンス・サピエンスであるというわけです。たまに、違うタイプの人類が生き残っているのではないかというオラン・ペンデクのような噂が出てきますが、いずれにせよ、ホモ・サピエンス・サピエンスが圧倒的な成功者であることに変わりはありません。

> 発情期がない通年生殖
確かにこれは、生物としての成功要因にはなりますが、ホモ・サピエンス・サピエンス以外の哺乳類に、同じ傾向を持った生物は、少ないながら存在します。プレイボーイのシンボルとしてウサギが選ばれたのは、人間と同じく、明確な発情期が存在しない生き物だからです。その生殖能力は、驚異的です。
http://www.playnote.net/archives/000169.html

> 寿命が長いために老年が子育て可能

NHKの動物紹介番組「ダーウィンが来た!」によると、チンパンジーの群れでもボス猿の地位から引退したおじいさん猿が、群れのリーダーを決める若手のオスどうしのケンカに介入したり、普段から多くのチンパンジーの尊敬を集めていたりするケースがあるそうです。となると、老年個体が群れの社会規範を維持して、メスが子育てに集中しやすい環境を作っているということになり、これはもはや人類の枠を超え、類人猿まで同じ行動をとっているということになります。

> 知能、コミュニケーション力の卓越

ネアンデルタール人の口の構造でも5つの母音を表現できるそうですから、アラビア語のように3つの母音しか持たない言語なら、使いこなすことが出来るでしょう。犬やカラスがもつ、コミュニケーション能力や複雑な社会構造を考えれば(現代人で言えば3歳児くらいだそうです)、ネアンデルタール人のレベルでは、現代人に匹敵する言語能力を獲得することも可能と考えられます。

ここでは上げられていませんが、ホモ・サピエンス・サピエンスが持つ独自のポイントが、いくつかあり、他の絶滅人類種にどの程度当てはまったのか、興味は尽きません。

*水さえあれば暑さに強い動物である。サウナに哺乳類を入れると普通は死ぬ
*肝臓が強い。したがって毒物の処理能力が高い。アルコールにも非常に強い
*免疫力が強く感染症への抵抗力がある。しかし、副作用で、自己免疫性疾患が多くなる

人間の数が多すぎるので、それを止めなければならないという思想は昔からあり、有名どころでは、マルサスという経済学者を思いつきます。この人は対策として、禁欲を説いていましたが、そんなことで通用するわけがありません。本格的に人口増を抑えようとすれば、安全かつ多くの人に受け入れ可能な避妊法を普及させるしかありません。受胎許可制のような制度は、本人の選択肢を奪うものであり、安易にこの手段を使うべきではありません。日本国憲法の例で考えれば、受胎許可制は、健康で最低限度の生活を営む権利に衝突するもので、容認できないと言えるでしょう。「だれも対策を練っていない」というのも不思議な話で、中国の一人っ子政策がなければ、地球温暖化は、はるかに深刻な問題だったはずです。しかし、社会的に男の子を望む傾向が高いため、男が女よりもずっと多いという、歪んだ人口構成になってしまいました。

人口増は、中国とインドが先進国の生活水準に達すれば、自然と止まります。問題はむしろ、インドにおいてエイズ対策としてコンドームが有効であることを社会的に認知させること、および、新型感染症は中国から発生するケースが多いので中国政府はこの問題に対して秘密主義であることをやめ、国際会議から台湾をしめ出すなどの人類全体にとっての脅威になりかねない愚行は差し控えることなどの点にあると思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

たいへんご丁寧で深い考察です。ありがとうございます。
人類にも動物より強い肉体的特徴があるとは知りませんでした。サウナって言うのは完全に人間向きなんですね。

お礼日時:2008/06/30 18:15

まだ分かってらっしゃらないようですね。



幾ら強者であろうとも、循環の環に適合しないと生存は不可能です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

そろそろ完全に行き詰ってこないでしょうかね。

お礼日時:2008/06/30 18:13

人類が強者だなどと思ったことがありませんが、そう思っている


人がいることに驚きました。それも生殖関係で。
人類や人間がいかに脆く弱い存在であるかはTVのニュースを
見ていればおのずとわかります。生殖にしてもテレビを見て
いればおのずとわかります。バラエティやそれ系のワイド番組
にはホモやオカマのオンパレードです。オカマをテレビで見ない
日はないです。

そうばん人類は滅びますよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

道具を使って乱獲するという点で脅威かなと思います。
生物的には弱いんですけども。
昨今のテレビに映るような人間は確かにひ弱な気がします。

お礼日時:2008/06/30 18:13

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

関連するカテゴリからQ&Aを探す