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来年度、卒論でひとり作家を選び、その作家の作品について様々な研究をします。
しかし…日本文学を専攻しているのに、近代文学ってつまらないような気がして今までほとんど読んだことがありません!なので、どの作家を選んでいいのか困っています。
おもしろい作品に出逢えたらいいな、と思うので、おすすめがあればぜひ教えてください。

A 回答 (11件中1~10件)

 どの辺りから、近代文学に分類されるのかが分からない程度のものです、はじめまして。


私も日本文学が苦手です。内輪のことをぐだぐだ言っていて、スピード感がないのがまずいやですね。でも、梶井基次郎の「檸檬」はいいです。ものすごく短い作品ですがキレが違います。「闇の絵巻」なども気に入ってます。対象から距離をとっていたくせに、一瞬間合いが縮まる感じが巧いと思います。
 それから、坂口安吾もひねくれた感じで、バサバサ斬ってて気分爽快です。「堕落論」。
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私は萩原朔太郎で卒論を書きました。


作品選びというより方法かもしれませんが、処女作を書くまで従兄とのやりとりを扱いました。

やりとりというのは、一般に尊敬する作家に作品への跋文(前書きみたいなもの)をもらったり等、作家同士の個人的な事件といったもので、全集にも書簡として残っています。
作品に影響した有名なエピソードの作品内での扱いと、実際との違いとかもあるようですので、扱ってみては?
#9さんのいう自分の経歴に似た人というのは私も同感です。
萩原朔太郎は北原白秋、室生犀星、芥川龍之介、江戸川乱歩などと書簡のやりとり?をしていました。
個人的に、近代作家はキリスト教をどう処理したかでその態度が割れてるのではないかと思います。

参考URL:http://ge.nii.ac.jp/
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近代と言うより現代かも知れませんが、


存命の作家を網羅し数値的に評価した
福田和也『作家の値うち』が参考になるかも知れません。
私はむしろ山崎豊子や林真理子などの女流には「よく勉強した」という感じしかしません。
頑張った「第三の新人」のうちで
一冊を挙げるなら北杜夫『楡家の人々』。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-sea …
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近代文学は、その人の経験が大きく関わってくると思うんですよ。

その時読んでもつまらなかったのが、後になって面白くなったり。
例えば私は留学経験があるのですが、その期間以前は全く面白くないと思っていた夏目漱石を、漁る様に読み尽くしました。まずは自分の経歴に似ている人を選んでみることをお勧めします。

近代をどこからと定義するのか分からないのですが、一応明治以降ということで。日本文学専攻ということは、文章を読むのはお好きですよね? ならば、私も愛書家としていくつか私的なアドバイスを。
●三遊亭円朝ーーもし近代以前がお好きなら、近代文学導入として読んでみるとよろしいかと。落語や歌舞伎の台本を小説風に書き直したものです。言文一致の先駆け。
●田山花袋・太宰治・芥川龍之介ーーここら辺はオーソドックスですが、卒論をこなすための手段としてはもっとも取り組みやすいと思います。
●海野十三・渡辺温・夢野久作ーー話の展開を研究したいならばどうぞ。SFや推理っぽくて、短編も多いので気晴らしにもできます。
●夏目漱石・井上ひさしーーこれくらいになると、もうとてもライトに読めます。前者は研究者にも人気ですし、後者はまだ元気に活躍してらっしゃいますし、研究材料には事欠かないと思います。

それから、名前を忘れたのですが、最近問題になった癩病(ハンセン病)の患者で作家の方がいます(もう亡くなってますが)。もし社会面から作家を選びたいのでしたら、ホットな話題ですからお勧めします。
もしよろしければ、著作権の切れた作品を無料で読めるサイトを紹介しておきます。ここでは検索も出来ますからvv

では、長々すいません。

参考URL:http://www.aozora.gr.jp/
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私は宮沢賢治について卒論を書きました。


特に作者の気持ち(心理的なもの)を研究できるものがいいなーと思った結果、彼の『銀河鉄道の夜』を取り上げて、”幸せとは何なのか”という『賢治の幸福論』について書くことに落ち着きました(『注文の多い料理店』『よだかの星』も取り上げました)。
子供でも楽しめるし、大人になっても楽しめる。よくよく読んでみると考えさせられることもたくさんあります。
ということで、私のおすすめは宮沢賢治です。

ちなみに友人たちは、同じく宮沢賢治の『注文の多い料理店』、太宰治の『人間失格』、作品は忘れてしまいましたが、遠藤周作を選んで卒論を書いていました。
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なにが面白いか人それぞれですが、たとえば・・



永井荷風
泉鏡花
内田百閒
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私の好みから言えば、日本の近代作家は「夏目漱石」に尽きます、ハイ!! 宮沢賢治も太宰治も、谷崎潤一郎も樋口一葉も、島崎藤村も芥川龍之介も、志賀直哉も森鴎外も、それぞれに魅力的ですが、漱石には及びません。

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では、私は文学部卒として実際的(?)なアドバイスをさせていただきます。



今まで読んできた中で一番好きな作品をピックアップするのが一番だと思いますが、
面白かったものがひとつもないのでしたら、#2さんが紹介しているような自然主義文学の作家や、三島由紀夫のような、「文学」として考察しやすいものを選択するのも手ではないでしょうか?
面白くても大衆小説としての面が強いものはそこから文学として語るべき部分を抽出するのが大変でしょうし、卒論は長いのでネタ切れの心配もありますから・・・

日本文学を専攻しているということは、近代文学が嫌いでも古典などは好きなのでしょうか?
自分が好きな古典に影響を受けている近代文学の作家を選ぶのも面白いかもしれませんね。
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こんにちは。



文学部卒などではないのですが、「面白い作品」という点だけでアドバイスします。

個人的には「太宰治」を推します。
エッセイだったり、おとぎ話だったり、戯曲だったりと形式にこだわらず、色々なものを書いています。
そしてほとんどの作品に他の作家にはないユーモラスな部分にとんでいるということです。

彼の作品を全て読んだら、引き出しの広さに驚かれるでしょう。

作家選びに苦戦しているのであれば、短編などを読みあさるのもいいかと思います。

ではでは。
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最初に疑問。


卒論のゼミ分けの時に、自分の希望の教授(=興味のある分野)には入れなかったのでしょうか?
普通だったら、余程人気のある先生でないと、
自分の希望する教授のゼミに入ることができますよね?
それなのに、なぜつまらないと思っている近代文学を専攻してしまったのでしょうか???

それはおいといて……。
近代文学……私も苦手です^^;
#1の方が書かれているような現代文学になれば好きなんですけど。

そんな私が唯一楽しんで読めるのが、
自然主義の作家の作品です。
島崎藤村とか、田山花袋なんて大好きな作家です。
短編小説も結構あるので、
1度読まれてみてはいかがでしょうか??
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