No.4ベストアンサー
- 回答日時:
一般の合板は尺モジュールでは 910×1820です。
なので、四周打ちをするためには、少なくとも片方は、910間隔にしないといけないです。ただ、その程度の間隔で梁を入れることは一般的で特別なことではないです。根太を入れる場合は、一階では一尺毎に入れすのが一般的ですし、二階床は、根太レスと同じように組んだ梁の間に455mm毎に入れることが多いです。
根太の成は、大まかには床の歪みで厚さを決めます。
厚めの構造用合板を使った場合、薄い合板よりも歪みにくいので、厚い合板の方が合板自体での耐荷重は高くなります。しかし、実際の床の耐荷重は、合板の厚さと梁、根太のピッチ、スパン、成などの総合で決まります。全てはバランスだと思って下さい。
同じ梁を使って、厚い構造用合板と薄い構造用合板を貼った両方の場合を比べれば、厚い合板の方が耐荷重は高いですが、根太レス工法を採用しているHMの方が、根太を入れているHMよりも細い梁で組むことが多いです。
根太工法、根太レス工法などの名前だけに囚われず、そのHMの仕様、施工をしっかりと見て比較しないと、本当に丈夫な構造の家かどうかは分からないと言うことです。
No.3
- 回答日時:
根太レスは根太なしで24ミリ以上の合板を根太なしで床下地にするものです。
剛床は9ミリ合板でもいいんですよ。釘の種類とピッチが決められています。建物の横の動きを小さくしたり、多少耐力壁が上下階でずれていても力が伝わりやすい効果があります。
合板の大きさが910×1820ですからその大きさが張っていけるように梁ピッチを910にすることがほとんどです。梁の自重は増える可能性がありますが床の床加重の負担面積が減るので梁1本1本は背を低くできるメリットもあります。つまり構造材の寸法がそろいやすいのです。
私の感覚では根太レスでも剛床にしていないことが多いですね。大工がネイルやピッチを理解していないし、指示が出ていなければ根太レスにしかしていないのが現状だと思います。
根太は薄くても45、普通は60~105あります。薄い合板で持たせる支点間長さは1m以下にしないとずいぶんたわみますからね。
梁も910ピッチ受け材も910ピッチで入れるということにもなってしまいます。するとすべてに羽子板がついて結構金物だらけですね。
上棟後の作業床確保のためにも安全に工事ができる合板をしく方法が増えていますが、軸組みが華奢にみえるのも気になるところです。
No.2
- 回答日時:
根太レス工法と剛床工法は意味を混同して使っている人も多いですが、全く同じものではありません。
剛床工法とは 24mm厚以上の構造用合板を1階では土台、大引に、2階以上では梁に四周打ちで打ち付ける工法です。
剛床工法の「剛」とは、地震などの横方向の揺れに対して強いという意味です。
欠点としては、梅雨時期などの建築では、雨おさえが出来る前に床を貼るので、合板をはじめ建材を濡らして、痛めてしまうことがあることです。
また、1階を根太レスにすると床下に空気の流れをつくれないため、湿気に弱くなる傾向があります(作り方次第で回避する方法もありますが)。
一方、根太レス工法とは、名前の通り根太を入れない工法です。
そして、根太レス工法では、一般に剛床仕様になっていることが多いです。
耐荷重を考えると、合板を厚くした効果もある程度は効きますが、一般には、大引、根太、梁などのピッチ、スパン、成などで決まります。
剛床工法でも、丁寧なところは2階でも落し込み根太を入れたりして、耐荷重を上げる仕様にしているので、根太レスではない場合もあります。
根太レス工法の利点は、厚めの構造用合板を使う分、根太を省略できるので建材価格はあまり変わらず、大工の腕に左右されにくく、工期が短くできるので、施工費が安くできることです。
また、今の品格法では剛床にしておけば、それだけで床倍率を確保できる決まりなので、真面目に床を設計しないで良いので、最近では根太レス工法が増えてきました。
しかし、根太レス工法では、根太を省くくらいなので、梁の成は基準ギリギリにしている場合も多く、一般に耐荷重が小さいことが多いです。
なので、ピアノなどの重いものを置くときは床補強が必要な場合が多いです。
また、2階で使う場合は、梁のピッチが広いため、足音などの低周波の音が下階に伝わりやすいです。
この回答への補足
2階床に関しては梁のスパンを1m以下にするために
結局910ピッチで床梁をいれないといけないのでしょうか?
それに伴ってそれを受ける梁等の梁成が大きくなったりする可能性がありますか?
※根太レス工法を調べていたら、HPで釘打ちの場合の固定方法の補足として『横架材間隔1m以下』と書いてありました。
No.1
- 回答日時:
工法というより床敷きの方法の一つと考えたほうが良いでしょう。
(特別なことでなくどこの会社でも対応できます。)文字の通り通常の施工では、土台から土台へ渡る根太がありますが、この方法は根太の代わりに厚いパネルを敷くという施工方法です。根太に通常の12mmのコンパネ等を釘で打たないと言う事は、床鳴りなどは大幅に軽減される事と思われます。25mm以上のパネルを敷くことになると思いますので、丈夫で床の剛性も取れると思います。つまり建物的にも強くなる(千鳥張りで)
また、床に穴を開ける(給排水工事で根太を欠いて施工することもなくなります。また施工後のアフターも根太が無いほうが配管替えや万が一の際に施工はしやすいと思います。
重量物を置く際(大きい蓄暖やピアノ)にはやはり補強が必要と思われますが、デメリットというほどでもないと思います。
あとから出来る工法などは、依然あった方法の改良でいいと思われるから、その方法が定着すると思います。現在までに、デメリットや重大な欠陥という話は聞いたことがありません。
現状では通常施工と異なりよい点がある、床敷き方法の一つと認識しています。ただ、住宅の建築にはプロでも全てを掌握しきれないほどの工法があります。工法にマッチした施工方法はあると思いますので、これと言った回答は出ないと思います。
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