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現在、平屋建て・24坪の店舗を設計中です。
地盤調査の結果から、改良が必要かどうかの判断をしかねております。

スェーデン式サウンディング試験で5地点を調査しました。うち2点については、2MまでがN値4.0~10.0で、それより下はN値5.8~15以上です。

残り3点については、0~1Mが砂質土でN値4.7~9.0、1~2.5Mが粘性土になっていて、この部分が問題なのです。
1~1.75MまではN値3.4~4.2、1,75~2Mの25cmの間だけN値2.3~3.0になり、2M以降はN値3.8~5.8になります。
地盤が弱い25cmの層でN値が2.3の所は0.75kNで自沈、3.0の所は1.0kNで自沈していました。

地盤調査の会社からは、杭状地盤補強とするのが適当と言われました。
予算の関係もあって、改良しなくても良ければしたくないので、調査の方に相談したのですが、改良が必ず必要かと聞かれれば、はっきり言ってグレーゾーンだと言われました。

国土交通省告示第1113号によると、基礎の底部から下方2M以内に荷重1kN以下で自沈する層がある場合は、沈下などが生じないように確かめなければならないとあります。
今回はそれに当てはまるので、なにか対策をとらなければいけないのですが、どう計算してどう判断すればいいのか困っています。
調べていく中で、2Mまでの平均で計算する方法もあったのですが、それだけで判断していいのか心配です。
また、建築基準法施行令38によると20kN≦地耐力<30kNの場合、べた基礎と定められていますが、これについては深さなどは書かれておらず、判断材料としてどう考えていいのかわかりません。

基礎はベタ基礎で、立上がり部分の厚さが150、底盤厚さが150、底盤の配筋がφ10@200です。
あと、店舗ですが、整体業なので家財道具で重いものはありません。
仕様については、外壁はサイディング、屋根は鋼鈑です。

このような場合、どのような判断をしたら良いのでしょうか?改良ができるのならば、した方が良いのだと思うのですが、もし、改良しないと判断するのならば、どのような考え方をしたら良いのでしょうか?

長文と、説明下手ですみませんが、ご教示ください。よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

安全のためなら地盤改良いいとおもいますが、自分ならこの状況なら特に問題は無いと判断します。


本当なら地歴や地形も判断したいところですが、平屋でべた基礎ということで地盤にかかる荷重は非常にちいさなものと考えられ、不同沈下に対しても有効だと思います。
そもそも国土省告示の式は布基礎を想定しての支持力推定式であり、布基礎→べた基礎にかえることがすでに対策のひとつとなっています。
ただし、地域的に非常に有機質な地盤や地下水が浅いなどの条件がある場合は再考する必要がありますが、その他の深度換算N値も比較的高いのでそんな悪くないところだと思います。

最近は、調査会社=改良会社もあり、調査費を格安または無料とし、グレーゾーンはすべて改良するというところもあるそうです。

また、そもそも数万円程度の試験費で調査会社に保障を迫ってもリスクを考えれば「改良しましょう」としか返答は無いとおもいます。改良費は建主が払うわけですし。
やはり、地盤調査は利害関係の無いところで、正確にやってもらい構造設計者と十分話し合いおこなったほうがよろしいかと思います。
逆にそのあたりがあやふやな設計者は信用に足らないと思います。
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はじめまして。



地盤を専門にしている者です。
まず、ほとんどの調査会社は安全側を見て判断しています。
大体、安全率3分の1を見ています。
もしもの時の地盤改良です。

質問者様の土質内容ですが、0~1Mまでが砂質土で1Mからは
粘性土と書いてありますが、推測ですが柔らかい粘土の上に
砂質土はほとんどの場所で自然堆積はありません。
ですので表層部の砂質土は盛り土と推測されます。
盛土の場合、盛土の重さで1M以深の粘性土が圧縮され沈下を
起こします。盛土をしてから最低でも5年は沈下が起こると言われて
います。
また、さらに家の荷重も加わりますので沈下を引き起こす可能性は
極めて大きいと考えられます。

沈下には等沈下と不同沈下があります。
等沈下は全てが同じ量だけ沈下する事。
不同沈下は強さにばらつきがあり弱い方へ傾く事。
今回は2M 前後に回転や自沈のばらつきがあることから、沈下の
可能性はあります。
地盤調査データ全てを見たわけではありませんが、現段階の内容ですと
改良は、しておいた方が良いと思います。

長文ですいません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
説明が不足していましたが、推測して頂いた通り盛り土です。
以前は田んぼだったようです。
施主さんが土地を購入して約5年間、ほったらかしにされていた土地です。
購入した当初は周りに家が建っていなかったのですが、今はかなり建っています。
近所の家に地盤改良の有無を確認したところ、全てが同じHMで建てていて、その会社は地盤の良し悪し関係なく、地盤改良が標準を売りにしているので、実際必要であったかはわからないそうです。

今回の土地に関しては、アドバイス頂いているように、強さにばらつきがありそうですよね。不同沈下なんてしてしまったら、地盤改良の金額どころの話じゃなくなってしまいますよね。。。

アドバイスして頂いたように、安全第一で、改良の話を進めていく事にします。
ご丁寧にお答えくださってありがとうございました。

お礼日時:2008/09/19 22:53

『判断』についてですよね。


私の場合は、地盤調査会社に判断させます。
ようするに、改良工事が必要か否かは、専門家に任せます。
もちろん事故が起これば、設計者の責任になりますが、その一端は専門業者にもあります。その辺を十分業者に説明(脅して)して判断させます。『御社(地盤調査会社)が補償できる範囲で、改良が必要か否かを判断してください』といつも言っています。
デメリットとしては、必要以上の改良を言われることがありますが、地盤改良は必要以上位が丁度いいのではないかと思っています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
安全をとって、必要以上の方が良いですよね。
地盤調査の方に相談したところ、やはりスウェーデン式サウンディング試験だけでは判断できない部分が多くあると言う事で、難しい判断といわれました。
調査会社に安全性を考慮して判断してもらうように、お願いして(脅して)みます。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/19 10:35

質問者さんは設計者の方でしょうか?


仕事の内容、やり方をこちらで相談されても、誰も責任は取ってくれません。
幾ら意見を聞いても最終的には設計者の判断で、責任も持たなくてはなりません。

私も意匠系の設計者ですが、構造設計は全て外注しています。
何年も強力して頂いている構造専門の建築士が何人か居ます。

ご自身で判断が付かないなら、しかるべき費用を支払っても信頼出来る構造設計者を探してでも相談をすべきと思います。

ここで相談すべき内容ではないと思います。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
おっしゃる通り、構造専門の建築士さんに相談するのが一番ですね。
今回は友人からの依頼と言うことで、予算も全くなく自分自身の設計監理料もわずかで、外注したりする余裕がないため、自分で何か計算できたらと思ったのですが、何かあった場合、自分が責任取らなければいけない事を考えると、費用がかかっても専門家にまかせる事が大事ですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/19 10:27

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