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村上春樹の「ノルウェイの森」を読み返しました。最後の「僕はどこでもない場所の真ん中から緑を呼び続けていた」の深層の意味がよくわからないのですが理解されている方おられますか?

A 回答 (3件)

解釈は色々ありますし、こうだというものはありませんけどね、


直子との関係は彼の内側世界の体現。
緑との関係は内的世界からの回復、外側の世界の象徴なんでしょうね。
直子が自殺して、僕に悲しみが訪れ、最後にレイコさんが霊界からの使者のように死んだ直子の服をまとってこの世界にやってきて、僕に許しのようなものを与える。そして彼自身がその試練を整理し乗り越え地獄を通過した何処でもない場所から緑に電話する所で小説は終わってますよね。内側世界からの回復という重いテーマですが、方向性は伝わってくる何度も味わいたい作品ですよね☆
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 村上春樹が言うには、個人の解釈に任せるとのこと。


貴方の今の価値観で良いと思います。
また読み返したときに、今度は「こう」思ったと思えますし。
 作家は答えを言わないですし(答えなんて用意してない作家もいますし)、個人の自由で良いとは思います。

 自分の意見としては、「僕」が死・別れなどを通じて、重い虚無感に急に襲われたと受け取っていますが(まぁ、中学の頃に読んだので、そんな感じですね)。
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直子側の人間であった主人公が、彼女を失うことで自分の居場所をも見失い、緑に救いを求めている、とぼくは解釈しています。

元の居場所とは何か、それは未熟さや繊細さゆえに内向し、社会や他人とは精神的な距離を置いた世界ではないでしょうか。


過去ログも参考にしてください。

ノルウェイの森の終わり
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3579799.html
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