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銀河のハビタブルゾーンを確率的セルオートマトンという数値的にシミュレーションした結果、「群島」の様なものがみられるという結果が出たそうなんですが、
このグラフで表視されてるこれは天の川銀河のどの辺りに群島があるということなのでしょうか?見方がよく分からないので教えて下さい。

グラフの説明は
「セルの状態は次のとおりです。0生命なし、1単純生命、2複雑生命、3技術文明。
図 1: 入力遷移確率特性時間のさまざまな値に対して実行されたシミュレーションの終了時の状態3のセル数の等高線プロット。」

その近辺の説明文は
「シミュレーションの出力は、遷移確率位相空間でのシミュレーション実行の最後に、開発された文明数の等高線図として示されます。…
植民地化形成遷移の値は横軸に示され、破局的な遷移の値は縦軸に示されています。
右側のパネルの輪郭の不規則な形状は、この作業で提示された方法が「大沈黙」問題の妥当な解決策を与えることができることを意味します。また、遷移確率位相空間における「居住性の群島」の島のような性質の可能性を示しています。」

「銀河のハビタブルゾーンを確率的セルオート」の質問画像

A 回答 (2件)

見ました。

天体力学のガチの話じゃないっぽいですね。それぞれのcellが勝手に確率的に発達したり破滅したりする(sim-earthみたいに)けど、一定のレベルに到達するとある確率で隣のcellに移民を送る、ということによって、感染のように文明が広がる。そういうモデルのようです。パンスペルミア説とは違って、いきなり高度文明が舞い降りてくる。
 簡単な確率モデルとは言いながら、恣意的に設定するパラメタの数が結構多いし、ランダムな設定(星の寿命など)が入っていますから、何度も色々遊んでいるうちにいろんな密度ムラっぽいものが現れるに違いない。そのムラが平衡状態に達しているとみなせるわけでは(宇宙の年齢と生命進化のスピード(の地球での例)から考えて)ないんで、過渡的に様々な様相が現れて、なんだか意味ありげに見えるものも含まれるだろう。それを恣意的に切り取ってドウコウ言ってみた、というお遊びだと思う。
 そこでSFの話だと割り切ってみると、宇宙人がヒトにすごくよく似ているばかりかセックスまでしちゃうというstar trek的安物ファンタジーの設定や「神は実は宇宙人でした」というイカサマ宗教を正当化するのに、移民による播種は都合がいいんだろう。移民を送る動機がsolar systemの寿命が心配だからというのであれば、何もうんと遠くにまで行く必要はなく、光速の壁があるというのにkpcの単位で移動するのは無理がある。あいつらとは一緒の星に居たくないわい、と新世界へメイフラワー号で脱出するんであれば、なるべく遠くに行きたいだろうが、そんなケンカやってる程度の連中にexodusができるんだろうか。また、光速の壁が超えられるのならいくらでも遠くに行けるばかりか未来を観測するmachineまで作れるんで、隣のcellにだけ移民する理由はないし、カタストロフィ的に滅亡するほどアホでもないだろう。となると、文学的に見ても、このモデルの整合性は破綻してるんじゃないかなあ。
 ところで、「竜の卵」という傑作hard SFでは、中性子星の表面で核力に基づく生命が生じて、電磁気力で支配される化学的な進化の100万倍のスピードで進化する。(しかもこのSF、泣けるんですよ。)というわけで、ご紹介の「論文」ではSFにもはるか及ばない、という印象です。
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この回答へのお礼

参考にします。ありがとうございました。

お礼日時:2023/06/13 12:40

まずは出典を教えてgoo。


 重力不安定による密度ムラの発達は、確率的cell automatonでそこそこモデル化できそうな気もするんで、差分方程式論の応用として面白いです。が、これとハビタブルゾーンとの関係が想像しにくい。「ハビタブルゾーン」をどう定義したかによるだろうけど、いろんな(根拠の弱い)仮定も入っているだろうと思う。
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この回答へのお礼

何故か補足をするを押すとアプリが閉じてしまいます。なのでお礼をするの欄でお伝えします。
arXiv:1001.4624v1 [astro-ph.GA] 26 Jan 2010

「CELLULAR AUTOMATION OF GALACTIC HABITABLE ZONE」
B. VUKOTIC and M. M. ´ CIRKOVI ´ C´
です。

お礼日時:2023/06/07 00:28

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