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オーケストラの演奏当日に指揮者は必要なのでしょうか?
また、必要であればその理由をご存知の方教えて下さい。

A 回答 (5件)

まずニコニコ動画にも同じ曲だけど指揮者を変えてみたという内容のものを見たことがあります。


私もオーケストラの指揮をしている者ですが、音楽を譜面どおりに弾くだけではまだ人に発表できるレベルではありません。
この時点ならすぐれた演奏者であれば指揮者がいなくても曲としてまとまるでしょう。

しかしながら曲のテンポ、風潮、などは指揮者独自の感性によって変わるのでそれがかなり大きな差となって曲に現れます。
たとえばユーチューブなどで見ていただければわかると思いますが、テキーラという曲は本来非常にゆっくりとしたテンポの曲です。
しかし市立柏高校のを聞いてみるとかなり原曲より早いテンポで演奏しています。

これは指揮者の石田さんによるものです。

このように指揮者というのはその曲の雰囲気を決めるのも仕事であり、指揮者が違えば同じ演奏なんていうのは不可能であるということです。

そのためにただ指揮を触れるだけでプロにはなれませんし、有名な方と私のような新人とではその演奏会の価値そのものが全く違ってきます。
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こんにちは。


アマチュアのオーケストラ経験者です。

はじめから指揮者なしで音楽を作る場合もありますがそれは例外として,指揮者はオーケストラの中で最も重要な「演奏者」ですので(たとえ実際に音を出していなくても),その人が本番のステージ上にいないことは基本的にはありません。

本番でも,出だしをそろえたりテンポを変える指示を出したりする交通整理役は必要ですし,特にプロの場合は練習時間は極めて限られているので(例えば忙しいプロのオーケストラだったら,数日に一回くらいの割合で演奏会があり,つまり一回の演奏会あたりの練習時間も数日程度しかありません),練習だけでは指揮者の思う音楽を奏者に伝えきることはできません。
極端な話としては,練習なしの本番一発で,棒だけでいかにして奏者に自分の思う音楽を表現させるかというのも,指揮者に求められる重要な能力です。

また,私が個人的に一番重要だと思っているのは,音楽は一瞬一瞬,刻々と変わっていく,ということです。

基本の骨格はもちろん練習の中でつくられるのですが,本番は練習のリプレイでは決してなく,奏者と指揮者(と聴衆)がインスピレーションをぶつけ合いながら,その時一回限りの創造行為を行っているものだと思っています。本番ともなれば奏者や指揮者の緊張感・集中力の高まりにより,練習では出てこないものが自然に出てきたりもしますし,また,確信犯的に練習と違う音楽を表現しようとする指揮者もいらっしゃいます。


練習だけして本番で棒を振らなければ,「仏作って魂入れず」になってしまうと個人的には思っています。
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ステージ上は30人の人と楽器でごった返しています。

そこでは、「じゃあ、そろそろ始めるよ」という合図すらも、誰かが真ん中に立っていて、手をあげてくれないと無理です。
演奏者は演奏中の、音の強弱や、速さの制御をただ機械的に行っているわけではありません。自分なりにイメージを作り、「この場所は、この気分で…そしてここへ来たらこの気分で、せーの、ほい、入った。おー盛り上がった、でもおさえて…」と言う感じで、なんらかの頼りを見つけて、それに従って演奏しています。
その演奏の「頼りどころ」を作ってくれるのが指揮者です。
指揮者はオーケストラの演奏中に、一生懸命身振りと表情で、「ここは悲しく、管楽器はおさえて、はい、ティンパニ入って、ほい、弦はリズムに乗って、こら!トランペットおさえろ!」とかやっているわけです。
そして、とくにリハーサルから本番までを通して、楽団員の意思の統率や、励ましを行うのです。
非常に重要な役割で、もしこれが失敗して、楽団員からの信用をなくすと大失敗になります。
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この回答へのお礼

とてもよく理解できました。
有難うございました。

お礼日時:2008/09/08 12:18

ステージ上は30人の人と楽器でごった返しています。

そこでは、「じゃあ、そろそろ始めるよ」という合図すらも、誰かが真ん中に立っていて、手をあげてくれないと無理です。
演奏者は演奏中の、音の強弱や、速さの制御をただ機械的に行っているわけではありません。自分なりにイメージを作り、「この場所は、この気分で…そしてここへ来たらこの気分で、せーの、ほい、入った。おー盛り上がった、でもおさえて…」と言う感じで、なんらかの頼りを見つけて、それに従って演奏しています。
その演奏の「頼りどころ」を作ってくれるのが指揮者です。
指揮者はオーケストラの演奏中に、一生懸命身振りと表情で、「ここは悲しく、管楽器はおさえて、はい、ティンパに入って、ほい、弦はリズムに乗って、こら!トランペットおさえろ!}とかやっているわけです。
そして、とくにリハーサルから本番までを通して、楽団員の意思の統率や、励ましを行うのです。
非常に重要な役割で、もしこれが失敗して、楽団員からの信用をなくすと大失敗になります。
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唐突に出て来る所やテンポが変わる所、あるいはテンポそのもの等は、演奏するたびに毎回違いますから、指揮なしには合いません。

「コンサートマスターに合わせればいいじゃないか」と言うかもしれませんが、これはコンサートマスターが指揮を振っている(いわゆる指揮振り)のであって、結局あれだけ大人数で演奏するには指揮がいるんです。また後ろの方に座っている人が引っ張るような曲の場合、前に座っている人は見えませんので、結局指揮者(または指揮振り)の人が合図を出す必要があります。指揮振りは、可能ではありますが、一人二役なので、オーケストラのような規模では相当重労働となってしまいます。

小編成のアンサンブルなんかは、各演奏者が演奏の動きを大げさにしたりして指揮の代わりをします。小編成では全員が全員を常ににることが出来るので可能ですが、オーケストラではそういうわけには行きません。
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この回答へのお礼

とてもよく理解できました。
有難うございました。

お礼日時:2008/09/08 12:17

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