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以前、『誹謗中傷??』という質問をした者です。m(_ _)m
その際、まず、誹謗と中傷は別々のものであること。
そして、誹謗は、漢語であることを教えていただきました。

で、その続きなのですが、
タイトルの通り、なぜ、『誹謗』という言葉をわざわざ使うのでしょうか?
単に、『悪口』でもいいような気がします。

一応、本か何かで「コンピュータ用語は、直訳で、無茶苦茶なものが多い」というのを、見たことがありますが、この『誹謗』も、その類と考えればいいのでしょうか?
素朴な疑問で申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

※あと、22:00で寝てしまいますので、それ以降の回答のお礼は、明日、早朝となります。(誠に申し訳ありません。)

A 回答 (2件)

「誹謗」は「誹譏讒謗(ひきざんぼう)」を省略したものです。

「誹譏」も「讒謗」も相手をそしるという意味で単なる悪口ではなく、相手の評価を下げるためにするもので道徳的、法律的な非難に値するものです。このため、相手に対して法的に訴える用意があるときには「誹謗」を使いますと、その意味の中に法的に訴える価値がある「悪口」ということが示せます。
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この回答へのお礼

こんなに深い意味があったのですか!
 確かに、掲示板での書き込みは、道徳的なのはもちろん、法律的にまで発展することが、実際にありますね。(2ちゃんねる、とか言う所は、あまりにも有名ですね。)
#2さん同様、脱帽です。
大変、勉強になりました。
物凄くためになる回答、ありがとうございました。

お礼日時:2002/11/26 23:00

#1の方の回答を拝見して、博識な方もいらっしゃるものと、脱帽いたしました。


私はもっと下世話なところから、意見を述べさせていただきます。

元々、我が国の法律が近代法体系として整備されたのは明治時代のことですから、漢語表現があたりまえの時代ですし、その当時は別に変わった表現ではなかったのではないでしょうか。

その時代の名残で使われている言葉も多いのだと思いますが、言葉から受ける印象も、そのような表現が続く背景にはあるのではないでしょうか。

「誹謗」と「悪口」だと、どちらが「問題だ!」という語感になるでしょうか? 私の個人的な感想かもしれませんが、「悪口」だと井戸端会議(古すぎっ)の雑談のような軽さがつきまとうように感じます。遺跡で問題になった「捏造」もそうです。「でっちあげ」では、何だかゴシップ誌のネタのようですから、「捏造」の方が語感としてしっくりきます。「粉飾」も「ごまかし」だと、ちょっとイタズラしただけのような感じがします。コトバは「言魂」と言われますから、あまり軽い語感の言葉では法律という国家の強制力を及ぼし、場合によっては刑罰という重い結果につながる事実を表現する言葉として相応しくないように思います。そのような語感もあって、法律用語は意識的に堅苦しいコトバを使っているのだと思います。

もっとも、法律家は「法律用語」や「法律的な表現」にどっぷり浸かっていますから、何の違和感も感じないということもあると思いますし、漢語表現を使うことで格調高く話ができているような自己満足もあるのかもしれません。そういった専門家を真似て一般の人も使うことで、専門家は違和感を感じないで済むのでしょう。

おやすみなさい。
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この回答へのお礼

すみません。まだ、起きています。m(_ _)m
まさか、法律が絡んでいるとは、思いもよりませんでした。
社会問題になっているものが、意外なところにあるものですね。
改めて、掲示板での、書き込みの、他人に与える影響力の大きさを痛感しました。
 回答は慎重に、というか、そこまで質問者のことを考えてあげなければならないのですね。
 最近、回答が、いい加減になってきている私にとって、大変、貴重な回答をいただき、嬉しく思います。ありがとうございました。
なぜ、『悪口』ではなく『誹謗』か。非常によく分かりました。
 久々に、感動しました。
※今日は、ぐっすり眠れそうです。

お礼日時:2002/11/26 23:23

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