プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

光学遷移における選択則を学習しています.
水素原子を考えたとき,パリティの対称性から1s→2pに遷移可能であることは理解できるのですが,
何故3s→4fは遷移できないのでしょうか?つまりΔl=±1という要請はどこからくるのでしょうか?

A 回答 (1件)

電気双極子の遷移(E1)を考えているって事でいいんですよね?



まぁ、簡単に言えば、(電気双極子で)3s→4fに遷移すると、角運動量保存則に反するんですよ。光子のスピンが1なので、電子系の角運動量の大きさは1までしか変化できないんです。

式で導出したいのなら、電気双極子の行列要素を考えるだけですね。角運動量の合成とかを知っていれば、まぁ、何とかなったはずです。例えば下記が参考になるでしょう。
http://quantummechanics.ucsd.edu/ph130a/130_note …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

eatern27さん
フォトンと角運動量を考えるべきなんですね.
大変明確な回答ありがとうございます.
詳細は勉強してみます.

お礼日時:2008/07/31 11:10

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!