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日本人がお酒に弱いのは遺伝的変異の適応進化なんでしょうか?
それとも、別の理由があるんでしょうか?
適法変化とは、突然変異などの特徴を持った結果、それが生存に有利であるとその特徴を持つ個体が多く生き残るようになり、それが集団の特徴になるというもので、遺伝子解析によれば、ある時、日本人に酒が弱くなる遺伝的変異が現れ、しかもそれが適応進化に乗ったという説です。

数年前にNHKで放送されていた「食の起源」というNHKスペシャルの放送回で、日本人が酒に弱い理由を「昔々の稲作地帯、水溜りなどがあり衛生環境が悪く、身体に悪影響を与える微生物が付着した食べ物を口にすることも多く、それが理由で病気になる場合も多かったのに対し、二日酔いの原因でもあるアセトアルデヒドが体内に残りやすいお酒の弱い人は、これらの微生物をアセトアルデヒドによって抑えることで、感染症などの微生物の体内での悪影響が少ないから結果として生き延びた」という仮説を紹介していました。

また、人類は進化の過程で、食べ物がなかった太古の時代、腐り発酵した果物を食べることができるように進化したために、もともと毒であるアルコールを飲める様になり、アルコールを分解できるように突然変異を起こした種だけが生き残ったが、水田農耕地帯に特有の感染症から生存を守るためにお酒が弱い人が現れたという説と、稲作発祥の地と考えられている中国南部で突然変異したお酒が弱い人が現れ、それがアジア地方で広まり日本にも入ったため、日本人はお酒が多い人の割合が多いという説もあるようです。

ここで、少し疑問点が浮かびます。
インスタグラマーの上月蘭さん(26歳)はお酒を飲んでも全く顔に出ない(赤くならない)ことを上月蘭さんご本人のInstagramの投稿でカミングアウトしていました。
さらに上月さんは、好きなお酒の種類は日本酒の熱燗やワインが好きだということまでカミングアウトしていました。

添付画像の1枚目は上月さんがお酒を飲んで酔っている時の様子をご自身のInstagramに投稿されていたものですが、上月さんはお酒が入った状態で酔っ払っている時でも、顔が全く赤くなっておらず肌色のままです。外見では酔っている様に見えないです。
でも、この1枚目の画像の時は既に酔っ払っている状態だったと上月さんご本人が投稿で明かしていました。(2、3枚目は、上月さんがお酒を飲んでいない時の画像です。)
顔が赤くならないことや目が座っていないことを踏まえると、上月蘭さんはアルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素がいずれも正常に保有している人だということが分かります。


①生物の生存競争の観点からすると、アセトアルデヒド脱水素酵素が少ないお酒が弱い人が「進化した種」であり、一方で上月蘭さんのようにアルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素がいずれも正常に保有しているお酒が強い人は生物学的に「退化した種」であるということになるということでしょうか?
②今の現代でも、お酒を飲んでもあまり酔わず、顔面紅潮や吐き気などもしない酒に強い体質の人よりも、生存競争という中で考えるとアセトアルデヒド脱水素酵素が少ないお酒が弱いの方が優位なのでしょうか? 水田農耕地帯に特有の感染症が流行った時代に、アルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素がいずれも正常に保有している上月蘭さんや白石麻衣さん、石原さとみさんが生まれていたとして、その場合は生き延びるのに不利だったというのはなんとなく理解できますが、現代でも上月蘭さんや白石麻衣さん、石原さとみさんはお酒に弱い人と比べて生存競争の点で不利な面ってあるんでしょうか?






お酒が弱い人はアルコール脱水素酵素やアルデヒド脱水素酵素の機能が遺伝子変異で弱くなっていることを踏まえると、それは「退化」だと思います。。
個人的にはアルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素がいずれも正常に保有している人の方が正常というか普通だと思うんですが違うんでしょうか?

白石麻衣さんや石原さとみさんも上月蘭さんと同様にお酒を飲んでも顔が全く赤くならない人です。白石さんや石原さんもアルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素がいずれも正常に保有しているお酒が強い人ということになるので、生物学的に「退化した種」ということになるんですか?

詳しい方がいましたら、日本人がお酒に弱いのは遺伝的変異の適応進化についてご意見お聞かせください。

「日本人がお酒に弱いのは遺伝的変異の適応進」の質問画像

質問者からの補足コメント

  • 日本人の遺伝情報を調べたところ、お酒に弱い体質の人が増えるよう数千年かけて「進化」してきたことが、理化学研究所などの分析でわかった。詳しい原因は不明だが、アルコールに弱い体質が何らかの理由で環境への適応に有利に働いたとみられるという。
    「酒に弱い日本人が増えるよう「進化」 遺伝情報から判明」
    https://www.asahi.com/articles/ASL4R6SXTL4RULBJ0 …


    画像引用リンク
    https://www.instagram.com/ranranpani/

    https://twitter.com/ranranpani

    上月蘭さんのプロフィール
    身長 :159cm
    生年月日:1995年12月13日

      補足日時:2022/11/09 22:21

A 回答 (6件)

大きな勘違いをしているような気がします。



突然変異をしたものが、過去の長い歴史において、環境に有利不利に働くことがあり、その相関が明らかな時、それを適応進化というのです。突然変異が固定化して広がっていく、一つの説明ではあります。

しかし、そのたった一つの要因が、ある遺伝子の固定化を決定づけたわけではありません。というかあるはずがありません。質問の仮説を考えてみてください。アルコールが分解できないアセトアルデヒドが、感染症を防止した?って言っても、そもそも、コロナでわかるように、ある感染症に対しても、遺伝的に弱い人強い人はいる。それが何に依っているのかは、現代の最先端医学でもわからないのです。私なんか、過去一度もインフルエンザにかかったことありません。ワクチンも打ったことないのにです。その理由もまったくわかりません。

なので、酒の弱い強いが、特定遺伝子の有無で説明できて、その分布が、地域や人種で、こうなっている・・・ということだけが現代の科学で説明できるだけ。あとは、さまざまな仮説と統計を駆使して、マクロな人類の歴史における遺伝子固定化の原因を一つ一つを洗い出しているに過ぎません。

その1説がかりに正しいとしても、それは歴史の流れにおける話であって、今の話ではないのです。現在においては、酒の量も質も違う、食料も栄養事情も違う、薬、ワクチン、免疫、治療、診断、など医学が発達し、酒の強さと感染症は、歴史的にあったかもしれない相関とはまったく別次元になっている。

それに、よくわからない芸能人が、進化だ退化だを論じても、まったく無意味だと思います。日本人には、一定割合の下戸がいる、それだけのことです。
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ちょっと眉唾的な話だと思いますね。

というのもお酒に弱いって言っても個人差がありますよね…全く飲めない人からどんなに飲んでも変わらないって人も…それだとそういう種全体での話に持っていくのはずれた考え方のように感じます。

お酒の強い弱いはアルコール分解酵素の量になるわけで遺伝って事が妥当な判断な気がしますね。あと、どんなに素養があったとしてもそれをやらないでいると腕が落ちるようにお酒を飲まない生き方が元々の性能を下げているのかもしれないですよ。

日本ではお酒は二十歳になってから…ですが幼少期にお酒に触れる機会(例えば臭いとかでも)があった場合お酒に耐性がつくとかありそうですよね。まだ成熟しきってない成長段階の体ならそういう発育になったとしてもあり得る感じがしますし。全く触れていない場合は大人の成熟しきった体では変容があまりないためにお酒に対しての耐性がつかないとか…

筋肉も脳も使えば使うほど機能的になるんですから酵素もそういう仕組みなんじゃないかと思ったりしますね。アルコールは注射とかでわりと身近だったりします。アルコールが身近になかった世代が交配を繰り返して眠れる力(なんか中二病っぽい…)みたいになっていったのかなぁと。
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酒は避ける物です。


酒避けて飲まずに済ます事故もなし
と云いますよね。
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> 日本人の遺伝情報を調べたところ、お酒に弱い体質の人が増えるよう数千年かけて「進化」してきたことが、理化学研究所などの分析でわかった。



これが間違っていると理解されてはいかがでしょうか。
適応拡散だと思ってそれで説を発表しているのが誤りでしょう。
この新聞記事の前に、次の発表もあります。
2012年の日本進化学会ニュース
http://sesj.kenkyuukai.jp/images/sys%5Cinformati …
2018年の理化学研究所などの共同研究グループ
https://www.amed.go.jp/news/release_20180424-02. …
後では、2019年のもの
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpa/24/2/2 …

遺伝子、染色体などが単一に分布しておらず、肌の色も、瞳の色も、頭髪や顔貌、色々な分布があって、その歴史的、地域的変遷をみれば、どのような広がったり、少なくなったりしているのかは分かります。
しかし、それが「適応・選択・淘汰」という目的的?な理解や説明と結びつくものではないです。 

大型の動物も、小型の動物も、多数の昆虫や鳥類、魚類、微生物、菌類、植物などがいますが、なんでこうなっているというのを 適応とか淘汰・選択で説明できると思うのが、そもそもうかつです。
人間が犬や猫や飼育動物、栽培植物を育てているのとは違います。 人間が選択していると考えてもよい社会制度やいろいろなシステム、政治経済、流行のようなものでさえも、あまり長続きはしません。 何かしらの選択などが色々複合しているのでしょうが、現代の科学や学問で、それを説明できるようなことはあり得ないです。 現実的な理解としては、「偶然の要素が8,9割」というしかないでしょう。

> 正常に保有している人の方が正常というか普通だと思うんです

どう思うがいいですが、白人、褐色人、黒人のどれが正常で普通なんです。
瞳でも、髪でも、体毛や、身長、顔貌、体形、手足や指、指紋、血液型、ハログループ、、、、 
やはり、肌が滑らかできめ細かく潤いのあるのが正常で普通なんでしょうか。

> 水田農耕地帯に特有の感染症が流行った時代

どのような感染症が水田農耕地帯に流行ったのでしょう。
インドで、ガンジスで沐浴したり口を唰ぐ人は長い歴史があるでしょう。蚊も多いのでは? どういう適応進化が起きたのではないかと想像しますか。

http://www.kikukawa-dent.jp/article/14262518.html
https://courrier.jp/news/archives/261525/

《温度-サイズ則》
この方の締めくくりに、わたしはそうだろうと思います。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seitai/60/2 …
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
現在のところ、すべての分類群に見られるパターンを包括的に説明する仮説はまだ確立されていないというのが研究者間の合意事項である。

> 白石さんや石原さんもアルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素がいずれも正常に保有しているお酒が強い人ということになるので、生物学的に「退化した種」ということになるんですか?

個々人を対象に、生物学的に「退化した種」というようなことを識別したり、チェックできると思うのが、間違っています。
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〇〇なのは△△だからだ! なんてのは、いかにも短絡的なテレビ番組の発想に感じますね。

実際には生存に可も不可もないようなものが残ったりするのです。

アルコールの分解には、アルコール→アセトアルデヒド(第一段階)とアセトアルデヒド→酢酸(第二段階)の2つの酵素が関わっています。第一段階が活発だとアセトアルデヒドが体内に多くなり顔が赤くなったりしますが、第一段階があまり活発ではないと顔が赤くならないという現象になります。酒に強いというのをアルコールの分解能が高いとすると、顔が赤くなる人のほうが分解する能力が高くアルコールに強いということになります。

カゼ薬が効いたような気がしないのと対照的に酒は全員が酔っ払います。それほど強力なドラッグです。少しの量の違いで強いの弱いのというより、少量で酔っぱらえるほうが効率的ですw 飲めば強くなるなどと言いますが、覚せい剤が効かなくなって大量に打っちゃうのと同じ現象なので、喜ぶようなことではありません。
また酒の致死量は非常に低く、酔っぱらう数倍の量で死に至りますので、飲み過ぎには気を付けましょう。
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突然変異であることは確かなようですが、それが進化か退化かはどういう根拠で判断するのでしょう。

(回答ではなくてすみません)

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国税庁 「あなたはお酒が強い人?弱い人?」
https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/s …

(以下抜粋)
◆NN型・・・・ALDH2型の正常活性遺伝子型(お酒に強い)
◆ND型・・・・NN型の16分の1の活性しかない遺伝子型(ある程度は飲める)
◆DD型・・・・ALDH2型の活性のない遺伝子型(ほとんど飲めない)

人類はもともとはNN型でしたが、数千年前シベリア地方(あるいは東アジア)で一人の人間の遺伝子に突然変異が生じ、結婚等によりこれが東アジアに広がっていったと言われています。

したがってヨーロッパ等の人種は殆ど全員がNN型でお酒に強く、モンゴロイド(蒙古系人種)に属する中国、朝鮮半島、日本、東南アジア地方の人種は一定の割合でND型あるいはDD型といったお酒にあまり強くない人がいると言われています。

また、モンゴル系でも、旧モンゴル系と新モンゴル系があって、新モンゴル系の弥生人の遺伝子を強く受け継いでいる人は弱く、旧モンゴル系の縄文人の遺伝子を強く受け継いでいる人は強いと言われています。

※「ALDH2」不活性型の割合
日本人・・・・44%
中国人・・・・41%
タイ人・・・・10%
フィリピン人・・・・13%
ヨーロッパ系白人・・・・0%
アフリカ系黒人・・・0%
北アメリカインディアン・・・・0~4%
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だそうです。
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